資金繰り表をつくるメリット<No 1609>
<セミナー・コンサルティング情報>
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資金繰り表は、大きな会社・儲かっている会社だけじゃない
独立して事業を営んでいるかたには、資金繰り表づくりを勧めています。
資金繰り表というと、そこそこの規模の会社じゃないとつくらないと思いがちです。
独立直後、仕事をとるだけで精一杯のかたもいらっしゃるかと。
ただ、どんなに小さな事業であれ、営業活動を多少緩めてでも、資金繰り表をつくるメリットはあります。
資金繰り表をつくるメリット
お金の流れが把握できる
資金繰り表をつくるのは、規模が大きな会社や儲かっている事業だけではありません。
お金が乏しい事業こそ、資金繰り表をつくるメリットはあります。
それは、自分の事業がいつまで続けられるのかがわかるから。
どれだけ売上が増えていても、お金がなければ事業を続けることはできません。
逆に、売上が減っていても、お金があれば事業を続けることはできます。
となると、売上を増やす営業活動を行いながらも、お金の流れを把握しておくのは大事なこと。
そのお金の流れを知らせてくれるのが、資金繰り表です。
なんとなくわかっていても、数ある取引すべて把握するのは難しいもの。
これは、税理士やコンサルタントも同じです。
事実に基づいた数字をしっかり資金繰り表に落とし込んで、はじめてお金の流れを把握することができます。
こうしたお金の流れは、試算表や決算書だけではわかりません。
試算表や決算書は、商いの結果を知らせてくれますが、お金の流れを把握するには向いていません。
いくらお金が使えるのかわかる
資金繰り表をつくっていれば、近い将来、どれだけのお金が残っているのか予測を立てることができます。
この予測、最初は絵に描いた餅でもいいのです。
わからなければ、とりあえず前期ベースの数字を入れておき、確定している取引があれば、その部分だけ数字を入れ替えます。
月別の試算表に資金繰り表をリンクさせていくことで、先々の月末残高が把握できるようになります。
もちろん、前期ベースなので概算ですが、概算でもつくることに意義があります。
期首から一ヶ月目だと、実績がひと月に対して予測が11ヶ月。
ただ、月日を追うごとに実績と予測の割合が逆転します。
数ヶ月後の現預金残高を把握していれば、今、どれだけお金を使えるのがわかります。
借り入れのタイミングがわかる
資金繰り表をつくることで、仮に、数ヶ月後の資金ショートが判明したら、融資の依頼が早めにできます。
事業が終わってしまうのは、売上がなくなるときではなく、お金がなくなるとき。
多少、業績が悪くなったとしても、先々の資金に余裕があれば、焦ることはありません。
資金繰り表は3Dマップ
資金繰り表どころか、日々の経理や試算表づくりもままならない方もいらっしゃるかと。
ただ、日々の経理や試算表なしで事業を営むことは、地図を持たずに航海するのと同じこと。
試算表が2Dマップなら、資金繰り表は、より高精細な3Dマップといえるでしょう。
資金繰り表をつくることで、見えない景色が見えてきます。
<編集後記>
11月21日月曜日
5時起床後ルーティーン
メルマガ執筆、ペース走 36分、W杯カタールvsエクアドル、法人中間決算、年末調整。
午後、整体でカラダのメンテナンス、ブログ更新。
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