在庫リスクと品揃えの兼ね合い。強みができるまでの定石<No 1616>
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「これで食べていこう」
独立するにあたって、「これで食べていこう」と思えるものがあるか?
その業界でやっていこうと決められても、光る品が誰にでも見つかるわけではありません。
独立前の私がそうでした。
そうしたときに1つ、2つ、3つと品揃えを増やすかどうか。
品揃えを増やした場合、モノの仕入れがある事業だと冒頭の筆のように在庫を抱えることになります。
在庫を抱えると、仕入れたときにお金はすでに出ていっていますが、売上として回収することはできません。
資金が減った状態が続くと、資金繰りにも影響してきます。
在庫リスクと品揃えの兼ね合い
在庫を抱えることによるリスク
商品の在庫は、資金繰りに関していうと、極力抱えないほうが良いもの。
ただ、Amazonなんかは、売れ筋の商品だけでなく、細く長く売れ続けるロングテール商品を在庫として抱えることで、多くのユーザーから支持されています。
多くの売れない商品を長く保管するには、巨大な倉庫が必要となり、それができるのは資金力のある組織だから。
フリーランスや零細企業が、多くの在庫を長く抱えるとリスクが生じます。
倉庫を借りるとなると家賃はかかりますし、資金の回収も遅くなるわけです。
ただ、冒頭のお店のような自宅兼店舗であれば、保管場所に経費はかかりません。
また、小さな組織であっても資金力があれば、在庫を抱えていても問題ないこともあるでしょう。
では、モノではなくサービスだとどうなのか?
サービスだと在庫として保管する倉庫は必要はありません。
ただ、サービス業ならではの在庫リスクはあります。
品揃えが多いことによるメリット・デメリット
サービス業でも、在庫リスクがまったくないわけではありません。
たくさんのサービスを抱えることにより、よろず屋感が出てしまうこと。
何でもできるが故に、スペシャルな強みがないと思うわれてしまうリスクがあります。
依頼するお客さま側からすると、同じサービスであれば、より専門的にやっている人に頼みたいと思うのが正直なところでしょう。
では、サービスを提供する側は、なにがなんでも専門特化しないといけないのか?
特化できるにこしたことはありませんが、誰にでもできることではありません。
もともと無いのが普通でしょうし、見つけるのは簡単ではなく。
1つずつ品揃えを増やしていき、そこから得意なこと、自分に合っていることを磨いていき。
お客さまから求められたことを、メインのラインナップに仕立て上げていくのが定石でしょう。
簡単ではありませんが。
閃いたことはなんでもやる
強みがあると、それに越したことはありません。
とはいえ、最初からサービス1つで勝負するのは難しいもの。
とりあえず、やりたいこと、頭に閃いたことは何でもやってみるのが大事でしょう。
<編集後記>
12月1日木曜日
5時30分起床後ルーティーン
メルマガ執筆、月初自分の経理、中間決算、法人10月決算。
午後からブログ更新、閾値走。
あとは、W杯三昧。
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