DXが組織で進まないときのボトルネック解消法<No 1544>
<セミナー・コンサルティング情報>
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糸電話のごとく伝わらない
DXと一口に言っても、自営(ひとり)なのか組織なのかで、やり方が大きく変わってきます。
ひとりだと、DXとまではいかなくとも、
- デジタイゼーション(IT導入・自動化・省人化)
- デジタライゼーション(業務内・部署内での情報共有)
まで進めていけば概ねゴールと言えるでしょう。
組織でも社員が数名程度ならトップダウンで話が進みますが、2桁以上になると糸電話のごとく伝わりません。
組織でDXが進まない場合のボトルネックを挙げてみます。
DXが組織で進まないときのボトルネック解消法
担当者任せ
DXセミナーを開催して、DXについてのご相談を受けることがありました。
話を聞くと、担当者任せであることが多く。
トップがその気になって担当部署をつくっても、担当者を含めた全社員にその意図や思いが伝わっておらず。
DXは、担当部署をつくれば勝手に進むわけではありません。
ビジョン(ゴール)やミッション(ゴールに至るまでの過程)を示して、共感を得るところからスタートします。
担当部署とはいえ、専任であればそれなりの時間をとれますが、従来業務と兼任だと集中してDXに取り組むのは難しいでしょう。
DXのゴールは自分(自分たち)で決めるのが鉄則であり、そこを外部に任せてしまうと主体性がなくなります。
ここでいう外部とは、
- 社内会議をファシリテートする人
- データ分析のプロ(AI企業)
の2つ。
データのプロに依頼するのは、基本的なIT導入やゴールが鮮明になってからで遅くはなく。
ゴールの設定が難しければ、まずは、社内会議の進行役ができる人を外部に依頼します。
(とはいえ、あくまでも社会会議の進行役)
社員数名の組織の場合、DX専任を置くのは難しいでしょう。
この場合、他業務兼任が現実的ですが、DX担当が育つ環境づくりが大切です。
外部任せ
DX担当を社内に置かない、あるいは置いたとしても名ばかりで、ほぼ外部に任せる。
そうなると、なんとなくDX化が進んでいきますが、社内に知識が蓄積されずDX担当が育ちません。
よく見かけるのが、旧タイプのオフコンやレセコンなどを、新しい機種に変えることなくずっと使っているケースです。
違うメーカーの機種に変えようにも、顧客データを社内で移し替える技術がないので放置しています。
それなら一歩踏み込んで、他社データを自社データに移し替えることができるベンダーを探せばいいいのですが。
日々の業務に黙殺されて新たなベンダーやサービスを探す時間がありません。
こんな感じで、DXの初期段階であるデジタイゼーションを外部任せにしていると、その先に進ません。
すべてを外部任せにするのではなく、知識や技術が自社に蓄積される環境づくりが大切です。
小さくはじめる
DXは、資本力がある大きな会社だけのことではありません。
お金をかけても、使い方が間違っていれば無用の長物となります。
データを使うことだけがDXではなく。
専門家にお願いする前にできることは山ほどあります。
データや専門家といった大きなことでなく、まずは、小さくはじめること。
紙の資料が残っていれば、ペーパーレス化からスタートするのもいいでしょう。
セミナーでは、こういったお金をかけずにできる小さなことをお伝えしています。
<編集後記>
8月16日火曜日
4時30分起床後ルーティーン
ジムでトレーニング&ラン8km。
7月決算、訪問準備。
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