天ケ瀬100の失敗談・ その参 Garmin GPSのモードを変える＜No 1879＞

）アイキャッチは、レース直後のGarmin。「93時間休みなさい」と言ってます

5月17日に出場した天ケ瀬トレランレースの80km。

完走とはならず、4周・64kmでリタイアとなりました。

それでも、この失敗から多くのことを学ぶことができました。

その１つがGPSです。

これまで、フルマラソン、トライアスロン、トレイルランニングのレースでは、GarminのForerunner255を利用してきました。

レース中にバッテリーが切れることはありませんでしたが、今回は20時間にも及ぶため、もってギリギリだと思っていたのですが。

結果として、15時間30分でバッテリーが切れ、データが途絶えてしまいました。

本来であれば、長時間利用可能なスマートウォッチに買い替えるのが理想ですが、安くはありません。

そのため、今持っているものでどうにか利用できないか調べたところ、いくつか方法があることがわかりました。

GPSモード変更

Garminのスマートウォッチは、レースモードにするとGPSで常時衛星と接続している状態となり、通常の待機モードよりもバッテリーの消耗が激しくなります。

そのため、GPSの感度を緩めることで、バッテリーの消耗を抑えることができます。

Forerunner255のGPS設定ごとのバッテリー持続時間は以下の通りです。

• マルチGNSS マルチバンド: 16時間
• マルチGNSS: 25時間
• GPS: 30時間
• UltraTrac: 54時間

購入時のままだと、「マルチGNSS マルチバンド」になっています。

マルチバンドは、複数の衛星を頼りにして、かつ、もっとも感度がいい状態なので、最大で16時間しか持ちません。

今回、私はマルチバンドにしていたので15時間30分でバッテリーが切れてしまいました。

公表の16時間と30分しか違わないので、よく頑張ってくれたほうでしょう。

この設定を「マルチGNSS」や「GPS」に変更していれば、今回のレースでも最後まで記録できたでしょう。

買い替えのタイミング

では、トレランレースで、今後どこまでこのForerunner255でいけるのか？

100kmのレースになると制限時間が20時間を超えてきます。

• North KYOTO　100km　22時間
• OSJ KAMI 112km　25時間
• 志賀高原　100km　26時間
• 大文字　100km　26時間
• OSJ御嶽　100km　20時間

通常のGPSモードだと30時間持つので、100kmまでは255でもなんとかいけそうです。

それでも、100km目指すとなったら、その次の100マイル（160km）も目指したいでしょう。

100マイルのレースになると、40時間を超えることがあります。

そうなると、Garminだと、

• Enduro 3
• fēnix 8
• fēnix 7

あたりのエンデュランスモデルを検討しても良いかもしれません。

このあたりはどれも10万円超えなので、懐具合との相談にはなりますが。

255でも、UltraTracモードだと54時間持つので、エンデュランスモデルはいりません。

もちろん、GPSの感度は弱まりますが、コースマーカーやボランティアの方が配置されているレースだとロストする確率は低いでしょう。

ライト省エネモード

気になった点として、夜間走行中にライトが常に点灯していたこと。

通常は腕を上げると自動的に点灯するモードになっているはずですが、常時光っていたため、バッテリーが通常以上に消耗してました。

暗闇の中では見やすかったものの、このライトの点灯を抑えることができれば、もう少しバッテリーが持ったのではないかと感じています。

「設定」→「ディスプレイ」で、「アクティビティ中」のなかで、

• タイムアウトを最小の4秒に
• 輝度を最小の5%

に変更しました。

今回は、トレランレースでのGarminバッテリー消費を節約するための機能についてご紹介しました。

ランニングやトライアスロンからトレランに入って、GarminのForerunnerお持ちのかたは多いでしょう。

Forerunner255以上であれば、GPSの精度を落とせば80kmや100km・100マイルも可能です。

GPSの精度を落とさずに100kmや100マイルを目指すとなると、エンデューロモデルを検討するのが良いでしょう。

＜編集後記＞
6月1日 日曜日
7時15分起床後ルーティン、請求書作成。
午後から家族で買い物、娘と実家でバトミントン、月初自分の経理。