値付け

税理士が顧問料アップをお客さまに伝えるタイミングと基準<No 1922>

yujiro

)アイキャッチはお裾分けでいただいた北海道産とうきび(とうもろこし)

料金はどうやって決める?

税理士がお客さまの仕事を受ける時に、料金をどうやって決めるか?

あらかじめ料金表を作っている人なら、その料金表を見て決めればいいわけです。

紙の料金表でもいいですし、ホームページに料金表を掲載していれば、それを見ながら決めるのもいいでしょう。

中には料金表を作っておらず、毎回お客さまに合わせて見積書を提示して決める方もいらっしゃいます。

私は前者で、紙の料金表を作っていますし、ホームページにも掲載しています。

この料金表は、一度作ったらずっと同じではなく、定期的に改定するものです。

仕事を請け負ったものの、やってみて「厳しいな」と感じたら、すぐに料金改定しています。

ただ、料金表を変えるのはすぐでも、お客さまにすぐに伝えるかというと、そうではありません。

単発のお客さまは別にして、節目の決算で料金アップを提示するのが個人的は多いです。

ただ、急成長した会社だと、今の条件では、現状維持できず引き受けることができないといったとき、料金アップを税理士側から言い出せるか?

税理士が顧問料アップをお客さまに伝えるタイミングと基準

顧問料アップの要因

どういったことが原因で顧問料アップをお願いするか?

  • 売上が増えた
  • クレジットカードが増えた
  • 社員さんが増えた

こういった数字が増えていくにつれて取引の量が増え、そして、税理士側の業務量も必然的に増えます。

売上規模を基準に顧問料を決めている税理士さんは多かと思いますが、売上が少なくても業務量が増えることはあるので、売上以外の項目も料金表に加えておきたいところです。

実務で経験したら、そのまま、料金表に加えています。

顧問料アップのタイミング

料金アップするタイミングといえば、通常であれば決算のときが多いかと思います。

今回はこれでやったけれども、「来年度はどうされますか?」というのが一番言いやすいものです。

ただ、そこまで待てないときもあります。

待っているとこちらが潰れてしてしまうほどのとき。

お客さまにも迷惑がかかってしまうので、なるべく早いうちにお伝えした方がいいでしょう。

顧問料を上げる数値の基準

決算まで待たず、期中であげるときの基準として、次の数値が挙げられます。

急成長して、売上や社員さんが急増し、取引量が格段に増えたとか。

複数事業をスタートしたとか。

あとは、クレジットカードが2枚、3枚、4枚と増えたり。

そういった数値を料金表に加えたうえで、値上げを打診します。

独立後、料金表をつくるのが難しければ、

  • 勤務時代±いくら
  • 他の税理士のHPを参考にする
  • AIに聞いてみる

のもいいでしょう。

あとは、自分でやってみて走りながら考えます。

自分でやってみて、「厳しいな、失敗したな」と思ったら値上げして直していけばいいでしょう。

最初から高めにすると来てくれないので、少し安めにして、いくつか成約があれば、徐々に上げていくのがよろしいかと。

経理を請け負うか?

通常、税理士の場合だと、経理そのものをお客さまから請け負うというよりは、入力業務を請け負うってのが多いでしょう。

これも、多くは顧問料に込みで請け負うことが多いですし、別にプラスしていただければありがたいことです。

私の場合、入力業務をやると大きく謳っていませんので、実際のところも日々の顧問に関してはやっていません。

今回、非常に忙しくされてるお客さまから経理の打診がありました。

ただ、売上・社員数・事業の数、データ数、いずれも過去請け負った案件を大きく上回っていたので、まずは、会社側に経理のかたを採用してもらうようお願いしたのですが、採用されずにこちらに経理の打診があったという経緯です。

受けるとなると、通常の顧問業務の範疇から外れて、会社経理の業務量になると判断したので、経理の料金体系をつくって提示しました。

顧問とは別に、松竹梅7・9・11万というかたちで。

パートさん雇ったら月額これくらいになるでしょうし、正社員と比べたら1/3から1/2です。

結果、顧問も含めて別の税理士さんへ移っていかれましたが、互いにそれで良かったと今は思えています。

料金表は定期的に更新

今日は顧問料アップの基準とタイミングについてお伝えしました。

顧問料アップを伝えることによって、契約自体打ち切られてしまうリスクは少なからずあります。

故に、伝えにくい、センシティブな取り扱いではあります。

だからといって、自分の時間と精神を犠牲にして続けることでもありません。

そのためにも、合わないと感じたら、料金体系を変える、料金アップを伝える、解約をお願いするといったは必要でしょう

料金表は一度つくって終わりでなく、定期的に更新していきましょう。

<編集後記>
8月23日 日曜日
ジムでトレーニング&ラン45分(トレッドミル)

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