Garmin GPXデータでトレラン・バイクコースを可視化するメリットと設定方法<No 1857>
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Garmin GPXデータでトレラン・バイクコースを可視化
運動するときにあると便利なのがスマートウォッチ。
時間や走った距離は当然のこと、心拍やペースも知らせてくれるので、自分に合った状態をそこから導き出すことができます。
ジョギングやマラソンであれば、これだけでも十分なのですが、トレイルランニングあたりになると、
- 残りの距離
- ゴール到着時間
- 残りの獲得標高
といった、さらなる情報が欲しくなります。
そこでたどり着いたのがGPXデータを活用すること。
トレランするようになって、何度かこのワードを目にするようになり、単なるマップデータだと思っていたのですが違いました。
私が欲しかった情報を走行中にリアルタイムで知らせてくれるのです。
昨日、実際に使ってみたので、その詳細についてお伝えします
メリットと設定方法
ゴールタイムがわかる
まず、びっくりしたのがゴールタイムがわかるということ。
昨日、須磨から三宮まで20kmのトレラン練に出かけたのですが、スタートしたら次の表示になりました。
このペースだと、トータルで5時間13分かかりますと。
想定時間よりも遅いのですが、須磨のスタート直後は上り坂、全体通じて遅い区間なのでそれほど外れていません。
結果的に4時間半で走り終えるのですが、遅い区間と速い区間を加味した精巧な計算であることがわかります。
こうしたデータが見られると、「平坦は走って頑張らないと」といった戦略を練ることができるので便利です。
今、気づいたのですが、ここに「到着時刻」も表示されていました。
ずっと見ていたのですが、上の目的地時間ばかり見ていたのと、下の表示はペースだと勘違いしていました。
このとき、上の目的地時間は、トータルでかかる時間だと思って走っていたのですが、走ってる途中でどんどん時間が短くなったので、「ペースが上がってゴールが早くなった」と勘違いしていたのですが。
これも、その地点で、「ゴールまであとどれくらいかかるのか」の時間で、当初の思いとは違ってました。
間違った理由の一つとして、表示スクロールが速すぎたのもあるのでしょう。
この機能を使うときは、スクロール速度を標準にしたほうがいいですね。
2つの機能のメリットは、今のペースが、自分の設定ゴール時間に対して合っているのかがリアルタイムでわかるということ。
トレランの制限時間は結構タイトな設定なので、この機能があれば時間内での完走率が上がるのは間違いないでしょう。
フルマラソンでもあれば便利な機能です。
これまで、走りながら頭のなかで考えていたので、これがあると思考にエネルギー使わないので省エネになりますね。
後半になると、到着時刻が1時間前倒しになりました。
コース逸脱がわかる
設定したコースから逸脱すると、アラートで知らせてくれます。
ジョギングやマラソンでコースから外れることは少ないですが、トレランだとしょっちゅうあるわけです。
実際、私はひとりで走るときは、一日に二回はコースから外れてたので。
すぐに気付けばいいですが、結構な距離を下りてから気づいて、また上ったこともあります。
コースマップを表示してくれると、すぐにコースから外れたことがわかります。
トレランレースは、きっちり標識やサポートがあるレースと、まったくなしで「自分でなんとかして」といったレースもあるので、このタイミングで知れて良かったなと。
リアルタイムで獲得標高がわかる
最後は、リアルタイムで獲得標高がわかるということ。
全体でどれだけ上るかはわかっていても、この機能なしだと、レース中や練習中、あとどれぐらい上るかはわかりません。
レースでも、サポートの人から残りの距離を知ることができても、標高までは知らせてくれないので。
事前にGPXデータを取り込んでおけば、リアルタイムでどれだけ登ったのか、そして後どれだけ登るのかというのが一目瞭然で分かります。
スタート直後の表示だと、79m上って、あと1,118mあるのがわかります。
ゴール近くになると、すでに1,097m上って、あと316mあるよと。
トータルの数値がなんで変動してるのかわかりませんが、この機能、あるとないでは雲泥の差です。
GPXデータの使い方
GPXデータの設定方法は2つあります。
1つめは、レースの公式のサイトからダウンロードすること。
私が2024年に走ったFairy trailだと、こんな感じでサイト上に提供してくれています。
このデータをダウンロードして、スマートウォッチのサイトで取り込みます。
私はGarminを使っているので、Garmin Connectでダウンロードすることができます。
PCで自分のアカウントに入って、「トレーンングと計画」→「コース」を選びます。
スマホアプリではできないようです。
そこからデータをアップロードします。
アップロードすると
取り込んだら、下の方に「デバイスに送信」ボタンがあるので、それをクリックすると
自身のスマートウォッチにデータが転送されます。
念の為、スマートフォンのGarmin Connectを時計と同期させます。
Garminの右上のボタンで「トレイルランニング」を選択、ここで左の真ん中のボタンを長押しすると設定画面「ナビゲーション」が表示されるので、そこで「コース」を選ぶとFairyのデータが入っていました。
レース当日にこのボタンを押せば、上で挙げたレース環境に即したデータが表示されます。
もう一つのケースとして、以前、仲間に連れて行ってもらったコースを自分一人で走るとき。
GPXデータがあれば、そのデータを使ってナビゲーションしてくれます。
Garminだと、走ったデータを表示したあと、右上の設定ボタンをクリックし「コースをデバイスに送信」で時計に送ることができます。
あとは、これまでのやり方と同じですね。
今回はトレイルランニングについてお伝えしましたが、ロードバイクで山の練習を行く前に入れておけば、コース離脱することなく快適に進めるでしょう。
ナビ機能のあるとサイクルコンピューターだと10万円近くします。
GPXデータをスマートウォッチで利用すれば、サイコンを新調しなくても済みます。
モチベーション低下を食い止める
GPXデータの利用についてお伝えしました。
知ってるか知らないかだけなのですが、知っていればコースを離脱することなく、安全に走ることができます。
残りの距離や標高といったデータを知ってるだけでモチベーション低下を食い止めることができるしょう。
新たに設備投資がいらないのもメリットですね。
<編集後記>
1月13日 月曜日
朝からトレラン練で須磨から神戸三宮へ。
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