独立するときのボトルネックと独立に向いている人＜No 1752＞

独立するときのボトルネック

会社勤めで独立を考えている場合、すんなりと独立できるかどうか？

• 独立しても食べていけるのか？
• 家族の同意が得られるか？

この二つがもっとも大きなネックでしょう。

食べていけるかどうかは実際にはやってみないと分かりません。

独立に向いている人

独立しても食べていけるのか？

自分が今いる業界・職種で、先に独立している人を見てみます。

そうした先輩方を見ていれば、実際に食べていけてるのかどうか、ある程度はわかるでしょう。

これまで会社に天引きされていた給料から、お客さまから直接もらえる売上に変わるのですから、やった仕事に対する報酬は確実に増えます。

とはいえ、独立したといえでも、元の職場や元請けからの外注だと、やってることはそれほど変わりないかもしれません。

勤務時代と同じく、元の職場や元請けからの干渉を受けるのだと、独立しても窮屈さは勤務時代とそれほど変わらず。

独立したものの続かずにやめてしまって勤務に戻るかたもいらっしゃるかと。

色んな人、色んなパターンを見て、自分でもやれるのか？

やれるかどうかよりも、やりたい気持ちがあれば、その気持ちを優先すべきでしょう。

その上で、独立してすでに上手くやっている人のマネをするなり、その人に直接聞くなりするのがてっとり速いでしょうね。

独立に向いている人

独立に向いている人を一つ挙げるとするば、

「わからない、という不快感に耐えられるかどうか」

でしょう。

独立前だと、仕事は与えられますから。

与えた側の説明不足で時間がかかることはありますが、調べたらいずれは解決します。

幼少時から義務教育（人によっては大学・院）も同じでしょう。

与えられたカリキュラムをこなしていれば、いずれはゴールにたどり着きます。

もちろん、簡単じゃないこともありますが。

一方、独立後の生き方・働き方は、無数にあります。

今の自分にできること、できないことも含めて。

そのなかで、どの道を選んで生きていくかは自分で決めなければいけません。

頼りにするのは、本やメディア・人からの情報ですが、答えそのものは載っておらず。

結局は、自分が「これかな？」と感じたことを、一つ一つ潰していくしかありません。

仮に、ツールや方法を遂行したとしても、実際にモノになるのは10個あったら1個ぐらい。

お金になるのは、20個やって1個あればいいほうかなと。

これは私のやり方が悪いだけであって、人当たりが良く・要領がいい人だともっと速いでしょうね。

ただ、人当たりも、要領も良くない私が、独立後、多少なりとも仕事を増やしてこれたのは、「わからない」という不快感に耐えてきたから。

この不快感は、仕事やお金が増えれば、多少なりとも減りますが。

まったくゼロになることはないでしょう。

このゼロにならない不快感に耐えられる理由は、それ以上に楽しいことがあるから。

独立後のやりがい・達成感はすべて自分に跳ね返って来ます。

自分で切り開いたという自負は、独立前では経験できなかったこと。

ムチの数よりアメのほうが多いから、今の生き方を選んでいます。

家族の同意が得られるか？

独身であれば両親から、既婚であればパートナーから同意が得られるかどうかは、独立に際して大きな壁です。

勤務時代にそれなりの給料がもらえているのなら、それを手放してゼロからスタートするのはやはり勇気がいるものです。

独り身なら身軽ですが、家族がいれば、その家族の人生にも左右することですから。

とはいえ、人生は一度キリ。

今という時間はもう戻ってきません。

あとでお金で買うこともできません。

本気でチャレンジしたいのであれば、お金の不安をなくすこと。

100%なくすことは不可能ですが、なくす努力をすること。

独立して売上がなくてもやっていけるだけ貯蓄する。

最低三ヶ月、できれば六ヶ月分の生活費。

融資も可能な限り受けておく。

その上で、どの時点で、どのくらいの残高になったら撤退するのかの期限を設定し、家族と話しあっておくのも一つでしょう。

そこまでやって駄目なら納得できるでしょうし。

仮に、駄目でも、いったん仕切り直して勤務に戻り、時期が来たら再チャレンジしても構いません。

先を行ってる人に聞いてみる

独立しやすい業界と、そうでない業界はあります。

職種によってもあるでしょう。

やはり、既に独立している先輩方に聞くのがてっとり速いものです。

私も、独立前に本を読んだり、セミナーを受けたりしていたので、不安はありませんでした。

＜編集後記＞
6月22日 木曜日
5時30分起床、メルマガ更新、You Tube撮影・編集。
午後からブログ更新。