従来の記帳指導に加えて「会計ソフトによる記帳指導」が始まりました<No 609>
<セミナー・コンサルティング情報>
)前月の報告
全体2回+個別2回
昨日の編集後記にもチラッと書きましたが、
「会計ソフトによる記帳指導」が始まりました。
これは、記帳指導担当に選ばれた税理士に、
従来の記帳指導とは別枠で与えられるものです。
以前からこのような制度があったのかと税務署の担当に聞いたところ、
「昨年までは、会計ソフトによる全体説明会を全4回に分けて行っていた」と。
けれど、全体学習では十分な説明が行き届かなかったので、
今年から、税務署による全体説明が2回、
その後に税理士による個別指導の2回に変更したとのことでした。
(所轄税務署・税理士会支部によって方針は異なります)
2回で大丈夫?
既に始まっている記帳指導の対象者は、
税理士関与のない個人事業者に限られています。
税理士1名に割り当てられる対象者は6名で、
1名あたり3回の指導をするのですが、
6名のうち1名だけ4回の指導を行います。
私の場合だと、
- 5名×3回=15回
- 1名×4回=4回
で合計19回です。
どうせなら20回にすれば良いと思うのですが、
全体で何回という予算枠があるのが理由です。
これに対して、10月から始まった会計ソフトによる指導は、
税理士1名に対して8名の対象者が割り当てられます。
1名あたりの指導回数は2回ですので、
- 8名×2回=16回
です。
1回あたりの指導時間は記帳指導・会計ソフトによる両指導共に90分で行います。
両指導が目指すところは、
- 対象者によるe-Taxでの電子申告
- 1がダメなら印刷して自主申告
自主申告も税務署に並ばれるよりも郵送の方が
混雑を回避できるので税務署側には喜ばれるのかもしれません。
一番やって欲しくないのが、「申告会場に並ばれること」とのこと。
(申告会場は概ね税務署とは別の場所にあります)
せっかく予算を設けて税理士による指導を行ったのに、
申告会場の混雑を回避できないとなると予算を活かしきれていません。
一方、伝える側として一抹の不安も感じています。
会計ソフトによる指導はまだこれからですが、
記帳指導を一周経験して「2回で大丈夫?」かなと。
- 記帳から決算書・申告書を作るまでの壁
- 会計ソフトを使いこなすまでの壁
- e-Taxソフトを使いこなすまでの壁
すでに2回税務署にてソフト会社からのレクチャーを受けているとは言え
マンツーマンではなく全体説明のみです。
年内1回の指導で1と2をどこまで伝えきれるか。
そして、年明けの90分×1回でe-Taxソフトを使って申告までいかに到達するか。
対象となる方の習熟度はそれぞれでしょうが、かなり厳しいミッションだなと。
おそらく、年明けは年内に伝えた1と2のチェックと再指導で90分が過ぎてしまうのではないかと懸念しています。
お互いに消化不良で終わらないためにも、要点まとめたパワポPDFでも作ろうかなと考えています。
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<編集後記>
4時10分起床後ルーティン
午前中、法人決算
午後から、ブログ執筆、保育所お迎え、そのまま二人でインフルエンザの予防接種
大阪市内の小学校ではインフルエンザが既に流行っています。
予防接種は早めにしておきましょう。
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