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税理士業

法人メインの税理士が相続を受けるためにやっておきたいこと<No 1073>

yujiro

Contents

「経験がないからやらない」のか?

独立前に相続税や贈与税いわゆる資産税の経験が多ければ、独立後も携わる機会は多いでしょう。

逆に、独立前の経験が少ない場合、独立後にどうするか?

  1. 法人と所得だけでやっていく
  2. 案件があればやってみる
  3. 税務をやらない

いずれかを選ぶことになるのですが、2の場合、

  • どこで学べばいいのか?
  • そもそも学んだだけでできるのか?

といった不安はあるでしょう。

私が勤めていた事務所は、法人と所得がメインで、相続は年に数件程度でした。

税法の合格科目が法人税だったので、院の論文を相続の財産評価にし、本法・措置法・通達の取扱い、また国税と司法の温度差を学びました。

この程度の私でも今、相続のお仕事をしています。

経験が少なくても、やれないことはありません。

独立後、自分のお客様からの案件や、お問い合わせがあればチカラになりたいものです。

最初から断念するのではなく、どうやって適切な申告をするか。

わからなければ、「教えてもらう」スタンスでいいでしょう。

法人メインの税理士が相続を受けるためにできること

アンテナを張っておく

相続を自分でやると決めたら、相続に関する情報が入ってくるようにアンテナを張っておきます。

すると、新聞・雑誌・SNSに「相続」とあれば、自然と目に付くようになります。

相続税法の改正や、改正前の取り組み、最高裁の判例くらいでも読んでおくのと、
まったく読まないのでは、案件があったときの初動に違いがでます。

一般の方が知っているレベルのことを知らないと対等に話せませんし、
自分自身の気持ちが折れてしまいます。

実務講座を受ける

相続税法の受験経験がなければ、専門学校で実務講座を受けてみるのも良いでしょう。

実務力養成コース

大原だと3ヶ月で基礎・申告・財産評価までやってくれます。

セミナーに参加する

相続が得意な税理士が主催するセミナーはオススメです。

基本がわかっていれば、失敗や成功の事例がたくさんあるセミナーだと頭に入ってきやすいですし楽しめます。

独立してすぐの頃、名古屋で共同開催された相続セミナーに参加しました。

このセミナーに参加したおかげで、その後案件が出てきたら受けようという思いが強くなりました。

現在、共同開催はありませんが、後継セミナーとして植村さんが今も開催されています。

【オンライン】ひとり税理士のための相続税申告入門セミナー

その後、実際に案件が出てきてからは、必要に応じてセミナーに参加しています。

相続実務セミナー@大阪

本から学ぶ

受験経験があれば受験テキストで基本知識は学んでいるはずです。

受験経験がなければ、実務講座で基本を学びます。

基本がわかれば、以降は事例集がオススメです。

実例でわかる 相続に強い税理士になるための教科書

シリーズ3冊すべて捨てずに置いています。

ここ数年相続は改正が多いので、少し前の専門書はその後に改正がないかの確認は必要です。

チェックリスト

実際、相続のしごとを受けたら、早い段階でチェックリストを用意します。

私は、

  1. 相続税の申告のしかた(税務署冊子)
  2. 自己診断チェックリスト(日本税務研究センター)

の二つを手元に置いています。

これに沿って、ご依頼のあった申告に必要なものを揃えていきます。

戸籍謄本や住民票などは、税理士の職権で入手することもできますが、
基本、相続人の方に用意していただくようにしています。

ご高齢で移動が大変な場合は、司法書士の方を紹介します。

判断に迷ったら

判断に迷うようなことがあれば、まずは手持ちの書籍で調べます。

それでも分からなければネットで調べます。

国税庁のHPで条文・文書回答・質疑応答集を確認します。

どんぴしゃの規定や回答がなければ、わかる人に聞いてみます。

このとき、なんとなくわかった状態で聞くと、意図しない内容が伝わったり、
相手の方の回答が理解できないことになります。

条文をダウンロードして、内容を理解し、条文番号で相手の方と話せる状態にしておきます。

私が利用しているのは以下のところです。

  1. 日本税務研究センター
  2. 国税庁税務相談センター
  3. 申告書を提出する所轄税務署
  4. 税理士会 業務相談室
  5. 税理士会 税務・法律審理室

1は、かけた電話で瞬時に回答してくれるのはいいのですが。

あっさり過ぎて心配なときは念の為、他でも確認をとります。

2は、一般の方向けで、税理士とわかると答えてくれない可能性大なので、それとなく聞きます。

顕在化した事案だと理由を付けて所轄税務署へかけるよう促されます。

このあと、顕在化した事案であれば3の所轄税務署へ、そうでないなら税理士会へ問い合わせします。

それぞれ異なる判断がされたことは、これまで一度もありません。

<編集後記>
金曜日
6時30分起床後ルーティン
午前中は相続税の財産評価を。
午後、ブログを書いてからバイク10キロ

土曜日
7時10分起床後ルーティン
午前中、平日聞き逃した実践ビジネス英語
午後から読書「『週4時間』だけ働く」
夜はひとりだったので、J1「セレッソ大阪 VS 浦和レッズ」観戦。

セレッソは、清武中心にいいサッカーしてたので、今後も観ようかなと。

日曜日
6時30分起床後ルーティン
午前中、Zoomで月次ミーティング。2時間みっちりやって声が枯れました。
次回は平常通り平日に。
午後からバイクメンテナンス。前輪後輪はじめて両方外して掃除しました。
チェーンとギアがピカピカです。

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