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税理士業

「クラウドだから楽」「紙だから面倒」とは限らない。2018年分、私の確定申告「覚え書き」<No 714>

yujiro

)所轄税務署にて記帳指導の報告

箱の左隣りにある税理士一覧に、私のフルネームと携帯電話が刻印されたプレートがあります💦

 

 

Contents

一概には言えない

2018年分の確定申告が先週3/15で終わりました。

私自身は13日で終えていたので、残り2日を穏やかな気持ちで
過ごすことが出来ました。

独立前に、こんなことはあり得なかったし、
独立後の過去2年も最終日まで動いていました。

今回、早く終えられた理由を分析すると、

  1. 早く準備して、早くスタートしたこと
  2. 受付期限を決めたこと

の2つが挙がります。

いずれも先進的な技術ではありません。

一方、先進的な技術であるデータ化やクラウド化が
進んだかと言えばそれほど進んだわけではありません。

実際、データ化やクラウド化が進んだのは、
申告したうちの12%に過ぎません。

さらに、このデータ化やクラウド化した案件の方が、
従来からのアナログ的なやり方よりも時間がかかったものもありました。

今回の申告を終えて感じたことは、
「クラウドだから楽だろう」
あるいは、
「紙だから面倒だ」
とは一概には言えないということです。

 

 

2018年分、私の確定申告「覚え書き」

クラウドだから楽だろう

今回、最も勉強になったのは、クラウド会計は諸刃の剣ということです。

うまく使えば便利な道具になりますが、
下手に使えばその刃先は自分に向かって飛んできます。

普段、自分が慣れ親しんでいるクラウド会計であっても、
自分以外の人が1年通じて使ったものを適正にするのは、
少々骨の折れる作業です。

実際、年内にご依頼があり、年末から作業を進めたにもかかわらず、
申告できたのが2月に入ってからというケースもありました。

仕訳けの量が少しなら、こちらでサクッと修正することも可能ですが、
大量だとそういうわけにもいきません。

その場合、こちらは指示に留めておいて先方に修正していただきます。

クラウド会計自体は良くできたソフトですが、
使い方は予め決めておいた方が良いでしょう。

  1. 導入からでないと受けない
  2. 顧問でないと受けない(単発は受けない)
  3. 指示だけに留める(お客様に修正していただく)
  4. B/Sをつけるなら追加料金をいただく
  5. 未払金を1円単位で合わせるかどうか

など。

 

紙だから面倒だ

対して、紙だから面倒なのかどうなのか。

これもピンきりです。

  1. 項目ごと、科目ごとに集計済みである
  2. 科目ごとの集計は済んでいないが、項目ごとは済んでいる
  3. 紙の帳面に記帳にしている
  4. 記帳も集計もない
  5. 記帳も集計もなく、かつ大量のレシート・領収書

 

1 項目ごと、科目ごとに集計済みである

事前に科目ごとの金額を集計してくれていれば、
こちらは決算書に転記するだけです。

過去の数字と比較して異常値がなければ、そのまま申告書に進みます。

実際に一つ一つの取引を確認できないという不安要素はありますが、
年一で請け負うならその程度のリスクは取らざるを得ません。

 

2 科目ごとの集計は済んでいないが、項目ごとは済んでいる

得意先・仕入先、項目別に集計してくれている場合は、
科目ごとにそれぞれの金額を再集計しなければいけません。

電卓を叩くというアナログ要素はありますが、
中途半端なデータ化・クラウド化なら、こちらの方が速いです。

何より迷いの介入がありません。

 

3 紙の帳面に記帳にしている

紙の帳面を預かる場合、

  1. 手で入力するか
  2. 外注に廻すか

の2択です。

今回、ここに該当したのは全体の8%。

それほど多くはなかったことと、繁忙期の平準化ができたので、
急ぐことなく手で入力しました。

ただ、手入力はなくすべき仕事であり、なくなる仕事です。

方法としては、お客様にデジタルへ移行していただくか、
外注に廻すか。

お客様が高齢だと前者は厳しいです。

外注に廻す場合も、手書きの帳面は字の癖があるので、
レシートや通帳コピーに比べて精度が下がります。

今後はその精度も上がるかもしれませんが、
そのうち、他の抜本的な解決策が見つかるでしょう。

そのために、日々アンテナを張っておきます。

 

4 記帳も集計もない

お預かりしたのが、売上にレシートと領収書だけ。

記帳や集計が何もなければ、外注に廻します。

今回、吟味したのは前回利用したSTREAMED

 

と名南経営です。

名南経営は知人に紹介してもらいました。

名南経営のサイトで金額を確認しようとしたら、
「資料請求」しかできず、やむなく選択したところ、
営業さんが自宅まで来ることに。

聞くところによると、名南経営では単発の記帳代行はしておらず、
「MyKomon」という業務インフラに加入するのが条件でした。

MyKomonは、

  • 初期費用 50,000円
  • 月会費  35,000円

の継続課金サービスです。

年中、ガンガン記帳代行するなら別ですが、
そういう方向性でないので見送ることに。

結果、STREAMEDを部分的に利用しました。

 

5 記帳も集計もなく、かつ大量のレシート・領収書

受けちゃいけない仕事です。

やむなくSTREAMEDにお願いしました。

 

 

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目的地をどこにおくべきか?

今回、色んなパターンを経験しましたが、
どれも実際にやってみないとわからないことです。

いい経験をさせてもらったので、覚え書きとしました。

これを踏まえて、次はどこへ向かって行くべきか、
自ずと道は見えてきます。

 

 

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<編集後記>
6時05分起床後ルーティン
午前中、セミナースライド作成、生保来客
午後から、ブログ執筆

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