JDL IBEX 会計で仕訳を一括修正。「入力職人」からの脱却<No 627>
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ひとり税理士もかつては「入力職人」
今から二十年前、私が事務所勤めをはじめた頃、PCのWindows機は少数でDOS/V機が主流でした。
DOS/V機はWindows機に比べるとできることも限られているので、キータッチの反応は速く「入力職人」にはまだ重宝されていました。
この頃、クラウド会計もネットバンクもありませんので、入所した当初はひたすら入力していた記憶があります。
法人50件、個人200件の入力をほぼひとりでこなしていたので、「効率的にやろう」と思う暇さえありませんでした。
JDL IBEX 会計で仕訳を一括修正
そんなある日、きらびやかな最新型の専用機が「職人」である私にあてがわれることになりました。
私の記憶では当時200万は超えていたかと。
そんな専用機でも、年間通してすべて打ち終わった後、同一仕訳の大量修正が見つかると、
ひとつひとつせっせと修正していました。
そして、同じ作業を20年後の今日もあと少しでしてしまうところでした。
「できるかも」と思う気持ちが大事
長年、業界の不効率なやり方が染み付いてしまっていると、無意識のうちに力技でなんでもやってしまいそうになります。
今日、医業の窓口収入が本来、社保診療と自由診療に分かれてなければならないところ
分かれていないことに気が付きました。
理由は、
- 前期まではお客さま側でExcel現金帳作成→こちらでJDLに手打ち入力
- 当期からお客さま側でJDL IBEX出納帳に入力→こちらでJDL IBX会計に取り込み
という流れに変えていただいたからです。
前期まではこちらで手打ち入力していたので、社保と自由はそれぞれ別の科目を使い、
- 決算書の表示も別にする
- 自由が1千万円超えしていないか注意を払う
という流れになっていました。
そして今期、お客さまに作成していただいたデータをこちらで変換したところ、すべて一つの科目で処理されているのがわかりました。
昔の私なら、ここでカチカチ一つずつ仕訳を修正していたところですが、独立依頼の効率化のおかげで、意識が動きました。
「JDLでも一括変更できるかも」と。
一括変更の手順
JDL IBX会計で仕訳を一括変更する場合、元帳画面では操作できないので、仕訳帳を表示させてから行います。
仕訳長の表示はトップ画面上段にある「表示」を押します。
すると、次の画面が出てくるので「借方又は貸方指定」を選択します。
ここで、一括修正したい科目である「窓口収入」を選択します。
(注)ここは単なる科目の選択です。貸方科目でも借方の位置に入力します。
すると、次の画面のように「窓口収入」を含む仕訳けすべてが表示されます。
そして、摘要欄を見ると売上①(社保)と売上②(自由)が混在しています。
このうち、売上②だけを別科目の「自由収入」に一括修正します。
上段「メニュー」で次の画面が表示されるので「仕訳データの検索/置換」を選択します。
そして、次の画面で表示方法を「条件一致データ」にして、
摘要で変更したい「②」を含む仕訳だけに絞り込みます。
これで、「窓口収入」かつ「売上②」の仕訳を絞り込みました。
最後に、これらの仕訳の貸方科目を「自由収入」に変更します。
先程と同じく、上段メニューから「仕訳データの検索/置換」を選択して、
今度は「一括置換」を行います。
「確定」を押したら次の画面になるので、変更前の科目と変更後の科目を入力して確定を押します。
これで、無事に「自由収入」への変更が完了しました。
「そんなこと、わかっとろうが」
JDL関連のブログ記事はPVベスト10に2つ入っています。
どちらも難易度は高くありませんが、知らない人にとってはゼロの知識です。
今日の記事もかつてのブロガー税理士に言わせると、「そんなこと、わかっとろうが」の範疇ですが、それでも過去の自分に伝えるつもりで書いてみました。
<編集後記>
2時35分起床後ルーティン
4時34分から7時まで仮眠
午前中、e-Taxチェック、法人決算業務、ブログ執筆
午後から、池田でミーティング
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