ワードを制する者が、論文を制する。修士論文に役立つ機能<No 105>
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ワードは早めに覚えていた方がいい
修士論文を書くにあたって、私が本文執筆以外に大変だと感じたことは、
- 参考・引用文献の収集
- 参考・引用文献の管理
- ワードの使い方
特に、ワードについては、普段の仕事で使わない「論文特有」の機能があります。
ワードの知識は「知っているか」、「知らないか」で論文執筆に大きな差が出ます。
これらは、M2(大学院2年生)の後半になってから覚えるのではなく、M1もしくは、遅くてもM2の前期までに覚えておくと「時間の効率化」がはかれます。
論文執筆に専念するためには、いかに「雑用」を少なくするかがポイントになります
基本機能でも知らないことはたくさんある
論文執筆で必ず使うものが、脚注機能です。
この脚注機能によって、本文で引用した文献を、脚注で表示することができます。
脚注と文末脚注
ワードの画面上部のタブの中から、「参考資料」の右下にある小さな「↘」を選択すると、次のウィンドウが表示されます。
脚注を選択したあと、「ページの最後」を選択し挿入ボタンを押すと、そのページの下に脚注番号が表示されます。
著者名・文献名などは、その脚注番号の後に、手打ちにより所定の方法で入力します。
これに対して、脚注を「各章」の一番最後に表示したければ、「文末脚注」のあと、「セクションの最後」を選択し、挿入ボタンを押します。
また、論文本体の一番最後に表示するのなら「文末脚注」のあと、「文書の最後」選択します。
脚注が増えると探すのは大変
論文執筆が佳境にさしかかると、脚注の数も100を超えます。
私の場合、脚注の数は、最終的に129でした。
私は、学内の指導から、脚注は「文末脚注」で各章の終わりにまとめて表示していたので、本文を見ながら脚注を確認しようとすると、スクロールをかなりしないといけませんでした。
そこで、偶然出来たことが、本文から脚注への「ジャンプ」です。
ジャンプの方法は、脚注番号を「ダブルクリック」するだけです。
本文の脚注番号をダブルクリックすると、章末の脚注へジャンプします。
また、逆に、章末の脚注番号をダブルクリックすると、本文の脚注番号へジャンプします。
知った後でも、スクロールしてしまっていましたが、ダブルクリックの方が確実に時短になります。
細かいことに結構時間をかけてしまう
知っているか、知らないかで、時間に差がついてしまう簡単なものを挙げます。
- 両端揃え・・・ホーム→段落→配置(本文の両端をそろえましょう)
- 上書きモード解除・・・ins(誤って、上書きになってしまったら)
- ナビゲーションウィンドウ・・・表示→ナビゲーションウィンドウ(見出しの設定が必要)
- セクション区切り(次の章にしたいとき)・・・レイアウト→ページ設定(区切り)→次のページから開始
- ページアップ(早いスクロール)・・・Fn+ページアップ
三人寄れば文殊の知恵
論文執筆をしだすと、独りよがりになりがちです。
しかし、限られた時間で、納得のいくものを仕上げようとするならば、クラス内で「情報をシェアすること」が大切です。
自分だけで情報を独り占めするのではなく、皆で助け合うことが大事です。
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