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論文・大学院

国立国会図書館の遠隔複写サービス。参考文献の収集を効率化<No 103>

yujiro

題目が決まれば文献収集する。収集しすぎて、無駄なことはない

M2(大学院2年生。Mはマスターの略)になると、修士論文の題目が決まりだします。

早い方だと、入学前から題目をあたためている方もいます。

そして、指導教員とディスカッションの上、ゴーサインが出たならば、
ひたすら文献収集にかかりましょう。

なぜなら、先人が書いた文献を読まずして、論文は書けないからです。

仮に、書き始めても、筆は進まないですし、M2の初期に書いた内容は、
後々ほぼ削除することになるからです。

 

税理士試験の本試験でも、「解ける問題から解くこと」は合格のセオリーです。

論文作成では「書くこと」と同じレベルで、「集めること」は大事なことです。

同じ大事なことなら、思うように進まない「書くこと」より、
動き続けることができる「集めること」をやるべきです。

このときに、「あとあと題目を変更したら無駄になる」と思ってしまうでしょうが、
それまでに動いたことは、決して無駄ににはなりません。

なぜなら、文献の探しかたは、実際に動いてみないとわからないからです。

 

 

Contents

文献の収集方法もいろいろ

  • 指導教授からいただく
  • 自分で購入する
  • 図書館を利用する

多くはこの3つになります。

 

指導教授からいただく

論文執筆に煮詰まってくると、なかなか進みません。

そんなときは、指導教授との対話を多くします。

指導教授は、その道のプロですので、状況を改善してくれるアドバイトと同時に、
必要な参考文献をピンポイントで提供してくれます。

とはいっても、論文執筆初期にこのようなことはしてくれませんので、
まずは、自分の手で文献収集することになります。

 

自分で購入する

最終的に「参考文献」「引用文献」の数は50から100にもなりますので、
購入ついては、重要な数冊に限ることにします。

税法論文であれば、

租税法 第23版 (法律学講座双書)
金子 宏
弘文堂 ( 2016-04-05 )
ISBN: 9784335304743

これだけで充分でしょう。

図書館でも借りることはできますが、1年を通して借り続けることはできませんし、
他の図書館での借り換えや、コピーなどは効率的ではありません。

多少、値がはりますが、購入した方が効率的です。

なお、このところ毎年のように新版が出ていますので、
購入はM2の年の新版が出てからでも遅くはありません。

私もそうしました。

 

図書館を利用する

文献収集の8割が、図書館を利用し借りたものです。

図書館は、自分の大学院のある大学図書館を利用しました。

論文の対象となる参考文献の多くは、セキュリティーのために、
図書館の地下など一般の学生が利用出来ない場所に保管されていることが多いです。

私も参考文献の多くは、地下の書庫にあることから、
図書館司書とのやり取りをして何度も地下に下りました。

これが、最初のうちは借りる文献の数も少ないことから、それほど面倒ではないのですが、

M2の後半になると、一度に借りる文献の数が10冊近くになりかなり面倒になります。

  • その都度、学生証を見せなければならない
  • エレベーターの鍵を借りなければならない(母校に限っては)
  • かなり重い(台車があれば、借りましょう)
  • 司書によっては、借りた本をもとの場所に返せと言われる

論文の提出間際には、論文執筆に集中しなければなりません。

そこで、有効なのが、「遠隔複写サービス」です。

 

遠隔複写サービスで、文献収集を効率化

国立国会図書館には、「遠隔複写サービス」があります。

これは、ネット環境があれば、東京から遠方であっても、
欲しい文献のコピーを郵送で送ってもらうことができるサービスです。

自分の大学や、町の図書館に行くことが時間的に厳しい社会人のかたには、有効な収集方法です。

手数料はかかりますが、効率的です。

料金は、

  • 複写料金 (資料により異なる)+発送事務手数料(162円(税抜 150円))+送料(実費)

と、コピーの枚数にもよりますが、1件1,000円以内で済みました。

論文執筆に集中するためには、「文献収集の効率化」がカギとなります。

 

 

<編集後記>
台風接近中のため、本日、自宅待機。

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