AIで税理士がなくなるのか?ChatGPT PlusのGPT-4で税金の計算を聞いてみた<No 1692>
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)ChatGPTのGPT-4による回答
Contents
AIで税理士がなくなるのか?
先日からChatGPTの有料版であるGPT-4 を利用しています。
昨日は、そのGPT-4を使ってブログを書いてみました。
有料版 ChatGPT PlusのGPT-4でブログを書いてみた<No 1691>
記事の全文を書いてもらうのはまだ難しく。
ただ、ブログの柱上げは、私がやるよりも正確で驚きでした。
今後は、仕事にも応用できればいいのですが、逆に自分の仕事がGPT-4に盗られてしまうのかどうか?
AIで税理士がなくなるとも言われていますし。
税理士の仕事がAI に置き変わるのか、GPT-4に税金の計算を聞いてみました。
ChatGPT PlusのGPT-4で税金の計算を聞いてみた
相続税の計算
まずは、相続税の計算方法を細かいところは抜きにして、ざっくり聞いてみました。
)GPT-4による回答
2つめ途中でダウン。
ダウンしたときは、再生成のボタンを押すか、プラウザの更新ボタンを押します。
[aside type=”normal”]押しただけだと何も変わりません。左サイドバーのタイトルを押すと、更新後の回答が表示されます。[/aside]
すると、2回目も同じような感じで、3回目で次の回答が得られました。
)GPT-4による回答
再生成やプラウザ更新をすると、1回目と2回目の回答が消えたように見えますが、
左上にある「<3/3>」のボタンをクリックすると前の回答を見ることができます。
続けて質問する場合、それぞれの回答に子・孫回答と連なっていくので注意が必要です。
GPT-4は、3.5よりもより高度な回答が得られるようになりましたが、スピードは遅いままなので、30秒から1分くらいは待ちます。
ただ、回答内容を見ると、その正確さに驚かされます。
2番めの「遺族の生活費」が気になりますが、相続財産の列挙、基礎控除の金額あたりは正確です。
課税相続財産に税率を乗じて、先にトータル税額を算出してから、相続財産の割合に応じて相続人に割り当てられる説明はなかなかのもの。
国税庁のHPや条文よりも簡潔でわかりやすい。
同じ質問を、GPT-3.5でお願いしたところ今度は誤答。
)GPT-3.5による回答
基礎控除の3,000万は合っているのですが、直系卑属と兄弟姉妹で異なるとの誤答。
相続順位はあれど、順位によって金額が変わることはありません。
たまたまなのか、3.5と4の精度の違いなのか。
精度の違いであるとしたら、有料版を使う意味はあります。
AIに、「短期・長期」と「総合・分離」の判断は難しい
次に、所得税の分離課税について聞いてみました。
質問に入れた文字表記が多少変わることがありますが、質問内容は理解してくれています。
)GPT-4による回答
内容はともかく、文節で区切られていて、読みやすい文章です。
凄いなと感じたのは、「日本の税金」とは聞いていませんが、「日本の税制」とちゃんと理解してくれているところ。
日本語で入力していますし、日本人として登録しているので当然かもしれませんが、人にとって簡単であってもAIによっては難しいはず。
また、「自宅」と書いて、「不動産」と解釈しているところも。
さて、内容の精度はというと。
売却益の500万円、不動産の売却益が譲渡所得とわかっているところまではいいのですが。
本来の分離課税ではなく、総合課税と認識しているところが正確ではありません。
自宅=不動産とわかるのであれば、ここはクリアしてもらいたいところ。
ただ、誤りではあるものの、総合課税とした場合、その後の計算過程で、譲渡益の500万円が入る税率ゾーンが20%であると認識して回答してくれています。
数字でなく、答えを文章で回答できるところは圧巻です。
また、別途、住民税がかかることや、特別控除があることも知らせてくれています。
総合課税と分離課税の判断に誤りがあったとはいえ、そこ以外の判断は正確です。
保有期間の長さも聞いてみた
次に、自宅を売却すると、保有期間の長さによって税率が変わるのですが、それについても聞いてみました。
この場合、保有期間の長さによって所得税の税率は変わらないの?
)GPT-4による回答
「すみません〜」とミスを認めて謝ってくれるところが面白く。
ほんと、対話しているような感覚になります。
短期が5年未満、長期が5年以上と説明してくれたところまでは良かったのですが。
- 短期は総合課税(本来は分離課税)
- 長期は20%の分離課税(本来は、所得税15%+住民税5%)
といった誤答があったのは残念なところ。
ここからさらに、「自宅は不動産なので、分離課税ですよ」と投げかけてみました。
)GPT-4による回答
すると、自宅の売却は、短期も長期も分離課税が適用されると示してくれました。
こちらから合いの手を入れたとはいえ、さすがです。
ただ、その後の税率と税額は、長期のみで表示されていて、短期については触れられていません。
そこからさらに、「短期譲渡所得の場合の税額を教えてください」と伝えたところ以下の回答。
)GPT-4による回答
また、「短期は総合課税」と振り出しに戻りました。
このあたりは未だ発展途上ですが、ベータ版のリリースから数ヶ月でこの精度なのですから。
あと1年とは言わず、数ヶ月したら、とんでもない精度になっているのかもしれません。
動画でもお伝えしていますので、よろしければご覧ください。
)You Tube AIで税理士がなくなるのか?ChatGPT PlusのGPT-4で税金の計算を聞いてみた
AIにできること、できないことを知っておく
対話式AIのChatGPTを使って、税金の計算を聞いてみました。
おそらく、数字の計算だけであれば、ほぼパーフェクトな回答してくれるのでしょう。
自宅が不動産であることを理解してくれましたが、
- 不動産の売却が総合課税でなく分離課税であること
- 短期か長期かで税率が変わること
複数の選択肢をくぐり抜けていかなければ正解にたどり着けないところは、まだまだ人の頭による判断が必要なのかなと。
とはいえ、リリースされて数ヶ月でこの精度なので、いずれは自分の仕事の何かがChatGPTにとって変わられる可能性はゼロではありません。
今のうちから触って、AIにできないことを知っておけば、そこの強みを見出だせます。
<編集後記>
3月27日 月曜日
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午後から整体でカラダのメンテナンス、ブログ更新。
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