誰のために働くのか?会社のために働かない<No 1322>
<セミナー・コンサルティング情報>
)多留見峠(大阪府茨木市)にてTREK emonda ALR4
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誰のために働くのか?
「誰のために働くの?」と聞かれたら、「自分のため」「家族のため」「身近な人のため」と答える人は多いでしょう。
心のなかではそうであっても、実際のところはどうなのか?
自分の働きが100%自分に還元されていればいいですが、国や会社・銀行にいろんなものをとられているのかもしれません。
自分の働きから得られる対価に対して、知らないうちに天引きされているものを考えてみました。
会社のために働かない
人は働くことによって、お客さまに何かしらのサービスを提供しています。
そのサービスの対価は、勤務先の会社に入り、会社を通じて自分に給料が支払われます。
自分がお客さまに提供したサービスに100の価値があるなら、会社に100の対価が支払われます。
ただし、自分に100の給料は入りません。
業種にもよりますが、経営者目線でいうと、「人件費は3割以内に抑えるべき」は指標の一つになっています。
人件費が3割だと、残りの7割は会社にとどまることになります。
もちろん、会社を営むには人件費以外の経費がかかるので致し方ありません。
とはいえ、お客さまが支払う100に対し、自分の取り分が30であることについて、ときには時間をかけて考えてみるべきでしょう。
- 会社に70をとられるメリットが自分にあるのか?
- 将来、退職金で相殺されるのか?
- 給料以外の付加価値が自分に蓄えられるのか?
学生時代、百貨店の食品売り場でパン屋のアルバイトをしていました。
平均客単価が1,000円前後。
夕方になると帰宅ラッシュで1時間にひとりで100回以上レジ打ちします。
(レジは常時4台稼働)
これに対して、自分の時給は900円程度。
このとき、「パン屋は1回の売上で自分の人件費をペイし、あとは利益になるんだなあ」と愕然としました。
[aside type=”normal”] もちろん、原料など他の経費に充てられるので、残り全部利益にはなりません[/aside]
経営者からすると、経費は人件費だけではなく。
人件費を含めたすべての経費を差し引いた上で、利益をだすための売上単価を設定しています。
先ほどの3割は売上に対しての一般的な割合で、より厳密に図るとなると労働分配率のほうが適正でしょう。
労働分配率は、粗利益(売上ー変動費)に対する人件費の割合です。
粗利益は売上から材料・仕入などの変動費を引いたあとの利益のことをいいます。
労働分配率の適正値は4割から6割。
業種にもよりますが、6割だと高いほうで、社員さん思いのいい会社でしょう。
4割切ると、働いている人は、忙しいのにもかかわらず、給料に反映されていないと感じることががあるでしょう。
独立するまで変動費のほとんどない業界で、自分への労働分配率は3割を切っていました。
今の言葉でいえば、やり甲斐搾取でしょうか。
ただ、働くのではなく、自分の働きぶりが、どの程度自分に還元されているのか、常に把握しておくべきでしょう。
幸か不幸か、私は把握していた(してしまった)ので、今こうして独立しています。
働くことは生きること
外で働くと、仕事が1日のうちに占める割合は睡眠よりも多いでしょう。
週に5日働けば、生活の半分以上は仕事をしていることになります。
納得の給料、やり甲斐、将来に繋がる仕事かどうか。
考える時間をとりましょう。
<編集後記>
9月16日木曜日
3時20分起床後ルーティン
午前中、8月決算、月次支援金対応
ヘアーサロンまでランニング(5キロ、最寄り駅から5駅の距離)。
帰りに左膝が痛くなったので1駅走ってから電車に乗りました。
午後、セミナーお申し込み対応、ブログ更新。
夜は読書。
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