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税理士業

強みがなければ、間口を広める。チャレンジの先に見える世界<No 1170>

yujiro

)妙見山(大阪)山頂からの景色

やりたいことから始める

税理士として独立するとき、何か強みがあればそこに特化して始められるでしょう。

事業承継、銀行融資、相続、国外税務、税務調査対応など。

独立後は、その強みを磨いてより強固な牙城を築いていく。

あるいは、そこを軸にして周辺業務を固めていくこともあるでしょう。

私はどうだったかというと、ここで言えるような強みは何もありませんでした。

ごく普通の街の小さな事務所で、ほそぼそと働いていたので。

そもそも、雇われ時代は税理士になること事態に必死でした。

なった後のことまで考えていません。

なったら、当然、食べていけるものだと。

現実はそんなに甘くはなく。

そんな私でも何とか食べてこれたのは、何でもやってきたからかなと。

興味が持てたらやってみる、やりたいと思ったらとりあえずやってみる。

経験できないことであれば、調べたことをブログやHPに書いてみる。

ブログやHPに書くと、記事に関連する個別相談やコンサルティングの依頼が入ることがあります。

そこで、お客さまの案件を通じて、学ばせていただきます。

もちろん、お客さまの前では価値提供できるていることが前提です。

  • ご依頼をいただいてから必死に勉強する
  • レポートにまとめる過程で整理される
  • お伝えしたことがアタマにインプットされる

といった感じです。

セミナー自主開催でも個別相談でも、一番アタマに入るのは、話している本人です。

そうやって少しずつ間口を広げてきました。

強みがなければ、間口を広める。チャレンジの先に見える世界

今日は、年イチのお客さまを訪問し、資料を確認しながら、この1年で起こったことや近況をお聞きしました。

いつもは、ご主人おひとりでスタートし、中途で奥様が参加されるところ、
今日は最初から奥様が参加され、加えて里帰り出産前の娘さんも参加されました。

将来、相続税がかかるのは確実ながらも、これまでは、その年の申告と世間話がメインで、相続についてはご紹介する程度で済ませていました。

娘さんが自ら同席されたのは、何か意図があってのことと理解したので、それとなくお聞きしたところ、生まれてくるお孫さんとご主人とのあいだで養子縁組を考えているとのことでした。

これをきっかけに、これまで遠慮してきた相続の話しを

  • 公正証書遺言
  • 認知症対策のための任意後見契約
  • 高齢化対策としての委任契約

といった流れでお話しました。

こうした話しがスムーズにできたのは、これまでブログやHPに相続に関する記事を少なからず書いてきたからです。

書くためにはそれなりに勉強しなければならず。

その後も勉強だけでとどまらず、自分の身内とのあいだで関わることができました。

  1. 勉強する
  2. 記事にする
  3. デモをする

この流れでに沿っていけば、行きあたりばったりとはまた違った感触がつかめます。

スタートするときは誰しも恐いものです。

失敗したらどうしよう、怒られたらどうしようと考えてしまうこともありますが、そうなったらなった時に考えればいいことです。

本当に怖いのは、怖さのせいでスタートが切れないこと。

スタートが切れなければ、何も経験することはできません。

人間、経験して初めて自分の強みや弱みがわかります。

どういったことに興味がわき、どういったことが苦手なのか、やってみなければわかりません。

私は新卒で営業職に就きましたが、その営業職がブラックな環境だったからこそ、自分の将来を真剣に考えるようになりました。

仮に、その営業職に就いておらず、別の心地いい職場でのんべんだらりとすごしていたら、おそらく税理士にはなっていなかったでしょう。

スタートしてチャレンジしたからこそ見えてくる世界があります。

<編集後記>
2月1日付き曜日
4時30分起床後ルーティン
午前中、自分の月次決算、資金移動、確定申告業務を横断的に
午後からブログ更新

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