宮崎トライアスロン51.5km初完走。不安と恐怖のスイムスタート<No 1513>
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)スイム1500mを泳ぎ終えて、トランジットエリアへ
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宮崎トライアスロン51.5km初完走
6月26日、宮崎トライアスロンに参加しました。
前回、スイムスタート前の試泳についてお伝えしたので、今日は、その後のスイムスタートから。
バイクとランは、デュアスロンのレース・練習会で経験済みです。
一番不安なのがスイム。
プールでどれだけ泳いでいても、
- 足がつかない
- 前が見えない
- 波で流される
は経験できません。
このスイムさえ乗り切ることができれば、精神的に9割終わったようなもの。
自分を過信せず、だからといって臆病にならず。
目の前の状況を一つずつクリアしていくのみです。
いよいよ、海での泳ぎがはじまります。
不安と恐怖のスイムスタート
スイム(一周目)
スイムは、5列になって5秒間隔でのローリングスタートです。
コロナ前のいっせいスタートだと、直後からバトル必須でしたでしょうから、不幸中の幸いです。
いつの間にか友人とはぐれて後方からのスタートになりました。
浜辺は心拍が急激に上がらないように、ジョギング程度の走りで入水。
)宮崎トライアスロン 公式サイトより
三角状のコースは時計回りで、コースロープが張られています。
コースロープを右に見ながら、最初の300mの直線をAのブイに向かって泳ぎます。
ローリングスタートなので、いきなりバトルがはじまることはありませんでした。
いつもどおり、自分の泳ぎに専念することに。
しばらくすると、徐々に左右や後ろとぶつかるようになりました。
後ろの人は、こちらから蹴られたくないので勝手に避けてくれます。
こちらとしては、その間、バタ足を緩めていました。
(タイムを気にしだしたら、そんな余裕はないんでしょうね)
バトルは、想像していたよりも頻度は少なかったのですが、一度ぶつかると(びくっと)反応してしまって平泳ぎ or 立ち泳ぎになっちゃいました。
このあたりは慣れなんでしょうね。
(次回は、ぶつかっても怯まずにクロールし続けます)
ロープ付近は混雑すると聞いていたので、左側を泳いでバトルを回避する作戦でした。
しかし、この日の波は、左から右へ。
Aのブイに向かって泳いでいるつもりが、大きく蛇行してロープ付近に流されます。
蛇行していることに気づいて左へ方向転換、そしてまた右への繰り返し。
ヘッドアップすればいいんですけれども、海でヘッドアップすると慣れていないので動揺します。
- ヘッドアップしなければ流される
- ヘッドアップしたら息が上がる
と悩ましい選択を迫られることに。
この様子、アプリで見るとよくわかります。
最初の300mの中盤があたりが一番キツく。
- はじめてのバトル
- 流されまくる
- 不安で呼吸が乱れる
心拍のグラフを見ると、一周目に2回心拍が大きく上がっているのがわかります。
まあ、この300mが長いのなんの。
永遠に終わらないんじゃないかと思うほど。
Aブイは、ずっと小さいまま。
ここが試練だとわかっていたので、呼吸が乱れたら、平泳ぎor立ち泳ぎで乗り切りました。
あんまりブイを気にしていると辛くなるだけなので、クロールで呼吸のときにコースロープの位置を見て、寄り過ぎていないことを確認しながら、止まらずに泳ぐことにしました。
そうして泳いでいると、さっきまでちっちゃかったAブイが目の前にドカンと突然現れ。
Aのブイをクリアした時点で、精神的にはスイム全体の半分をクリアしたような感じでした。
これからBのブイに向けて2つめの直線に入ります。
このあたりになると、前後に人がバラけてきて、比較的泳ぎやすくなりました。
Aのブイをクリアしたことも自信になり、この時点で、一周目は溺れることなく岸に辿り着けることを確信。
ただ、陸に上がったときに、どの程度の体力が残っているのか?
休むことなく、続けて海に入ることができるか?
特に、メンタルが残っているかどうか心配でした。
2つ目の250mは、あまりよく覚えておらず、3つ目の200mに入ってからは、常にコースロープから適度な距離を保ちながら平行に泳いでいました。
そうこうしているうちに岸が近くなり、足がつく程度の深さになりました。
早めに立って走ると足に負担がくると聞いていたので、海の底が見えるまで泳いでから岸に上がることに。
岸に上がったところで、観客のなかに妻と娘を見つけました。
ここで手を振る余裕があったこと、その手の振りと同じくらいのメンタルと体力が残っていることを確信。
まあ、正直、身の危険を感じながら、リタイアするかもしれない遊びってそうそう体験できません。
遊園地のどんなアトラクションにも、オープンウォータースイム(海で水泳。以下「OWS」)にはかなわないでしょう。
時計を見たら、この時点で19分。
スイムの制限時間は60分なので、かなり余裕があります。
プールでの練習では、1500mの最高が36分だったので、そこまでは及びません。
とはいえ、40分切りはできる可能性があるので、30分台を目指して2周目に臨みました。
スイム2周目
岸に上がっても歩くことなく、小走りで進みます。
ここで小走りしている自分に嬉しく。
メンタル・体力のいずれかがやられてしまうと、おそらく、この時点で小走りすることはできなかったでしょう。
ふらつくことなく、給水を終え、妻と娘に手を振ってから海のなかへ。
この日が曇りで気温は28℃と、30℃超えしていなかったことも幸いでした。
水のなかで脱水になるかと思っていたのですが、岸に上がっても喉の乾きはなく。
多少、海水は飲んでいたのでしょうが、喉が焼けるように感じることもありませんでした。
2周目の最初の1本目、入水すると比較的落ち着いて泳ぐことができました。
心がけたのは、プールで泳いでいたときの泳ぎかた。
いつもの泳ぎ方、いつもの呼吸を実践しようとすると、自然と落ち着いてきました。
やはり、メンタルは体力以上に大事です。
一周目で呼吸が乱れたときは、呼吸のタイミングまで考える余裕はありませんでした。
(それはそれで、よく泳ぎきったなと)
グラフでも、後半は右へ進むごとに心拍が低くなって落ち着いているのがわかります。
コースロープから5mほどの位置をキープしながら平行に泳ぐことを意識していると、
自然とまっすぐ進むようになりました。
2周目、ハプニングの記憶はほとんどなく、最後の直線、バトルで誰かの手がゴーグルに当たったようでしたが、外れることはありませんでした。
最後、岸に上がっただけで感無量。
これで1レース終えた気分です。
タイムを見ると40:18でしたが、公式記録は、39:18。
忘れないように少し前から時計をスタートしていたからでしょう。
波で流されることも、バトルで叩かれることもないプールで36分だったことを考えると39分は上出来です。
溺れずに、リタイアせずに陸に上がってこれたことに感謝しつつ、次のバイクへ進みます。
岸にあがったときの達成感は何事にも変えられない
プールでどれだけ泳げても、海はまったく違うということを知りました。
波が穏やかだった今回でも。
体力面で準備していても、メンタルでやられてしまうと最後まで泳ぎ切ることはできないでしょう。
それだけに、泳ぎきって岸に上がったときの達成感は、何事にも代え難く。
泳ぎきった人だけに与えられる勲章かと。
これまでは、年に2、3回出場すれば十分だろうと思ってましたが。
5回、10回出る人の気持ちがはっきりわかりました。
<編集後記>
6月30日木曜日
4時25分起床後ルーティン
税理士業務、You Tube撮影・編集。
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