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大学院(税法免除)の予備校に行かない場合の試験対策<No 1365>

yujiro

)租税法 第二十版 金子 宏

Contents

予備校に行くかどうか?

2016年の3月に大学院を卒業しました。

入学したのは、その2年前の2014年4月です。

院を受験したのは、その前年2013年の秋。

夏に3科目(簿記・相続税・事業税)を受け、ミニ税法と言われる事業税の出題内容に嫌気が差したからです。

理論をまともに書いていれば3時間(制限時間は2時間)をはるかに超えるような内容で。

こんなことに1年費やしてきた自分が馬鹿に思えたのと、出題者や試験制度に対する怒りもありました。(その時点で負けているのですが)

院を避けていたのは、法人税に長い時間をかけていたので、その時間を無駄にしたくなかったからです。

税法の試験勉強をやめて、院で2年空けたのちに、またラスボス級の法人税と試験で戦うとなると、イチからやり直しだなと。

2013年の試験終了後にさくっと切り替えられたのは、その2年前に法人税に合格していたからでした。

当時、20代であれば、その後も挑戦し続けていたでしょうが、40ちょうどでしたし、娘も1歳でしたので。

その怒りをそのまま院の受験にぶつけようとしたのですが、実際のところ、何から手を付けていいのかわかりません。

幸運だったのは、

  • 試験終了後、簿記論の飲み会で税法免除の人に出会った
  • 簿記論の同じクラスだった人に、院をよく知る学校関係者の方を紹介していただいた

ことでした。

大学院へ入れば誰でもわかることでも、入る前の人にとっては喉から手が出るくらい欲しい情報です。

そこから大急ぎで願書をもらい、2週間で研究計画書を書き上げて、秋の試験にのぞみました。

試験は、

  • 小論文(民法 or 憲法)
  • 面接

面接は、提出済の研究計画書を元に質問を受けます。

結果的に、この試験で合格通知をいただくのですが。

入学してから院の試験対策予備校に通ったかたがチラホラいらっしゃるのを知りました。

10万から20万の授業料で、院の予備知識と試験対策をしてもらえます。

院予備出身のかたは、入学時点での予備知識はこちらを上回っています。

すごいなと思う一方、論文作成は指導教授との対話になるので、こちらの方をおろそかにしなければ、入学時点で劣っていても問題ないかなと。

確実に合格したい、お金に余裕があるならば、行ったほうがいいでしょうし、行かなくても合格できますし、卒業もできます。

大学院(税法免除)の予備校に行かない場合の試験対策

経済学か法学か

税法免除の学部は、経済学か法学になります。

資格がとれればどちらでも構いませんが、実務で役立つのは法学かなと。

税理士試験の勉強で、税金の計算や理論(条文を簡単にまとめたもの)は学べますが、法律を体系立てて学ぶ機会はありません。

院の法学だと、納税者の税金の計算にプラスして、課税庁(税務署・国税庁)と司法(裁判所)の思考回路がわかるようになります。

研究計画書には何を書く

院で研究する内容を書くのですが、試験勉強が長くなると税目から入りがちになりますが、まずは事件を選ぶことになります。

研究するからには、裁判や学説共に意見がわかれるものを題材にします。

議論の余地がなければ、研究するに至らないので。

  • 最高裁判決のある題材
  • 判決が下級審と最高裁で異なる
  • 学説が分かれる

といったところが土台にないと、論文にはしづらいでしょう。

とはいえ、卒論のタイトルは入学後に決めても構いません。

研究計画書と同じでなくても良いので。

研究計画書は、本を一冊二冊読んでなんとか2週間で書き上げました。

合格のポイント

試験の論文は、内容よりも、社会人として・会計・税務にたずさわる人間としてのポテンシャルがあるかどうかをはかられているくらいのものでしょうか。

  • 社会人経験がある
  • 事務所勤務の経験がある
  • 科目合格が1つ以上ある

この3つが揃っていれば合格の土俵に乗るのかなと。

これに税法科目が1つあれば、ほぼほぼ合格でしょう。

後は、面接で大人としての対応ができたら合格できるのではないかと。

それよりも、院自体が免除を謳って(うたって)いるかどうかは、事務局へ行くなり、卒業生に会うなりして試験以前に調べておきましょう。

謳っていない院だと、論文作成も事務局対応もつらくなるので。

それも人生

前述の2013年から遡ること10年ほど前に、一度、院を受験したことがありました。

このときは、勉強・実務は共に浅く、院の試験対策もおろそかで不合格でした。

今思うと、このとき合格しなくて良かったなと。

経験値が浅いときに、院に行っても吸収できることは限られていたでしょうし。

とはいえ、早く資格がとれたら、その後の経験値は今より上がっていたでしょうけれど。

 

先日、大学院に合格されたかたから、個別相談があったので、そのダイジェスト版のようなかたちで記事にしてみました。

個別相談

ご要望があれば、承ります。

<編集後記>
11月19日金曜日
5時45分起床後ルーティン
午前中、税理士業務、You Tube撮影。
午後からYou Tube編集・アップ、ブログ更新。
娘の作品を見に小学校まで。

11月20日土曜日
4時30分起床後ルーティン
6時40分ロードバイクで出発。
勝尾寺ヒルクライム→高山公民館→733号線→亀岡→43号線→彩都→大阪市内の自宅まで。
12時帰宅。
走行距離は75キロでした。

午後からはHP英語版研究。

11月21日日曜日
6時10分起床後ルーティン
動画閲覧2つ(営業)、HP修繕。
午後から実家でバイク洗車、HP英語版作成あっぷ

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