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50歳でもサブ4、奈良マラソン参戦記 後半<No 1790>

yujiro

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50歳でもサブ4

前回、先日出場した奈良マラソンの前半についてお伝えしました。

今日はレース後半についてお伝えしていきます。

奈良マラソン参戦記 後半

11月に出場した神戸マラソンでは、スタート位置を通過するまで5分もかかりました。

今回、奈良はスタート位置が神戸と比べて前のほうだったので、2分程度でスタート地点を通過。

自分が実際にスタート地点を通過したネットタイムだけを見てれば関係ないのですが。

瀬古さんや有森さんに手を振りながら、スタート地点を通過していきます。

奈良マラソンは、いきなり下り坂から始まります。

スタート直後、それでなくとも皆飛ばすのに、下り坂だと更にスピードがつくので速いです。

バンバン抜かれていきますが、周囲に惑わされないマイペースを維持します。

5kmまで

私のDブロックは、サブ4かそれよりも少し速い人がいました。

レースの終盤にバテない秘訣は、前半に飛ばさないこと。

今回の想定ペースは、5:10/km〜5:15/km、遅くとも5:20/kmまでおさえようと思ってました。

とはいえ、上り坂はプラス30秒は覚悟しています。

5kmまではこんな感じ。

  • 1km 7:00/km
  • 2km 5:09/km
  • 3km 5:14/km
  • 4km 5:14/km
  • 5km  5:18/km

最初の1kmは、スタートで2分ほど動かなかったので。

その後、2kmは下り坂でやや速く、3〜5kmは想定ペースで走れています。

レースを迎えるにあたってカラダの状態はよく、神戸前にやった足底筋膜炎も治っています。

レース前は、再発防止策として河川敷の土の上を走るようにしていました。

結局、レースの最後まで足裏の痛みなく走ることができました。

やはり、ケガしたときは休むのが一番です。

レース当日の予想最高気温は19℃。

12月としては異例の暑さです。

スタート直後は10℃くらいでやや寒いくらいで、走りだすとちょうどいい感じでした。

それでも、寒さ対策で腕につけたカバーは10kmもいかないうちに暑くて外しました。

Facebookへのアップロード失敗

今回、最たる失敗は、スタート前に投稿したFacebookへのアップロードがうまくいかず、レース中、ずっとその通知がGarmin(腕時計)に通知され続けていたこと。
(前回、お伝え済み)

この表示を消そうとボタンを押したらラップになってしまい、まだ、2km地点なのに5km走ったような表示になってしまいました。

それでも、総走行距離は間違っていなかったので、その表示を頼りに走ることにしました。

奈良マラソン、スタート前のアップロードには要注意です。

5km〜10kmまで

今回の上り坂、ペースは落ちても、かけるパワーは同じにする作戦でした。

なので、上りでどれだけペースが落ちても気にせず、あえて時計は見ませんでした。

  • 6km 5:14/km
  • 7km 5:14/km
  • 8km 5:18/km 上り坂
  • 9km 5:29/km 上り坂
  • 10km 5:30/km 上り坂

6〜7kmもいいペースで走られています。

8kmから最初の上り坂が始まります。

想定ペース+10秒程度なので悪くはありません。

奈良は、他のレースと比べると沿道の声援がずっと続きます。

普通に手を叩いてくれたり、声をかけてくれるのは嬉しいのですが、マイクや拡声器の大音量、大きながなり声はうるさいとしか感じないので、どうにかならないのでしょうか?

10km〜20kmまで

10km以降、上り坂に入る15km地点まではいいペースで走られています。

15km付近からレース2つめの上りが始まります。

プラス20秒から30秒になってることで、坂のキツさがわかっていただけるかと。

  • 11km 5:13/km
  • 12km 5:15/km
  • 13km 5:13/km
  • 14km 5:17/km
  • 15km 5:28/km 上り坂
  • 16km 5:32/km 上り坂
  • 17km 5:45/km 上り坂
  • 18km 5:53/km 上り坂
  • 19km 5:48/km 上り坂
  • 20km 5:12/km

それでも、6分/km超えていないので悪くはありません。

ここらあたりでも、後ろから平坦と同じようなペースでガンガン抜いてく人が結構いたのですが。

あの人達は最後までバテずにもったのか聞いてみたいものです。

20km〜25km

19km地点を過ぎると下り坂が3kmほど続きます。

  • 21km 5:07/km
  • 22km 5:14/km
  • 23km 5:25/km 上り坂
  • 24km 5:27/km
  • 25km 5:25/km

21、22kmは下りを利用してやや加速しています。

23kmは上りなので遅くてもしかたがないのですが、その後24、25kmが下りにもかかわらず上がってないのが気になります。

よくよく考えると、補給が遅れていましたね。

補給食

  • レース30分前 アミノバイタル、ロキソニン、キットカット(鉄分補給)
  • 8km SAURUSUグレー
  • 16km SAURUSU白
  • 24km SAURUSUエリート
  • 27kmようかん
  • 30km SAURUSUエリート→最後の補給
  • 31km キットカット→摂取せず
  • 33kmようかん→摂取せず
  • 35km キットカット→摂取せず

本来、1つ目を8km地点で摂るはずだったのに、気づいた10km過ぎで摂取。

2つめは予定通り摂れましたが、最初に摂るのが遅かったので、それが中盤に響いてタレたのかなと。

とはいえ、後半のタレ具合に比べるとまだマシです。

26km〜35km

  • 26km 5:39/km 上り坂
  • 27km 5:35/km
  • 28km 5:22/km
  • 29km 6:02/km 上り坂
  • 30km 6:11/km 上り坂
  • 31km 6:03/km 上り坂
  • 32km 5:50/km 上り坂
  • 33km 5:27/km
  • 34km 5:41/km 上り坂
  • 35km 5:22/km

28kmから32kmまで長い上りが続きます。

4キロ続く長い上りは地獄でしたね。

サブ4ペースの人達や、それより前の人でも歩いてる人がたくさんいました。

ここらあたりになると気合・根性がどれだけ残っているか。

歩くのは簡単ですが、いったん歩くと次に走り出すのが辛いでしょうから私は歩きません。

とはいえ、無理してぶっ倒れてたら仲間やボランティアのかたの迷惑になるので元も子もありません。

その狭間をどれだけ維持しながら乗り切れるかが、マラソンやトライアスロンにも通じるところ。

ただ、トライアスロンでこれほどキツいと感じたことはなかったので、奈良マラソンは最強(最悪かも)ですね。

36km〜42km

  • 36km 5:52/km 上り坂
  • 37km 5:37/km 上り坂
  • 38km 6:02/km 上り坂
  • 39km 5:44/km 上り坂
  • 40km 5:14/km
  • 41km 5:21/km
  • 42km 6:03/km 上り坂

大阪にしろ、神戸にしろ、このレース終盤に上りを持ってくるコース設定はどうにかならないのでしょうか?

ま、キツいからこそ、脳にすり込まれ、のちのち語り継がれるという副産物があるのですが。

あれだけの上りをキロ6分前後に抑えてるところから、歩いていないことがわかっていただけるかと。

歩くと、レース終盤は疲れていますし上りなので、キロ10分からキロ12分はかかるので。

この辺りになると、疲労困憊でいつ倒れてもおかしくないと思いながら走ってました。
(もちろん、倒れちゃまずいので、倒れない走りはしています)

レース前半からふらつきがあり、右足の裏(足底筋膜炎とは違うほう)も痛くなってきました。

もう、満身創痍。

Lake Biwaトライアスロンで101.5kmを完走したときの比ではありません。

トレランリュックに詰めた手持ちの経口補水液は尽きてからは、すべてのエイドで水や清涼飲料を摂りました。

最後の方になると、清涼飲料すら喉を通らず、水だけでこなしました。

エイドの補給食

エイドでもらえるは次のモノ。

  • バナナ
  • チョコレート
  • 柿もなか 16.4km地点
  • ぜんざい 25.4km地点
  • 柿の葉寿司 31.1km地点

基本、エイドにある補給食はあてにしていません。

見逃して食べられないリスクがあるからです。

なので、「取れなくてもいいけど、取れたら食べる」くらいの感覚で臨んでいます。

もなかなんて、それでなくても口のなかが乾いた状態で食べたら、上あごに全部もってかれます。

ぜんざいなんて走りながら食べられないですし。

結果、もなかと柿の葉寿司の2つをゲットし、ポケットに入れて走りました。

もなかはレース翌日に食べたら美味しかったです。

柿の葉寿司は、ゴール後に食べたら、ネタは喉を通りましたが、シャリが喉をすんなり通ってくれず吐きそうになりました。

レース中に食べなくて正解でしたね。

タイムを気にしない人であれば、ぜんざいあたりをゆっくり食べるのもレースの楽しみとして良いでしょうね。

あと、よくあるサイコロ形状のチョコレートは、あまり美味しくなかったです。

レース終盤

もうほんとにキツくて、いつ倒れてもいいくらい限界ギリギリのところで走ってました。

上り坂での失速はしょうがないにしても、下り坂でも上りの影響を受けて飛ばせなくなりました。

  • 40km 5:14/km
  • 41km 5:21/km
  • 42km 6:03/km 上り坂

それでも、奈良公園の市街地に入ると、平坦になったのと、観光客の人がたくさん応援してくれていたので、40km〜41kmあたりは快調に飛ばしています。

残り5kmぐらいで、3時間50分切りが難しいとわかり、それでも、自己ベスト更新はいけるだとう思ってきたのですが。

残り2kmで、前回神戸の3:55:33も正直厳しいかなと。

いつもなら、走りながらでも冷静に予想タイムの計算ができるのですが、今回は、頭を使うのも苦しくて。

ゴール前、最後の上りあたりは時計を見ずに走りました。
(最後の上りはほんまにやめて欲しい)

スタジアムのなかに入ってトラックを半周すればゴールです。

スタジアムのなか入るまでは、トラック一周を想像していたのでラッキーでした。

スタジアムに入ったときの光景は覚えているのですが、最後の直線からゴールまでの光景は覚えておらず。

おそらく、相当、視界が狭まっていたのでしょう。

最後のチカラを振り絞ってゴール。

3時間55分13秒で自己ベスト20秒更新。

あの激坂オンパレードのコースでようサブ4やったなと。

ボーっとしながら、スマホで自撮り。

)奈良マラソンのゴール直後

先にゴールしてた仲間に声をかけてもらってパチリ。

その後、1人また1人と仲間を迎えて。

マラソンもトライアスロンも、ゴール後に仲間がいると嬉しいもの。

辛くてしょうがなかった4時間前後の出来事を聞いて欲しいのは誰しも同じでしょう。

預けた荷物を受け取った後、着替えてから、送迎バスで温泉入って帰りました。

行きのバスは大会が手配してくれたので無料。

温泉施設からは、路線バスに乗ることに。

温泉最寄りのバス亭までの道が超迷路で、Googleマップなしではたどり着けなかったでしょう。

ジブリに出てきそうな昭和レトロなバス停に、ちゃんとバスがやって来たときは安堵しました。

4時間続く罰ゲーム

奈良マラソンの後半についてお伝えしました。

自身6度目のフルマラソン、前回の神戸の坂も結構なキツさでしたが。

奈良の坂を走ったら、神戸の坂が可愛いと思えるほど。

ずっと、罰ゲームやらされてるような感じでしたね。

そんだけキツいのに、制限時間が7時間でなく6時間なのはなぜ?

奈良で辛い思いをしてマラソンやめちゃう人がいないか心配です。

<編集後記>
12月12 日 火曜日
単発スポット相談(オンライン)、風邪気味なのでゆっくり。

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