ひとり税理士の最後を想像しているか。退き際の美学<No 250>
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独立当初にあえてビジネスの最後を考える
私は2016年の11月に独立しました。
独立以来、人は雇っていないので、
いわゆるひとりビジネスです。
始めたばかりなので、
現状と、近い将来を考えるのが先決ですが、
ひとりビジネスの最後を考えてみます。
目的地あっての航海
ひとりビジネスでバリバリ顧客を増やす。
独立当初はそれで良くても、
60,70オーバーになると、
カラダがついていきません。
頭の動きも鈍くなり、
ミスも出やすくなります。
税理士であっても同じです。
他の業種に比べると、
体力勝負でないところも
ありますが、一つのミスが
取り返しのつかないミスに
発展する可能性もあります。
では、ひとり税理士の最後は
どうなるのか?
考えられるものを挙げてみると、
- 後継ぎに引き継ぐ
- 後継ぎに譲渡
- 職員さんにのれん分け
- 職員さんに譲渡
- 他の税理士(又は法人)を紹介
- 他の税理士(又は法人)が吸収
などがあります。
*追記 ひとり税理士に職員さんはいないので、
引退を想定してから職員さんを雇用した場合
後継ぎに引き継ぐ
ご子息がおられる税理士であれば、
これを一番望んでいるのではないでしょうか。
実際、私の周囲でも二代目、三代目の方は
かなり多くいます。
私もひとり娘にそう望んでいますが、
こればかりは、本人の希望と適性
がなければかないません。
後継ぎに譲渡
後継ぎといえども、先代税理士からすれば、
創業の苦しみをわかってもらいたいと思います。
ただ顧客を引き継ぐのではなく、
金銭での譲渡にします。
例えば年間総収入を譲渡対価としてもらい、
先代は取得した金銭を引退後の生活費に充てます。
「ただではない」と言うことを理解してもらう
ためにも良いかもしれません。
職員さんにのれん分け
のれん分けという言葉自体が、
古き良き時代のなごりなのか。
言葉自体は聞きますが、
実際に、「のれん分けしてもらった」
という話しはあまり聞かないです。
税理士の師弟関係がなくなりつつ
あるのかもしれません。
職員さんに譲渡
後継ぎに譲渡があるのなら、
職員さんへの譲渡は、より可能性が
あります。
実際、このシステムがある事務所
の話しも聞いたことがあります。
担当職員がそのまま引き継ぐ形式
なので、お客様にとっても無理の
ない方法です。
他の税理士(又は法人)を紹介
事務所内に税理士がいないのなら、
仕方ありません。
ただし、資格のない職員さんに
お客様が信頼をおいているのなら、
転職先に引き継ぐことも考慮して
あげたいところです。
他の税理士(又は法人)が吸収
引退する税理士と次の税理士との間で、
十分に話し合いはされています。
ただお客様目線ではないので、
お客様によっては、他の税理士に
移ることもあるでしょう。
最終的には1日1組のお店
ミシュランで三ツ星を三年連続獲得した
東京品川「和食 まき村」の牧村彰夫氏は、
次のように語っています。
28席から14席と座席を減らし、
ゆくゆくはカウンター6席のみ、そして最終的には1日1組のお店にしていきたいです。
目の前のお客様に真剣に、情熱を持って
接するにはそのくらいの気持ちでないと
いけないのかもしれません。
<編集後記>
5時5分起床後、ルーティン
6時30分からラン2キロ
午前中、法人試算表作成、Evernote整理、PC内のFAXデータをEvernoteへ
支部へFAX送信、未読の新聞スクラップ整理
午後から法人月次訪問(銭湯の待合で打ち合わせ)
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