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大きく「するリスク」と「しないリスク」これからの税理士のあり方<No 1061>

娘には小さいのを選んでもらいました。

)海遊館にて

人を増やすのが定番の業界

独立したら事業を大きくしていくか、それとも自分の手で収まる程度に留めておくか。

最初は自分ひとりではじめて、パートさんを雇い、正社員を1人2人と増やしていくというのが
税理士事務所の定番でした。

5名から10名と増えていき、そこから更に法人格にして看板を厚くすることもあります。

大きくすれば、それだけ対外的に信用され見栄えもよくなります。

独立当初、出会った人から、

  • 「ゆくゆくは事務所を借りるのですよね?」
  • 「社員を雇うんですよね?」

とはよく言われました。

大きくすることのメリットはありますが、逆にリスクもあります。

大きくすることのリスク、大きくしないことのリスクについて考えてみます。

これからの税理士のあり方

大きくするリスク

大きくすると、社会的信用ができるので、紹介が紹介を呼び、営業の必要がなくなるとはよく聞きます。

番頭格が育ってきたら、所長は現場から離れることもできます。

好きなゴルフや旅行・釣りなど、自分の趣味に充てる時間も多くなるでしょう。

ただ、大きくすることによるリスクもあります。

  • 金額が大きくなる訴訟リスク
  • 仕事ひとつを失うリスク
  • お客様の顔がわからなくなる
  • より複雑高度な知識が必要になる
  • ストレス

など。

ひとりで回らなくなると人を雇わなければなりません。

 人を雇えば労働保険・健康保険の加入手続きが必要になります。

業績が芳しくないから辞めて欲しいというわけにもいきません。

一件あたりの金額が大きくなると、それだけ訴訟リスクが高くなります。

保険に入ることができますが、保険ですべてをカバーできるわけではありません。

規模の小さな仕事を数多くとるというやり方もあるでしょう。

この場合、お客様の顔が覚えられないといったこともよく聞きます。

現場を人に任せて気にしなければいいのでしょうが、ここは人によって分かれるところでしょう。

また、規模が大きくなるとより難解で複雑な知識が必要となることもあります。

やりたい仕事ならいいですが、そうでないならなかなか頭に入ってくるもんではありません。

興味のない仕事をすると集中力は欠けるでしょうし、ミスするリスクは高いので注意が必要です。

さらに、規模が大きくなると、税理士でありながらどんぶり経営になりがちです。

利益を計算する仕事でありながら、現場ごとの収支管理がお粗末なところがあります。

というのも、現場に任せきりのことが多いので、所長の知らないところで社員が手数をかけていたり、長時間残業をしていることもあります。

結果、報酬に見合った利益を出せず赤字の仕事が数多くあるにもかかわらず、
現場ごとの収支管理ができていないので、トータルで利益が出ていれば問題となることはありません。

収支管理ができていないのに利益を維持できるのは、

  • 士業は仕入れがない
  • 低賃金で優秀な人材を雇える

からでしょう。

少子化・税理士受験者数の減少に伴い、体制を維持するのはいずれ困難となります。

欠員補充できなければ、現有戦力で維持しなければなりません。

仮に高待遇であったとしても、長時間労働が続けばブラック化する恐れがあります。

大きくしないことのリスク

大きくしない、つまり小さいままでやっていくことのリスクについて考えてみます。

  • 小さければ、収入は多くない
  • 対外的な信用力も大きくない
  • 人を雇わなければ、常に現場にいなければいけない
  • 自分の代えがいない

といったリスクはあります。

こういったことは、リスクではあるのですが、考えようによってはリスクと感じないこともあります。

  • 収入は多くなくても、食べれられば気にしない
  • 身の丈にあった生活ができる
  • 庶民派意識を忘れない

常に現場にいると腕が落ちにくくなります。

人生100年時代、長く仕事ができると健康寿命も長くなります。

医療の場合、「総合病院だから信用がある」「開業医だから信用がない」といったことはありません。

事務所がなければ不利なのかどうか。

飛び込みで来るお客様は今いませんが、ネットがあれば地域に限定されることはありません。

ネットは大きい小さいの規模感が出ないので、小さくても勝負できます。

<編集後記>
昨日の水曜日
4時45分起床後ルーティン
午前中、Zoomで月次ミーティング
午後、ブログを書いてからバイク10キロ

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