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税理士業

単発か継続(顧問)か?税理士業のしごとの受け方<No 1357>

yujiro

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三方良しのしごとを見つける

税理士が他の士業に比べて恵まれていると聞くことがあります。

理由の一つは、顧問があることではないでしょうか。

顧問があると毎月定額の売上げがあります。

単発に比べて安定しているので、精神衛生上平穏を保つことができます。

もちろん、ひとりでできる量は知れているので、キャパを越える前に人員増やし事務所を拡張していくというのがオーソドックスな進め方でしょう。

オーソドックスな事務所の場合、顧問がメインで単発業務は相続くらいではないでしょうか。

その相続も特化しているか、それに近くないと、受ける数はしれているでしょうし。

となると、相続をやっていない事務所で単発業務はほぼほぼないのかなと。

所得税は一見単発ですが、毎年受けると継続の部類に入りますし。

そもそも、単発メニューを掲げていることの方が少ないでしょう。

私の勤務時代でも、単発業務をあえてメニュー表示していたところは皆無でした。

独立前に、単発メニューのことを、身近な税理士に伝えたところ、

需要はないでしょうね

と言われたことを覚えています。

顧問で成り立っている事務所にいると、単発サービスを求めるニーズに触れることはありませんし、「そういったかたは税務署の無料相談に行くでしょう」と。

実際、独立して単発メニューを掲げたところ、需要はありました。

  • 税務署だと教科書どおりのことしか話してもらえない
  • 無料相談だと適当なことしか話してもらえなさそう
  • あえて有料で聞きたい

といった声がありました。

単発と継続、どちらが良いということではありません。

困っている人を見つけ、それが自分のやりたいことだと、結果、世間も含め三方良しとなりやすいのが税理士のしごとです。

単発か継続(顧問)か?税理士業のしごとの受け方

継続のメリットとデメリット

顧問は継続なので毎月定額の収入が入ってきます。

自分のキャパに近い量をこなしていると、食いっぱくれることはないでしょう。

経済的に安定するので、精神的にも安らぎます。

一年過ぎて一巡すると、新しい事案というのはそれほどなく、安定期に入ります。

これを良しするか、物足りないとするかは自分次第です。

安定すると、腕を磨く機会は減ります。

人員を増やし事務所を拡張していくと、より経営者としての立場になり、現場を見る機会は減っていきます。

単発のメリットとデメリット

一方、単発のご相談は、毎回何がくるのかわかりません。

これまでのご依頼は、一つとして同じ内容のものはなく。

何かしら知らないことが必ず含まれています。

そうすると、調べながら対応することになり、時間も頭も使います。

これを良しとするなら、単発は向いているでしょう。

7割自分の知識で答え、残りの3割を調べながら対応する。

そこで調べた3割が自分の知識として蓄積されていきます。

お客さまに喜んでいただければ、声としても残りますし、継続業務以上の達成感が得られます。

デメリットとしては、続けてご依頼をいただけるかどうかわからないところ。

リピーターとならなければ過去のやり取りが功績とはならず、毎回、イチから土壌を築いていくことが求められます。

また、継続サービスに比べるとトータルの金額が低くなるので、値決めはシビアにしなければいけません。

高すぎると需要がないでしょうし。

安すぎると自分が疲弊します。

最初は気持ち低めの価格を設定し、需要が続けば、徐々に値上げしていくのがオススメです。

両方挙げておく

独立後、どちらに比重を置くのか迷うこともあるでしょう。

すでに特定のお客さまがいらっしゃるなら、同じ系統のサービスに比重をかけるのもいいでしょうし、あえてやっていないサービスに挑戦するものいいでしょう。

私の場合、顧問の流れは勤務で経験していたので、経験のなかった単発サービスを多めに盛り込みました。

やりながら、シフトしていく

自分が得意であっても需要がなければ食べてはいけません。

お客様に選んでいただき。そのなかで徐々にシフトとしていくのもいいでしょう。

私の場合、どちらかに特化するというのではなく、両方やっています。

単発には単発の魅力があり、継続には継続の魅力があります。

挑戦する機会の少ない継続のデメリットを単発でおぎない、値段の低い単発のデメリットを継続でおぎなう。

もちろん、単発が繁盛すれば、お客さまは違えど、継続に近いカタチになります。

そうなると、

  • 値段が高く
  • 新しいことに挑戦できる
  • 継続する

ようになり、単発と継続のメリットを享受できるようになります。

ブルーオーシャンを見つける

顧問は単発に比べて年間の売上が多くなります。

そこに対して広告宣伝しているのは、大きな事務所だけでなく紹介料で成り立つ仲介業者も介在します。

レッドオーシャンですので、紹介でいただく話でも相見積や料金一辺倒になりやすく。

それに比べてネットからの単発は、比較されることも値下げを要求されることもありません。

ご依頼までの導線づくりが大変ですが、そこをクリアできればブルーオーシャンなのかなと。

<編集後記>
11月9日火曜日
6時00分起床後ルーティン
来年に向けて所得税の準備。
ジムでトレーニング&ラン5キロ。
整体でカラダのメンテナンス。
ブログ更新。

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