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営業力

値下げを依頼されないための護身術<No 1321>

yujiro

)日本経済新聞 私の履歴書から

Contents

人を知り、その人に興味を持ち、そこから結びつくサービス

値下げをお願いされるとがっかりします。

結局、「誰でもいいんでしょう」と。

とりあえず、「言わなそん」くらいに思っている人も多いでしょう。

まぁ、値下げをお願いされるということは、こちらの色が相手に伝わっていないということ。

どこを切っても同じ、金太郎飴の一つだと見られているということです。

では、

  • 金太郎飴と見られないようにするにはどうするのか?
  • 唯一無二の自分として受け入れられるにはどうしたらいいのか?

そのヒントを新聞の連載で見つけました。

日経新聞の朝刊、私の履歴書で今、デザイナーのヨウジヤマモトさんが連載されています。

ヨウジヤマモトさんといえば、前衛ファッションの世界的デザイナー。

現在77歳。

私が自分で服を買いに行きはじめた13歳の頃、すでに全国展開されていました。

いかにもモード系で、普通の人にはなかなか着こなせないような服。

同じ名字で名前には惹かれるものの、ゴール(購入)にたどり着くことはないだろうと、これまで一度も店に入ったことはありません。

私が彼の記事に惹かれたのは、その生い立ち。

出征で父親を亡くし、戦後の物資のないなかで、母親の手一つで育てられました。

お母さまは、手に職をつけるために洋裁を習ったあと、新宿歌舞伎町で洋裁店を開きます。

  • 決して良いとは言えない土地柄
  • 戦争で父親を亡くし、芽生えた国に対する反骨心

がこのひとの人格をつくりあげます。

初回の記事を読んだ私は、

  • この人を知りたい
  • この人のサービスを受けたい

と思うようになり、翌日以降もかかさず読むようになりました。

人を知り、その人に興味を持ち、そこからサービスに結びつく過程を自分で体験し、「あっ、これだな」と。

値下げを依頼されないための護身術

発信の大切さ

同じ職業、同じようなサービスを提供していれば、金太郎飴だと思われても仕方がありません。

町医者のように、「近所だから」という理由で来てもらうのも悪くはありませんが、商圏が半径数キロに限られてしまいます。

自分というキャラが求められたら、距離に関係なく、遠方からでもご依頼はきます。

自分が金太郎飴の一つと見られないためには、自分が唯一無二の存在だと世間に認知してもらうこと。

何もせず、口コミで広がればいいですが、そんなことはあてにはできません。

まずは自分から発信することが大事でしょう。

SNSもいいですが、TwitterやFacebookだと流れていきます。

書いたことが蓄積されるブログやホームページを土台にして、そこからSNSを飛び道具として使うのが効果的です。

土台をしっかりしていないと、SNSの投稿が途絶えた時点で、発信の効果は薄れていきます。

ブログやホームページだと、例え1年更新していなくても、過去の記事が検索されることもあります。

「金太郎飴」から抜け出すためのブランディング

ブログやホームページでの土台ができたら、次は自分のカラーを打ち出していきます。

最初から自分のカラーを出せればいいですが、そこはなかなか難しいもので。

検索から「見ていただく方に対して役に立つ情報を」と渾身の記事を書いても、そこに自分のキャラがなければ仕事には繋がりません。

情報提供しながらも、記事にキャラを盛り込んでいくことは大切です。

  • 顔を出す
  • 方言を出す
  • 独特の言い回し
  • 変わった趣味
  • 変わった経歴
  • 変わった職歴

こうしたことが盛り込まれている記事と情報提供だけの記事だと、あとの記憶に残るのは前者です。

とはいえ、変わった職歴なんて、今さらつくることもできませんし。

嘘の趣味を並べるわけにもいきません。

ないのなら、今からつくっていけばいいのです。

顔を出していないのなら、顔を出すだけで違いになります。

職歴を変えるわけにはいきませんが、新しい趣味を始めることはできます。

こうしたことは、何か「極めてからでないと格好悪い」と思いがちですが、私の考えは違います。

常に、スタートしてから考える「見切り発車」です。

先月からはじめたYou Tube配信は、見切り発車の典型です。

YouTuberの動画は見ていませんし、同業の動画も見ていません。

見ると影響されて、似たものになってしまうのと、あまりにもレベルが高すぎてやる気が失せてしまうからです。

見なければ比べるものはありません。

しゃべりが拙くても、撮影や編集が上手じゃなくても構いません。

とりあえず始めることに意義があると考えています。

一つ一つだとやってる人はそれなりにいますが、

  • 税理士
  • ブログ平日毎日更新
  • セミナー自主開催
  • トライアスロン
  • ロードバイク・ヒルクライム
  • You Tube配信

といった具合にかけ合わせると、そう多くはありません。

ただ、こういったことをやっても、「それが仕事に繋がるのか」と思われる人もいるでしょう。

最近だと、ニュージーランドから贈与のご相談をいただいたお客さまには、

マラソンやトライアスロンという運動をお好きということで、フルマラソンを走った程運動好きな自分としては、初対面でも話が通じやすいのではないかと思いました。

といった声をいただいています。

特に、スポーツに関しては、ご依頼いただく方の指標になっているのかなと分析しています。

ただ、注意すべきは、ブランディングとはいえ、自分が好きでないことは選んではいけません。

好きでないと続かないからです。

You Tubeもやるまでは、大変だと思っていました。

  • ネタを考える
  • カメラを用意
  • マイクを用意
  • 身支度する
  • 部屋を片付ける
  • 編集する
  • サムネイルをつくる
  • 詳細を記入

ただ、本人は結構楽しんでやっています。

新しいことを始めるなら「楽しめるかどうか」は、継続のポイントです。

<編集後記>
4時30分起床後ルーティン
午後から外出なので午前中にブログを仕上げて更新。
午後からお客さま訪問。
帰ってから月次支援金・セミナーお申し込み対応。

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