地位財よりも非地位財。モノにこだわらない生き方＜No 1768＞

）娘と流れるプールへ

独立前と独立したあとで大きく変わったのは、付き合う人。

独立前は、雇われの人が多かったのに対して、独立後は、自営ないしは、自分で道を切り開くチカラを持っている人が多くなりました。

独立後、自分にとって生き方の軸が固まったのが大きな要因でしょう。

軸の一つが、「地位財より非地位財」を選ぶこと。

モノを得るよりも、コト（経験）を優先するようになりました。

高度成長期以降も、より多く、より高くを目指して世の中が動いていました。

就職したらクルマを買って、結婚したらローン組んで家を買う。

乗っているクルマでランク付けされることなんかもありました。

独立するまで、クルマも家も持たなかった自分は、こうした生き方とは離れたところを生きてましたが。

これは、モノよりもコトを好きで優先していたわけでなく、単にやれなかったからです。

一方、独立後は、できないからではなく、自分の軸としてコトを優先するようになりました。

結局、モノの喜びは、手に入れたときを頂点にして、徐々に下がっていくものだと考えるようになったから。

失ったお金に対して、等価の喜びを得られるのはそのときだけ。

その後、減っていくのだとつり合いません。

さらに、モノは古くなれば価値が目減りします。

世の中、こうした考え方をする人は少数派でしょう。

モノで満たされる生活、購買意欲を高めさせているのは、広告であり、経済回して欲しい国でもあります。

テレビ観ない私でも、視界の端に映るCM見れば、クルマが欲しくなりますしね。

軸を持たずに周囲やメディアだけ見てると流されてしまいます。

そうならないためにも、

・自分から情報を取りに行く
・専門外・興味のない分野のことも知っておく

ことは大事でしょう。

テレビは論外として、日経で多数派の意見を取り入れつつ、本やネットで少数派の意見も取り入れるのは有効です。

「2030年・3割空き家」知ってたら、急いで割高の家買わないでしょうから。

月の収入を家とクルマのローンに充てても、さらにコト消費できる余裕がある人であれば、こうしたことを考えることもなく。

モノもコトも両方取りにいけばいいわけですが。

モノに充ててアップアップだと、コトに回せるお金は残っておらず。

新しいことにチャレンジする機会は失われていきます。

モノを得て終わりではなく、そこから体験・経験が得られるかが大事でしょう。

ロードバイクを買って、トライアスロンを完走する。

一眼レフカメラを買って、ブログやHPに写真を掲載したり、You Tubeや動画を撮影する。

M2 Macを買って、毎日楽しく仕事する。

勤務の頃では考えられなかったいくつものコトを経験してきました。

経験は、どれだけ月日が経っても廃れることはありません。

世の中、自分より良いモノ持ってる人なんていくらでもいます。

周囲に合わせていいモノ買っても更に上には上がいるのでキリがありません。

モノそのものよりも、モノを使ってどんなコトを経験するのか？

その先にあるコトは、意外と手元にあるモノでやれるもんです。

人間誰しも、いいモノ持っている人を見ると羨ましくなるものです。

私自身もそうですし。

でも、いいモノ持ってる人を見ても、自分の２倍、３倍楽しそうにしているかといったらそうでもないかなと。

そう考えると、時間もお金もコトに費やしたほうが幸せかなと。

＜編集後記＞
9月20日 水曜日
5時15分起床
ジムでトレーニング、ブログ更新、インボイスのお問い合わせ。
午後から税務顧問訪問。
帰宅後、ドラマ「VIVANT」5話視聴。
夕食後に6話、7話を。