Road to IRONMAN JAPAN 2024。レースレポート・T1〜バイクFINISH<No 1853>
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Road to IRONMAN JAPAN 2024
9月15日に出場したIRONMAN JAPAN。
前回は、スイムの終了までお伝えしました。
今日は、T1からバイクFINISHまでお伝えしていきます。
レースレポート・T1〜バイクFINISH
T1
スイム終えてT1までは、それほど遠くありません。
通常のレースなら自分のバイクが置いてある付近で準備するのですが、IRONMANはバイクラックとギヤバッグのラックが離れているので、ギヤバッグの付近で着替えることになります。
ラックから離れたところに椅子が並べてあったので、そこにギヤバッグを持っていき着替えることにしました。
椅子に座ってウエットを脱ぎ、靴下を履き替えようとしたら、泥だらけでした。
足切り防止のためにスイム時にも靴下を履いていたのですが、脱いだあと足にも泥がついていたので、これを準備していたタオルで落としていきます。
周囲を見ると同じように、タオルで足を拭いている人がちらほらいました。
このあたり、ゆっくりしているところがショートと違うところです。
それでも、皆さん手早く着替えて離れていきます。
)ゼッケンなしでも、AIの顔認証で私を認識してくれるのが凄い
ウェア
いつまであれば、ノースリーブタイプのトライスーツなのですが、北海道の朝は寒いのでデソトの半袖タイプにしました。
)スイムFINISH DeSotoのトライスーツ(上)
また、アームカバーもT1でつけるのは面倒なのを見越して、スタート前から付けて泳いでいました。
ウェットの下にはめて泳ぎましたが、まったく気にならなかったです。
バイクスタートからスピードが出ると、ひんやりしていたので、アームカバーのおかげで体温調整することができました。
イチ枚、上から羽織っているくらいの効果はあったかと思います。
)スタート直後で、「アームバンド温かい」と安堵しているころでしょうか?
2.5往復の180km
IRONMANのバイクコースは180km。
バイク練はおろか、ゆっくり走るポタリングでも走った経験はありません。
故に、レース前の練習では、標高2000近くで140kmのコースをなんどか走っていました。
それでも、休憩ありですし、信号もあります。
ちなみに、皆生のバイクコースは140kmですが、信号待ちで強制停止されるので、そのときに休憩できて回復できていたのでしょう。
なぜなら、140km超えてからの披露が半端なかったので、休みなしで走り続けるIRONMANのバイクは国内トライアスロンで最強だと感じました。
もちろん、それを見越したペースで走ったのではありますが。
- 最大心拍の 65%〜70%
7割ペースでも、100km付近と140km過ぎたあたりで、「このペースじゃ持たない」と感じました。
時計をいちいち見るのは面倒なので、7割は感覚です。
獲得標高 1450m
バイクは高速道路で平坦と思われがちなところ、獲得標高は1,450mと結構あります。
事前に知っていたので、それなりのアップダウンがあることは覚悟していました。
上りに関しては、普段のバイク練でこれくらい上っているので総じて問題ありませんでした。
平坦で自分をパスしていったバイクを上りで抜いていくのがずっと繰り返されることに。
前方の長い上り坂に見える50人くらいを、上りのたびに後ろからひとりずつゆっくり抜いていくのは爽快です。
もちろん、速い人には、このあと平坦で抜かれるのですが。
それでも、普段のバイク練の成果が思った以上で嬉しかったです。
エイドと補給食
バイクコース上にエイドは3つ。
コース上には、次の順で配備されています。
- 水
- アクエリアス
- アミノバイタル
- アクエリアス
- 水
バイクのエイドにコーラがあったかな?と思ってアスリートガイド見たのですがランだけでしたね。
皆生だとバイクのエイドに、小さなおにぎりやバナナがあったのですが、IRONMANに固形物はありません。
唯一の補給食にアミノバイタルがあるのですが、これが曲者でした。
というのも、バイクの後半で「売り切れ」になるからです。
実際、私も、100km過ぎて、パワーが出なくなったときに一つ摂れただけでした。
次のところでも摂ろうとしてら、以降はどこも売り切れだったので。
で、私がバイクで準備した補給食が以下の通り。
- モルテン320×4
- ミニドーナツ(無印良品)×4
モルテンは、スタート前、DTバーボトルに一つ、残り3つのうち2つを弁当ボックスに入れて、1つをトライスーツの背中ポケット入れました。
ミニドーナツは2つを弁当ボックスに入れて、残り2つはトライスーツのポケットへ。
今回、弁当ボックス導入してはじめて装着したのですが、モルテンの厚みがジェルの2倍くらいあるので、意外と入りませんでした。
あと、DTバーボトルに入れたモルテンが、飲んだあとストローから滴り落ちてきて、ハンドルまわりがベドベドになって難儀しました。
2本めは、長い上りで15km/hくらいになったときに、モルテンの封を切って、いったんエイドでもらったIRONMANのボトルにいれたあと、よくシェイクしてから、DTバーボトルの蓋を開けて入れました。
走りながら曲芸みたいなことをしたので、この間は、軒並み抜かれてましたが。
これは危険なので、3本めと4本めは、エイドで止まって補充しました。
ミニドーナツは、上りで封を切って食べるのは問題なしでした。
ペース
)下りは怖くてDTポジションとれません^^;
獲得標高1400m以上あり、上りと下りがあるので、下りは50km/h前後でますし、上りは10km/h台になることも。
バイクと自分共に、ロングで平均30km/h以上維持するのは難しいと予想していました。
180kmもあるので、平均25km/h以上キープできれば御の字かと。
平均スピードは止まっている時間も含めてで、平均移動速度は動いている時間だけの平均です。
普段、この2つがあるのを意識していなかったですが、平均移動速度で31.2km/hを記録しているのは、自分でもびっくりです。
初の180kmで、かつ、アルミ製のエントリーモデルでなので上出来です。
合計タイムと移動タイムに43分の差があるのが気になります。
皆生のようにたくさん信号待ちしてればわかるのですが、IRONMANは信号待ちなしですし、エイドや休憩所で、ほんとにピタッと止まったのは2回のみ。
1回めは、モルテンを入れただけので2分から3分程度、2回目は、140kmあたりで足の裏が急激に痛くなってマッサージしたときに5分程度。
2つ合わせても10分も休憩とってないはずなのに、なぜ?
ドラフティング
IRONMANは、ドラフティングに厳しいと聞いていたのですが、オートバイの監視や注意を見ることはありませんでした。
周回コースなので、どうしても前に詰まりがちになります。
自分は極力一度で前をパスするのですが、抜いたあと、後ろの人がピッタリくっついてくることが何度かありました。
風よけにされたときは、ドリンク飲んでスピード落としたら前に行ってくれました。
景色
ほぼ、高速道路なので景色は期待できないと思っていたのですが、北側に山が見えますし、南側には海が時折見えるので、そのたびに、北海道に来ていることを堪能しながら走りました。
閉鎖された空間で「飽きるよ」と、札幌から応援に来てくれた従兄弟には言われていましたが、逆に裏切ってくれて良かったです。
トンネル
コースの真ん中あたりに片道2km超の長いトンネルがありました。
1km走るのに2分近くかかるとしたら、4分以上トンネル内を走ることになります。
追い越し禁止ではないのですが、見えづらいということもあり、極力、追い越しはしないようにしました。
とはいえ、前に追いついたらドラフティングになるので、後ろに気をつけながら追い越します。
)トンネル抜けて安心したのか?DTポジションとってません^^;
迷うポイントは1つだけ
コースは高速道路を2.5周します。
このコースの難点は、「今、自分がコースのどこにいるのかわからなくなること」です。
- 北斗中央
- 木古内
- 茂辺地
それぞれの位置を事前に把握しておくだけなのですが、100km超えたあたりから思考スピードが落ちてくるので正確に判断できなくなります。
頼りにするのが、スマートウォッチの距離表示とコース上の距離表示です。
気をつけるべきポイントは1つだけ、145kmの木古内で折り返したら、今後は北斗中央まで行かずに茂辺地で折り返すこと。
- 一周目と二周目 右
- IRONMAN LAST 左
茂辺地の分岐で左に行くところだけ気をつけておけば、バイクでコースロスすることはありません。
そのためにも、スマートウォッチかサイクルコンピューターは備えておきましょう。
きつかったところ
きつかったところはいくつかありますが、100km前後と140kmを過ぎたあたり。
モルテン飲むペースが遅くて、エネルギーが枯渇したところなんでしょうが、こういうときのためにジェルの補給食を2つくらい持っておいたほうが良かったなと。
あと、アミノバイタルが売り切れになったのも誤算でした。
「なくなる」とは聞いていたのですが、モルテンとドーナツあるし大丈夫かと思っていたのですが、こんなにジェルが欲しくなったのははじめてでした。
ラスト
高速道路を下りてからは、追い抜き禁止区域に入るので、ランに向けての準備をしておきます。
)戦い終えて、完全にリラックスしています
補給するのもいいですし、心拍落としてリラックスするのもよろしいかと。
スイムを1019位/1311人で終えたあと、T1で1,109位まで落ちたあと、バイクでは419位となりました。
これがバイク単体なのか、スタートからバイクFINISHまでを通じての順位なのかわかりません。
T1が1,109位のあと、バイク9kmで831位にいきなり上がっているので、9kmで300人も抜くのも無理でしょうから。
いずれにしても、バイクスタート時で831位からFINISH419位で差し引き412順位を挙げたことは間違いないでしょう。
上り坂一回につき40人くらいは抜いていたので、妥当かなと。
予想と6分差
IRONMAN JAPANのバイクについてお伝えしました。
予想タイムが6時間30分に対して、結果は6時間24分なので、なかなかの的中率で90点。
足りない10点は、
- 補給のタイミングがズレた
- アミノバイタルの売り切れを見越してジェルを持たなかった
あたりでしょうか。
とはいえ、初のIRONMANでこの誤差なら合格点をもらっても良いかなと。
<編集後記>
9月25日 水曜日
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午後から法人のお客さま訪問、別の法人のお客さまで資産購入時のキャッシュフローをシミュレーションして回答。
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