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お金を増やすなら「売上」ではなく「利益」。5つの口座で見える化する<No 494>

 

「菓子パン」と「エスプレッソ」

自分で事業を始めると、

  • 事業のお金
  • プライベートのお金

がごっちゃになりがちです。

かつての私も、税金の計算はできても貯めることは苦手でした。

それでも、結婚前の一人暮らしのおかげで、やり繰りする技術を学びました。

私がやっていた方法は、複数の封筒を用意してそれぞれに、

  1. 家賃
  2. 食費
  3. 携帯電話代
  4. 国民年金
  5. 貯金
  6. 消耗品
  7. 交際費

とマジックで書き出します。

そして、給料日当日に給料全額を上記の封筒にしまいます。

このうち、引き落としのものは1円までの端数を付けて、引きお落とし口座に入金します。

なので、当時の預金口座は入金した金額がそのまま落ちるので、常に残高が同じでした。

手取り20万を切る薄給(可処分所得は15万を切る)
ながらも貯金ができたのもこれをやっていたおかげです。

ちなみに、当時設定した食費は月1万5千円。

そのため、毎晩、寝る前に炊飯器をセットして、毎朝、卵焼きを作ってお弁当に詰めていました。

三食自炊して最低額は月1万2千円。

住んでたマンション1階にファミマがあるにも関わらず、弁当類は一度も買わず。

近隣に美味しそうな飲食店がたくさんあったのに一度も行かず。

マイルールとして毎週土曜の朝に

  • 菓子パンと
  • エスプレッソ(マウントレーニア)

だけ購入OKという極めぶり。

結婚後は流石にこのやり方を持ち込んでませんが・・

ある時から「封筒」を「口座」に見立てることで同じ効果が得られるようになりました。

5つの口座で見える化する

独立当初の開業資金はそれなりに必要です。

税理士なら

  • 税理士登録
  • 会計ソフト
  • 税務ソフト
  • ノートPC
  • スキャナー
  • 名刺
  • 案内状
  • 印鑑・スタンプ
  • キャビネット

事務所を借りたらこれに、保証金と家賃が加わります。

毎月の売上だけですべての経費を賄うことができればいいですが、
開業当初はそういうわけにもいきません。

資金がショートする月があれば、プライベートから補います。

そうすると、職業柄、税金上の利益を計算することは得意でも、
どこまで自由に使えるお金があるのかがなかなか見えてきません。

そこで、変えたのが口座の数を増やすこと。

独身時代の「封筒」を「口座」に見立てます。

用意したのは既存の口座5つ。

  1. 売上入金用
  2. 利益用
  3. 自分の給料用
  4. 税金用
  5. 事業経費用

結局、使えるお金がわからないのは、「利益」≠「手元のお金」だからです。

もちろん、キャッシュフロー計算書というものもありますが、
誰にでも理解できる仕様にはなっていません。

その点、預金口座であれば誰でも理解できます。

1、売上入金用

あらゆるお金を一つの口座でまとめていたら、お金があるのかないのかわかりません。

たとえ現時点で残高がそれなりにあっても、大きな支払いの予定があれば時期になくなります。

なら、用途別に口座を作って分けておきます。

売上入金用は読んで字のごとく、売上が入ってくる口座です。

通常、商売上の振込口座を複数用意していますが、あえて1口座にします。

入り口を一本にすることで、ひと月にいくらの入金があったのか、
その口座を見るだけでわかります。

会計ソフトを立ち上げる手間もありません。

そして、入金された売上の全額を、用途別にその他の4つの口座に振り分けます。

すると、口座の残高はゼロになります。

口座の残高がゼロになっても、
支払い口座は別に設けているので引き落とし不能の心配はありません。

2、利益用

利益が残らない理由は、一番後回しにするからです。

なら、先に避けておきます。

この時、売上口座に入った金額から避けるのは、定額ではなく、売上ベースにします。

もちろん、開業当初は利益のない月もあるので、無理のない割合にします。

仮に1%の設定で20万の売上なら、僅か2千円です。

最初は無理なく初めて、軌道に乗り出したら徐々に%を上げていきます。

それと、大事なことは利益用の口座は、目の触れないところに置いておきます。

なので、ネットバンクに繋ぎません。

手取り早いのは、既に持ってる口座のうち、ネットバンクに繋げていないものを利益口座に設定します。

その口座が複数ある場合は、利用できるATMが一番遠い金融機関します。

そうすることで、引き出すのが面倒になります。

これぐらいしないと、貯まらないでしょう。

3、自分の給料用

独立すると「自分のお金であっても使えない」なんてことが出てきます。

そのため、利益同様に自分が使えるお金を先に避けておきます。

「そんなん、自分の給料なんかあれへんわ」

とおっしゃる方はそもそも独立するスタートが早かったのかもしれません。

  • 勤務しながら副業で始める
  • 創業融資で手元資金を増やす

などして余裕を持って始めます。

前述とは逆に、気分が大きくなって事業経費と同じ感覚で
プライベートでお金を使ってしまうこともあるでしょう。

自分の給料用の口座があれば、プライベートの支出はその範囲内でおさまるようになります。

4、税金用

「消費税なんか払われへんわ!」

巷でよく聞くフレーズです。

ならどうするか?

簡単です。

先に避けておきます。

私のお客様の多くはこの方法で、無理なく納めていただいています。

消費税は売上に変動がなければ、ほぼほぼ予測はつきます。

仮に準備した金額と納める金額に開きがあったとしても、全く準備していないのとでは雲泥の差です。

仮に税理士からの指導がなくても前年分を目安にして毎月同じ額を税金用口座に分けておきます。

この税金用口座もネットバンクでない方がベターです。

5、事業経費用

経費は一番最後です。売上を100%と設定し、

  • 利益を2%(目標15%)
  • 自分の給料5%(目標25%)
  • 税金5%(目標5%)

と設定していたら残りの88%を事業経費用口座に入金します。

この事業経費用口座は、既にあるネットバンクのうち一番支払い件数の多い口座にします。

そうすると、引き落とし口座の変更が少なくて済みます。

ちなみに、私の場合は、

  1. 売上入金用(三菱UFJ)ネットあり
  2. 利益用(池田泉州)ネットなし
  3. 自分の給料用(ソニー)ネットあり
  4. 税金用(ゆうちょ・妻)ネットなし
  5. 事業経費用(ゆうちょ・自分)ネットあり

という設定にしています。

ポイントは、「利益用」と「税金用」をネットに繋げていないことです。

よって、引き出すには最寄りの支店にまで行く必要があります。
(最も、手数料がかかってもいいのならコンビニでも可ですが)

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