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予算を組むとお金の流れが見えてくる。決算で慌てないためにできること<No 1034>

yujiro

)ヘアサロンまでRUNで

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予算をつくって決算で慌てない

なんでもそうですが、事前に練習をしてから本番に臨めば、何もしないよりかはうまくいきます。

決算も同じです。

事業を始めたら、私のように毎日経理をする人もいれば、決算になってから領収書を集めだす方もおられるでしょう。

決算になって数字を打ち込むと、思わぬ利益が出てくることがあります。

資金に余裕があればいいですが、それでなければ税金を支払うのも一苦労です。

事前に予算をつくっておけば、決算で慌てることはありません。

予算を組むとお金の流れが見えてくる

予算の組み方はいろいろありますが、難しいことは必要ありません。

とりあえず、簡単なことから初めていきます。

会計ソフトでベースをつくる

私の場合、まずは会計ソフトで試算表をつくります。

会計ソフトは市販のものでもなんでも構いません。

期中(決算が来るまでのあいだ)、試算表はトータルの金額だけなく、毎月の数字を並べて見ます。

月次推移試算表とか、これに似た名前のものがそうです。

合計試算表や残高試算表だと毎月の数字の流れがわかりません。

月次推移試算表で月単位の売上・仕入・経費・利益を横に並べて比べます。

  • 前後の月で比べる
  • 前年同月と比べる
  • 前年同月合計とくらべる

月次推移試算表は、損益の流れはわかるのですが、お金の流れが見えづらいのが難点です。

また、翌月以降に予算のデータを入れると、正規のデータを入れるときにミスで被ってしまう恐れがあります。

そこで、月次推移試算表はそのままにして、その数字を使ってExcelでキャッシュフロー表をつくります。

予算はExcelキャッシュフロー表で

月次推移試算表で作成した現在進行中までのデータをExcelでつくったキャッシュフロー表に移します。 

キャッシュフロー表ではP/L(損益)とB/S(お金)の両方の流れを見ることができます。

まずは、翌月以降の予算をExcel上に入力していきます。

予算は、

  1. 前年実績
  2. 前年対比
  3. コロナの影響加味
  4. 前年実績 ± 確定した事実を加味

など、事業の状況に合わせて決めていきます。

とりあえず予算の判断材料がなければ、前年実績をそのまま入れるのも良いでしょう。

顕在化している事実があれば、ピンポイントで上書きしていきます。

コロナの影響で売上ダウンが確定しているのなら、翌月以降の予算も減らしていきます。

変動費は概ね自動で減りますが、固定費は何もしなければそのままです。

自ら削減できるものであれば利用頻度を減らす。

交渉が必要であれば早めにアクションを起こします。

予算は損益で把握するだけでなく、B/Sでもお金の流れを見ながら立てていきます。

B/Sには、「経費にならない支払」や「売上にならない収入」など、P/L(損益)にあがってこないお金の動きを把握することができます。

  • 前年に大きな借入をしている
  • 個人へ返済金額が大きい

などお金が減る要因があれば、今後の対応策を練ります。

逆に、減価償却費のように「経費だけれども支払いがない」お金の動きも合わせて見る必要があります。

こういった動きはP/Lだけ見ていてもわかりません。

個人の確定申告でいえば、損益計算書を作っていても、貸借対照表の提出は強制でないので、
提出される方はごくわずかです。

損益計算書だけ見ていてもお金の動きはわかりません。

お金の流れを見えるようにするには、貸借対照表もつくること。

その過程でキャッシュフロー表もあれば鬼に金棒です。

自分でつくるのが難しければ、そこはプロに教えてもらうなり、依頼すれば良いでしょう。

キャッシュフロー表があれば、今年のどこで資金がショートするのか、
その予想を立てることができます。

借入をしたら、今のチカラで何年で返せるのか試算できます。

予算があれば、決算で慌てることもなくなります。

<編集後記>
4時30分起床後ルーティン

源泉納付書の作成を粛々と、持続化給付金、ライターさんとやり取り、休業要請外支援金の専門家報酬申請、算定基礎提出。

午後、先にバイク&ラン、その後にブログ。

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