2022年 村上・笹川流れトライアスロン遠征日記・OWSバトルの洗礼<No 1571>
<セミナー・コンサルティング情報>
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レース当日の朝
レース当日、午前4時の起床予定がアラームが鳴らずに5時起床。
焦って右腕へのボディーシールを逆に貼っちゃう失態。
(ヘルメット、バイク、ゼッケンベルトでナンバー確認できるので問題なし)
スタートが9時なので、2時間前の7時には宿を出ます。
宿から会場までバイクで5分程度の距離。
7時まで2時間ありましたが、パソコン開いてルーティンこなす精神的余裕はありませんでした。
OWSバトルの洗礼
会場に入ると見ての通りの青空。
前日のどんよりした天気が嘘のように晴れています。
ただ、1m以上の荒れた波を見てビビりましたが泳ぐのはそこではなく。
コースは、テトラポットの内側でした。
前回出場した宮崎が300名超、今回は500名超えですが、早めに着いたのでそれほど混んでいません。
)トランジットエリアで準備する私
※ 以下、私が写っている写真は、井ノ上陽一写真館ご提供
会場入りが遅いと混雑して焦るので、スタート90分から120分前には着いておいたほうが安心です。
)トランジットエリアにて
早めにセッティングを済ませれば、こうした写真を撮る余裕があります。
※ 向こう側に見える赤白のボスのバイク1台で私のバイク7台買えます。
特にバイクは、どういったトラブルが起こるかわかりません。
特にパンクは一番頻度が高く、修理に時間もかかります。
トイレは混雑しているので、宿で済ませておいたほうが賢明です。
そうこう仲間としゃべってるとあっという間に2時間経ちます。
)スイム前
ウェットスーツは早めに着ると暑いので、試泳(試し泳ぎ)ギリギリまで着ないで手元に持っておきます。
スーツは肌が汗ばんでいるとくっついてスムーズに着られずに汗だくになります。
ビニール袋を手や足に付けて通すとすっと通るので涼しく着られます。
トランジットエリアで着てもいいですが、私は海岸の砂場でないコンクリートのところで着ました。
使ったビニールは、スーツの内側に放り込んでおきます。
(今回、はじめてそうしました)
試泳
レース前の試泳の時間で、事故を防ぐため必ず泳ぐ決まりになっています。
初戦の宮崎ほどの怖さはなく。
それでもスタートしたらどうなるかわからない緊張感はありました。
少しでも海に慣れるために、ボートに乗った審判員の近くまで泳いでいきました。
小さなことですが、「ここまでいつもどおり泳いでこれた」という実績を心のなかにつくるのは大事なこと。
スイムスタート
10名ずつのローリングスタート。
今回は岸と平行に泳ぎます。
前回、宮崎では横幅を広くとってくれていたのですが、スタート付近は審判員のボートで固められているので片側10mほどの距離しかありません。
必然的に密集状態となり、バトルで殴られ蹴られるリスクは高まります。
宮崎では最初の直線、ブイまでの300mが遠くて遠くて不安しかありませんでした。
それでも、三角形のコース2周なので、1度陸に上がって一息つくことができました。
今回、村上は片道750mの1周1500m。
陸に上がって休みことはできないので不安しかありません。
不安を通り越して、「どうにでもなれ」と腹をくくって海に入っていきました。
スタート直後、「入れ食い状態の魚の群れに入っていくような感じ」と言ったらご理解いただけるでしょう。
それでなくても狭いところに後から後から人が重なるように押し寄せてきます。
後方から自分の間近を追い上げていくとき、右か左か片側だったら逆側に避けられますが、左右両方からだと現状維持せざるを得ません。
うまく追い抜いてくれれば良いのですが、クロールの手の振りを加減してくれないと、パンチがモロにヒットします。
序盤はブイで前方を確認しつつ、前後左右を避けながらなんとか泳いでいました。
ストップして立ち泳ぎすると、その分だけ遅くなります。
多少ぶつかっても泳ぎを止めないことは宮崎で学びました。
心拍は結構上がった状態を続けながら、「そろそろ結構来たかな」と前方を確認するも、ブイはちっちゃいまま。
半分(350m)くらいまで来てもちっとも大きくならないので、宮崎で学んだ「ブイを見ないで、コースロープと平行に泳ぐ作戦」を開始。
多少誰かに当たっても泳ぎを止めずにかき続けます。
このあたりでOWS(オープンウォータースイム・海)バトルの洗礼。
まずは、ゴーグルをぶつけられて右目に水が入りました。
ひるんでいると、右側からエルボードロップ入ります。
立ち泳ぎでゴーグルの水を出して、しっかり装着し直します。
ここで大きくひるまず、すぐにクロールを再開できたのは前回からの大きな成長でした。
そうこうしながら、黙々と泳ぎ、「まだまだだろう」と思って顔をあげたら目の前におっきなブイがありました。
片道750mの終了です。
帰りの復路に入ると心拍が落ち着いくのがわかりました。
「半分終わって安心したのでしょう」
帰りは、後から追い上げてくる人と並走して泳ぐことができました。
自分より少し早い人の斜め後ろにいると、その人のつくった波を利用して楽に泳ぐことができます。
このあたりの心拍は150くらい。
これぐらいになると、普段のプールだと嗚咽(おえつ)があるのですが、OWSだとまったくありません。
宮崎でもなかったので、プールの嗚咽や吐き気は、おそらく強い塩素が原因なのでしょう。
精神的なプレッシャーが原因であれば、OWSはプールの比ではないですから。
帰りは周囲の混雑ぶりもやや解消され、泳ぎやすくなりました。
顔を上げて空いているところを見つけてそこに向って泳いでいくことの繰り返し。
距離的には長くなりますが、バトルに巻き込まれるよりもマシです。
ぶつかって、ひるんで立ち泳ぎする回数は、前回宮崎より格段に少なくなりました。
陸に上がってタイムを見ると37分台。
前回は39分台でしたので2分ほど速くなっています。
鉄のメンタルまでは遠い
OWSの攻略法は、ぶつかられてもひるまずに手を動かし続けること。
もちろん、強く叩きつけるような自分がやられたら嫌なことはしないこと。
立ち泳ぎの回数を減らすと、その分タイムは速くなります。
恐怖心は、立ち泳ぎするほど大きくなり、逆に手を動かし続けるほど小さくなります。
どれだけ当たられてもひるまない鉄のメンタルにはもう少し時間がかかりそうです。
<編集後記>
9月26日月曜日
5時30分起床後ルーティーン
10時に宿をチェックアウト、道の駅で妻と娘への土産、立ち食い寿司でランチ。
新潟空港と空でブログ更新。
夕方5時に帰宅。
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