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税理士業

そこに思い描いた未来はあるか?税理士事務所を就職先に選ぶ場合のポイント<No 86>

yujiro

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環境面は充実しているか

税理士事務所への就職を希望される方の多くは、将来、税理士になることを考えている方でしょう。

パートタイムなどの雇用形態によっては、そうとも限りませんが。

そういう意味では、税理士事務所に就職したにもかかわらず、
税理士になることを想定していなかった私は、少数派でしょう。
(25歳当時私は、経理を学びに就職しました)

税理士になるためのキャリアを積むためには、どういった環境が一番いいのか?

自分の経験と、友人・知人の情報を基に振り返ります。

 

なりたい税理士像を思い浮かべよう!

まず、出来る限り将来なりたい税理士像を思い浮かべます。

  • 大企業を相手にしたいのか?中小零細企業?
  • 海外取引も視野にいれているのか?
  • 特定の業種に特化したいか?
  • オーソドックス?
  • 相続専門?
  • 個人(所得税)or会社(法人税)のとちらかにウエイトをかけたいか?

 

とりあえず、「税理士事務所」という大きなくくりで、就職先を探される方も多いでしょうが、
ある程度は、将来の自身の税理士像に沿った事務所を探すのがいいでしょう。

大企業であれば、税理士法人か従業員数が30名を超えるような大きな事務所でないと扱うことは少ないでしょう。

その他の海外、特定の業種、相続専門、個人法人特化などは、
求人票などの情報で事前に知ることは出来ます。

なにも記載がなければ、「オーソドックス」な事務所ということでしょう。

 

なかには、経験を積むために渡り鳥のように、いつくかの事務所を転々とされる方もいます。

この業界は、前職の勤務歴が長いからいいとか、そういうことはないので、
動けるのであれば、複数の事務所を経験することも視野が広がって良いでしょう。

 

自分が成長できる環境があるか?

自分の税理士像にあった、やりたい仕事が見つかれば、
次は、「成長できる環境があるか」が大切です。

こればかりは、働いてみないとわからないものですが、
従業員数や年齢構成なので、わかることもあります。

年齢構成が縦に長いと、所長・番頭・中堅・先輩・新入社員のように、
序列があるので、実務を教える環境と、辞めない環境があると想定出来ます。

逆に、年齢構成が30代前後の若い方たちばかりだと、離職率が高い職場と見受けられます。

私は、オーソドックスな事務所を3件経験しましたが、
その時の基準は、「この人について行きたい」と思えるかどうかでした。

1件目の事務所は、番頭さんに対してそう思えたので、3年勤務出来ました。

2件目は、全くかなわず、すぐに辞めました。

3件目は、この基準ではなく、後述の勉強できる環境で決めました。

  • トップが自分のなりたい税理士像か?
  • 実務を教えてもらえる環境があるか?

 

試験勉強できる環境はあるか?

将来、税理士を目指しているのであれば、試験勉強できる環境があるのかは大きな問題です。

求人票では、「勉強できます」と書かれていても、いざ就職すると、
毎日終電ということも聞きます。

面接時点で、強く確認しましょう。

同じく勉強している受験生が職場にはいるかどうかは、いい面・悪い面それぞれあります。

はっぱをかけられて、勉強せざるを得ない状況が出来ますが、
誰が受かって、誰が受からなかったとか、面倒くさいこともあります。

私は、常に「受験生私ひとり」の職場でした。

ライバルは、専門学校で作れば良いので、これに関しては良かったかなと思います。

 

 

福利厚生は充実しているか

待遇面

いくら丁稚奉公の業界といっても、時代は変わりました。

最低限の年収は保証してもらいたいです。

20代の方や、未経験の方などは、就職活動に苦戦して否応が無しに、
低収入を選択せざるを得ない状況に立たされてることもあると思いますが、
正社員なら賞与も含めて最低年300は確保しましょう。

「経験に応じて、後々上げてくれるだろう」と、そんな甘い考えは通じません。

いったん就職すれば、その賃金を了承したものとして、経営者は維持します。

年齢も経験も関係ありません。

最初が肝心です。

 

保険関係

税理士国保が主流ですので、年金は自分で国民年金をかける必要があります。

国民年金だともらえる年額は70万程度です。
(2016年現在)

将来は、抜本的な改革が無い限り、もっと減るでしょう。

元々、税理士事務所には社会保険の加入義務がありません。

社会保険に加入している事務所は少数です。

 

 

IT環境は進んでいるか?

この業界は、IT落差が激しいです。

IT環境が低ければ、記帳代行や作業による報酬が売上の多くを占めます。

新入社員であるがために、作業にほとんどの時間を充ててしまうと経験として伸びる割合は低いです。

顧客とのコミュニケーションや、事例による課題をこなすことにより、
この業界では大きく成長できます。

作業で一日を終えてしまうと、「キーパンチャー」の域を越えられません。

また、昨今のIT進歩は目覚ましく、時代の流れに乗っているかいないかで、
仕事の効率、顧客への情報提供などで大きく差がでます。

 

事務所の色は、それぞれ大きく異なります。

事務所に自分の労力を提供しつつも、自身の成長のために利用させてもらえる環境であれば、
そこがあなたの居場所です。

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