売上至上主義は捨てる。大事なのは損益分岐点<No 271>
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売上は増やせばいいってもんじゃない
ゴシップ記事によくある
- 年商10億円の青年実業家
でも、事業にかかった経費が12億円なら2億円の赤字です。
いくら売上が高額でも利益が出なければ儲かりませんし、事業としては成り立ちません。
まずは事業の体質を把握しておきましょう。
損益分岐点を知っておく
自分の事業の体質を把握していなければ、どんぶり勘定になります。
ありがちなのが、
- 利益が出ない
出ないから
- 売上を増やそうとする
そのために、
- 値下げをする
値下げをして売上が増えると、扱う量も増えて
- 人件費など、固定費が増える
そして、
- 売上が増えているのに、利益は変わらない
- 会社全体が疲弊する
- 労働環境が悪化する
- 離職率が増える
- サービスが低下する
- 客離れから売上が低下する
- 一度上げた固定費を下げられない
- 赤字になる
というパターンです。
このようにならないためにも、黒字になるにはどれだけの売上をあげなければならないのか、その
基準を知っておく必要があります。
損益分岐点
損益分岐点は、黒字と赤字の境目、つまり「トントン」の状態です。
売上に比例して発生する変動費に対して、固定費は売上の大小にかかわらずに発生します。
まずは、この固定費を回収するために必要な売上をあげなければなりません。
そのために必要な最低限度の売上を、「損益分岐点売上高」といいます。
ですので、この損益分岐点売上高を超えなければ必然的に事業は赤字になります。
損益分岐点売上高は、
「固定費÷限界利益率」
で算出します。
限界利益率は、限界利益を比率にしたもので、自社の「稼ぐチカラ」です。
仮に、
売上高 :2,000円
売上原価 :1,300円(全て変動費)
販売費及び一般管理費: 500円(変動費200円、固定費300円)
とすると、この場合の限界利益率は、
売上2,000-変動費(1,300+200)=限界利益 500円
限界利益 500円÷売上2,000円=0.25
25%となります。
限界利益率が出たので、これで損益分岐点売上高を算出します。
固定費300円÷0.25=1,200円となります。
費やした経費を回収するには、最低1,200円の売上が必要となります。
つまり、売上が1,200円超えれば黒字になるということです。
外より中身が大事
どれだけ規模が大きくても、メタボ体質ではいけません。
中身をしっかり把握して、スリムな経営を維持しましょう。
<編集後記>
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