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シニア起業の落とし穴。リスクと無理のない起業について<No 1335>

yujiro

)消費税インボイスフェア 紀伊國屋書店 梅田店

Contents

退職後は会社の看板で食べていけない

定年退職や早期退職された今の60代は若いかたが多く。

知力体力共に現役の方と変わりません。

まだまだやりたいことがあると、シニア起業されるかたもいらっしゃいます。

現役時代、それなりの肩書でそれなりの実績をあげてきたなら、なおさら自信があるでしょう。

ただ、60を超えて新たに事業をスタートするにはリスクは少なからず伴います。

現役時代、それなりの成績を残せても、それは組織の看板があってのこともあり、後ろ盾をなくすとモノを売るのは簡単なことではありません。

もちろん、現役世代に培ったノウハウはまだまだ色あせていないでしょうから、やりようによってはうまく売上をあげることも可能でしょう。

今日はシニア起業のリスクと、無理のない起業についてお伝えします。

シニア起業の落とし穴。リスクと無理のない起業について

事務所を借りない

以前の職場からまとまった仕事が引き継げるといった、確実に売上が見込まれない限り、最初から事務所を構えることはオススメしません。

ゼロから始める場合はもちろんのこと、「退職後もお願いします」といった口約束は信用せずに自宅兼事務所から始めましょう。

事務所を構えるのは見栄を張りたいケースが多く、本当に事務所が必要なビジネスはそもそもシニア起業向きではありません。
(不動産を持っていれば別ですが)

売上度外視で最初から事務所を構えると、初月から固定費だけかさんでいきます。

すぐに売上が立てばいいですが、現金商売でない限り、仕事をとっても入金は翌月以降であり。

仕入れがあれば、さらに支払いが先に経つので資金繰りは最初から窮地に。

運転資金の融資を受けるやり方もありますが、シニア起業は知力体力がどこまで持つのかわかりません。

突然廃業となったときに、残債を返済するだけのキャッシュが残っていればいいですが、設備投資していればすぐに売って換金というわけにもいきません。

シニア起業、まずは自宅から始めてはいかがでしょうか。

在庫を抱えない

在庫をかかえる事業は、シニア起業にかかわらず、余剰在庫・入出金の資金ギャップ・薄利多売といったリスクがあります。

現役時代と同じ事業であっても、モノが売れていたのは会社の後ろ盾があったからというのは少なからずあるでしょう。

倉庫を借りれば倉庫代がかかりますし、自宅に保管できたとしても、それを家族に了承してもらえるかといった問題もあります。

それなりに売れていればいいですが、売れないモノが生活用スペースを潰すようだと家族も自分も疲弊します。

どうしても仕入れのある事業を行うのであれば、

  • 仕入れは売上がたってから
  • 代金を前受けていただく
  • キャンセル時の保証についての契約

といったことは細かく決めておいた方がいいでしょう。

自分の仕入れについても、返品可能であるのか、キャンセルの対策は必須です。

売上キャンセル時に仕入れのキャンセルができなければ、在庫をかかえることになり、支払いだけが先に立ち、高額商品だとキャッシュ不足で廃業というのも無きにしもあらず。

廃業で済めばいいですが、最悪自己破産ということにもなりかねません。

高額な設備は入れない

まとまった預貯金があったり、そこそこの退職金をもらったりすると、人間気が大きくなります。

本来は老後資金を想定していたにもかかわらず、高額な設備を入れてしまうと老後のお金は不足します。

設備をいれても、その代金は数年かけて少しずつ回収していきます。

金額にもよりますが、100万円単位だと1年2年で回収できるものではありません。

また、会社のように次の世代は控えていません。

どうしても必要であれば、買い取りでなく契約期間の縛りのないリースやレンタルにしておくとリスクを抑えることができます。

シニア起業に無理は禁物

勤務時代に出来なかった事に挑戦したいという方もいるでしょう。

ただ、残りの人生どこまで現役でやれるのかわかりません。

自分だけでなく家族のことも考える必要がありますし。

シニア起業するのであれば、

  1. 事務所を借りない
  2. 在庫をかかえない
  3. 高額な設備は入れない

を守れる範囲内でとどめておいた方が懸命でしょう。

あとは、

  • 預金残高
  • 売上
  • 利益

といった最終ラインを事前に決めておくのも良いのかと。

クリアできなければ、縮小するか撤退する。

シニア起業に無理は禁物です。

<編集後記>
10月7日木曜日
4時30分起床後ルーティン
午前中、9月決算対応、You Tubeネタ思案・スライド作成・撮影・編集。
午後からYou Tube編集、ブログ更新、You Tube動画アップ。

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