2022年 村上・笹川流れトライアスロン遠征日記・我慢のバイク向かい風からの逆襲<No 1572>
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スイムからバイクへ
9月25日の日曜日、新潟県村上市で行われた村上・笹川流れトライアスロンに出場しました。
前回の記事では、スイムパートについてお伝えしました。
2022年 村上・笹川流れトライアスロン遠征日記・OWSバトルの洗礼<No 1571>
スイムは、前回出場した宮崎で39分台、今回は37分台なので2分程度速くなっています。
このあとのバイクは3種目のなかで最も得意なパート。
好調を維持できるよう、いつもの走りを心がけました。
我慢のバイク向かい風、からの逆襲
バトルを終えて海から上がってくると、大きなブルーのゲートをくぐります。
ゲートをくぐると緩やかな坂。
スイム1500mを終えたカラダには地味にこたえます。
それでも、ウエットスーツの上半身を脱ぎながら、小走りで進むことができました。
これができると気分はトライアスリート。
ひとりテンション上がります。
トランジットエリアのなかには500台以上のバイクがあります。
バイクとランのときだとゼッケン見ればいいですが、スイム上がりだとゼッケンはなく。
自分の番号を覚えていないと、スーツを脱いで腕に貼ったボディーシールで確認します。
幸い、なんとなく覚えていたので、マイバイクの付近まで迷わずに来ることができました。
購入時はブラック1色だったマイバイク。
2022年1月にブルー&ホワイトのグラデーションに塗装してもらったので、すぐにわかります。
(オーバーホール3万円+塗装8万円+Tax)
気分転換の塗装でしたが、レース中のトランジットでは役立つことが判明。
ちなみにモデルにしたのは、COLNAGOのコンセプト旧モデル。
「TREK」のロゴも塗装屋さんに描いてもらいました。
前回、第1トランジットでは7分。今回は4分28秒とスイムに引き続き自己ベスト更新。
やっていることはほぼ変わりませんが、事前にイメージトレーニングしていたので、迷う時間がなかったのでしょうね。
- ウェットスーツを脱ぎ切る
- ヘルメットをかぶる
- ゴーグルをかける
- サプリをとる
- 靴下を履く
- バイクシューズを履く
- 手袋をつける
- ボトルの経口補水液を飲む
手間取ったのは、靴下と手袋。
海上がりで濡れているのでまとわりついて付けにくいのです。
40kmのオリンピックディスタンスなら手袋はなくてもいいでしょうが、靴下は履いたほうがいいでしょうね。
ランのときに水をカラダにかけるとシューズまで水浸しになって足がふやけるので。
靴下を履いているとき、数人に抜かれていきましたが、「トライアスロンは自分との戦い」と考えることで冷静でいられました。
バイク乗っていいのは、スタートラインを超えてから。
ラインの手前で乗るとペナルティが課されます。
我慢のバイク向かい風
スタート直後にある結構な坂。
)バイクスタート直後の坂。レース前日撮影
普段、ヒルクライムで登ってるので問題ないですが、ギヤを軽いのにしておくのを忘れていました。
坂の途中で変速してチェーン外れるの嫌だったので、重いギヤで上りきりました。
ギヤは、一番軽くのにしておきましょう。
バイクコースは、海岸線沿いを北に向かって帰る1往復。
片側1車線、見通しの良い道です。
左手に日本海の荒波を見ながらのライディングは爽快でテンション上がります。
バイクパートは40km。
普段、練習で70〜80km走っているとはいえ、信号アリ・休憩アリ。
信号ナシ・休憩ナシだと、ずっと心拍上がった状態です。
心拍161は勝尾寺ヒルクライムで自己ベスト狙っているときくらいしかでない数字。
平坦だとよっぽどです。
スイム上がりなので、カラダへの負担はバイク練習以上です。
40kmを100%で走ると最後まで持ちません。
行きは向かい風なので70%くらいのチカラで進むことにしました。
不利な向かい風なので、スピードは30km/hから35km/h程度。
それでも、スタートしてから結構な時間、抜かれることはほとんどなく、20〜30台くらいは抜いていくことができました。
そのうち、後方からJPNのユニフォームを着たポイント争いをしている数人に追いつかれます。
まぁ、乗っているバイクが違います。
私のはアルミ製で10kgオーバー、対してポイント争いしている人・高価なバイクの人は6〜7kg程度のカーボン製。
それでも、前半の結構な時間、ドラフティングをとられない程度の距離を維持しつつ、速い一団を視界にいれながら走りきることができました。
ドラフトゾーンは、バイク後輪の最後部を起点に、後方5m 、両サイドに各1m 、計2m の範囲。追い抜き時間は15 秒以内。車からは35m 以上離れる。
)JTUサイトより
ただ、怖いと感じたシチュエーションがいくつかありました。
片側1車線は、横に並ぶとロードバイク3台分。
1台が左端を走行、その右後方に1台いるケース。
右後方の1台が左端のバイクをすんなり抜ききってくれれば良いのですが、ずっと並走していると、それら2台を追い越すとなると中央線近くになるので、対向車との衝突リスクがあります。
なので、追い越すときは常に、「抜きまーす」と大声あげて、前のバイクに加速してもらうようにしました。
そこで加速してもらえないと、後続の速いバイクが来て渋滞発生します。
こうしたことが何度かありました。
抜くときは余力を持って抜ききること。
このあたりがエントリー数によって密集状態になるかどうか変わってきます。
復路の逆襲
村上のバイクコースは海外線なので平坦だけかと思いきや、結構な割合でアップダウンがあります。
こうした状況では、ヒルクライムを含めた普段のバイク練効果がありました。
折返し以降の後半は、打って変わっての追い風。
前半の折返し付近で渋滞していた一団を、自分ひとりで振り切ります。
20km地点以降の速度は以下の通り。
追い風のおかけで常に40km/h前後出ている状態です。
スピードが出るのは良いのですが、アルミフレームのエントリーモデルだと、40km/hをずっと維持するには安定感が足りません。
横からの突風、アスファルトの割れ目などがあると正直、怖いです。
こんなとき、「カーボン製のいいバイクがあれば…」と思いますが、エントリーモデルでカーボンボディの高級バイクをちぎるのは、それはそれで爽快です。
帰りの復路は、行きの往路よりも混雑しておらず。
自損でコケないことを意識して走りました。
結果、タイムは1時間10分48秒。
前回、宮崎は1時間14分台でしたので、4分ほど速くなっています。
上りと前半の向かい風が、宮崎よりも不利なコンディションでしたが、
帰りの追い風が、それらを覆す状況をつくってくれました。
自己ベスト更新よりも大事なこと
トライアスロンのバイクパートは、後ろから抜く側に安全を確保する義務があります。
故に、抜くときは慎重に。
「抜きま〜す」と声をかけることでリスクを減らせます。
事故なく終えることができたので安堵しています。
<編集後記>
9月27日火曜日
4時30分起床後ルーティーン
レースの疲れを整体でケア、税務ミーティング準備。
午後からブログ更新。
夜は、サッカー。対エクアドル戦を観戦。
レギュラー組、1.5軍、2軍と明暗がくっきり。
ターンオーバーで同一戦力を維持するのは難しそう。
23時まわると眠いですね。
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