3年ぶりの大阪・淀川市民マラソン③。30kmまでの堅実な走りが大事<No 1601>
<セミナー・コンサルティング情報>
Contents
3年ぶりの大阪・淀川市民マラソン③
これまで2回に渡ってお送りしてきた大阪・淀川市民マラソン。
3年ぶりの大阪・淀川市民マラソン①。レース当日までの練習メニュー<No 1598>
3年ぶりの大阪・淀川市民マラソン②。補給食&ウェアで差をつけろ<No 1599>
今日は会場入り、スタートから30kmまでの模様についてお伝えします。
30kmまでの堅実な走りが大事
今回、フルの参加者が男性1500名超、女性200名弱の合計約1700名。
ハーフはこの半分以下。
3年前にハーフを走ったときは、ずいぶん多いなと感じたのですが、今回はそのときの倍以上。
当時はフルに出られるなんて思ってもいませんでした。
ただ、いつかは走りたいと思っていたので、日々の積み重ねはほんと大事だなと。
河川敷の会場は人で埋め尽くされていますが、人との圧迫感はありません。
マラソンもトライアスロンもやる人が減って、どのレースも軒並み定員割れとのこと。
今の環境で体力的にも経済的にも出場できることに感謝。
自宅でウェア上下を着て来たので、羽織っている薄手のジャケットとパンツを脱ぐだけで準備完了です。
更衣室はあったのかもしれませんが、皆、芝生の上にシートを引いて着替えています。
手荷物預け
着替えを終えて、必要なグッズをランリュックに入れたあと、荷物を入れたビニール袋を手荷物預けへ持っていきました。
マラソンは、レース会場でビニール袋を配られることが多いです。
トイレタイム
その時点で9時。
- 集合 9:25
- スタート 9:40
残りの時間を考えると、トイレに並んでいればちょうどいいくらいかと。
実際、トイレが終わったのが集合時間の9時25分でした。
トイレエリアは、レース会場に3つあり、そのうちの一つがこの列です。
大阪マラソンのような規模の大きなレースだとトイレ事情はさらに大変でしょうね。
女性の参加者自体が少ないので、使ってない女性用トイレは、大会スタッフの配慮で男性用に切り替えてくれていました。
おかげでそこから流れが良くなります。
トライアスロンだと並んでも10分以下ですが、マラソンだと30分は覚悟しておいたほうがいいでしょうね。
スタート地点
ハーフマラソンはすでにスタートしているので、残っているのはフルに参加される方。
それでも結構な人数が、ほうぼうスタート地点とは別のところにいます。
9時25分過ぎから時間通り待機されているのは全体の8割り程度の印象。
このご時世ということもあって、私もゆっくり5分前くらいに並びました。
スタート地点は、エントリー時の申請タイムでAからFまで分かれています。
エントリーしたのは半年以上前、そのときは「サブ4狙うか」と意気込んだのでBからスタート。
とはいえ、レース当日の目標タイムはサブ4.5(4時間30分切り)。
スタート直後、当然、かなりの人に抜かれることになります。
スタート
Qちゃん(高橋尚子さん)の合図でスタート。
- 合図からの記録
- 自分がスタート地点を超えてからのネット記録
の2つがわかるので、急ぐ必要はありません。
スタート直後は混み合うので、ぶつからない・こけないことに注意します。
自分のペースで走れなくても、無理な追い抜きはしないこと。
無駄な消耗が後半に響いてきます。
抜くよりも抜かれるほうが体力の消耗はないので、自身の目標タイムよりやや前のほうで申請するほうがいいでしょうね。
申請後、当日の目標タイムが変わったら、そのスタートエリアの少し前に位置取るのもアリです。
直後はノロノロですが、100mも走るとサブ4ペースよりもやや遅い6:00/kmくらいのペースに。
6:20/kmペースの私は必然的に抜かれていきます。
この前半で、おそらく200人から300人ぐらいは抜かれたでしょうね。
ちゃんとわかっている人は、左右の距離を取って抜いていくのですが、2人やグループで走っている人だと私のギリギリを越したあと、前方に割り込んできます。
参加者数の多いレースだとこれがあります。
前方に割り込んでくると、こちらがブレーキをかけなければぶつかるのでペースが乱れます。
これを回避するために、左端を位置取り、同じペースの人の後ろを走るようにしました。
前に同じペースの人がいると、そこに割り込んで来る人はいなくなります。
そうした走りで5km、10kmをマイペースで進んでいきます。
概ね、6:20/kmペースで進めています。
多少超えてるところは給水ポイントかなと。
アバウトな計算
10kmぐらいになると、前後がばらけて走りやすくなりました。
30kmまで6:20/kmを維持するのが今回の作戦です。
6:20/kmを30kmまで維持できれば、残り10kmを6:40/kmのペースでいってもサブ4.5の計算でした。
6:15/kmや6:18/kmぐらいの6:20/kmより速く走っていれば上の計算が成り立ちます。
結果的にいうと、1kmあたり数秒超えているのが積もり積もってサブ4.5切りが厳しく。
深部体温を下げる
今回もランニング用のリックを背負って走りました。
ポカリのミニボトル2つを備えて。
給水エリアでスポーツドリンクは取らず。
毎回、水を2つ取って背中や両腕へかけました。
10kmあたりまでは、両腕だけ。
20km近くなると背中も。
トライアスロンで得た知識がマラソンで活かされました。
前回のフルマラソンで両腕が日焼けしたので、レース後にアームカバーを購入。
今回、寒さ対策でつけたアームカバーが暑さ対策で役立ちました。
腕に水をかけてもすぐに蒸発しますが、アームカバーに水をかけると水分を含んだ状態でずっと腕を冷やし続けてくれるからです。
これをやり続けたおかげで、視界が狭くなることはなく、最期まで走り続けることができました。
21km〜
前回のフルマラソンを走ったときは、21km地点で残り21kmあることが恐怖に感じました。
今回は、半分を走った時点で前回よりもパワーが残っているのが明らかにわかりました。
まあ、前回は、レース一週間前に30kmのレースに出たのが調整不足です。
- 21kmの時点の軽いカラダの状態が、30km地点でどうなっているのか?
- どこまで、この軽い状態を維持できるのか?
そんなことを考えながら、これまで学んだ走りを一つ一つチェックしながら脚を進めて行きます。
- 腕の振りは小さく
- 同じペースを維持
- 胸を少し張る
補給食
以前の記事でお伝えした通り、補給食はレース20分前に1つ、8kmごとにアミノバイタル or アミノサウルスを摂りました。
24km地点で4つ。
32km地点で5つめを摂るところで、むせる感じはありましたが無理やり押し込みました。
ゼリー系の補給食以外だと、給水エリアで配られたチョコレートをいくつかポケットに入れ、それを一つずつ食べました。
自分で明治のチョコを持参しましたが、箱から出すのが面倒で、結局一つも食べず。
夏場でなければ、チョコは食べやすいように出しておいたほういいでしょう。
(ただし、溶けないチョコ)
塩対策
前回のフルでハムストリングスがつったのは、発汗による塩不足でした。
ポカリやゼリー系補給食でも追いつかないほどの発汗量で。
走り終えたあとのウェアとリュックが塩で白くなってたくらい。
それを踏まえ、今回は、塩タブレットを9個持参。
スタート前に口に入れ、常にタブレットをとる状態にしました。
結局、ほぼ最期まで、塩タブレットかチョコレートか、何かしら口にしていたことになります。
塩タブレットは足攣り対策、チョコはエネルギー切れ対策に貢献してくれました。
21kmから30kmまでのペースはこんな感じです。
それほど落ちていませんが、ところどころ6:50台があります。
おそらく、結構キツかったときだと思うのですが、そのあと、よく持ち直したなと。
こうして鬼門の30kmを過ぎることになります。
この30kmを過ぎたあたりから、周囲の状況が一変します。
30kmからがマラソン
今日は、会場入りして、スタートから30キロまでについてお伝えしました。
「30kmからがマラソン」とは言いますが、この30kmまでにどれだけエネルギーを残しておけるか。
エネルギーを残しながら、かつ、自分のペースを維持するのが難しいところ。
そういう意味でいうと、ほぼ、自分の走りができたように感じています。
<編集後記>
11月9日水曜日
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