初ロング、2024皆生トライアスロン参戦日記3。バイク140km攻略法<No 1841>
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初ロング、2024皆生トライアスロン参戦日記3
前回、先日出場した皆生トライアスロンのスイムアップまでお伝えしました。
初ロング、皆生トライアスロン参戦日記2。まさかのスイムタイムアップ?<No 1840>
今日はバイクスタートからお伝えしていきます。
ちなみに、スイムの結果は以下の通り。
- swim 3km 1:30:55(776位/930人)
一番後ろからスタートをして、150人ほど抜いたことになります。
そのうち100近くが前半タイムアップで復路を泳いでいないので、実際に抜いたのは50人くらいでしょうか。
抜く抜かない云々の前に、レース本番で3km泳げたこと自体が自分にとっては考えられないこと。
安心感からか、達成感からか、トランジッションでは同じように往路を50分台ギリギリで終えた方々と談笑しながら着替えていました。
結果的に、T1は16分ほどかかっています。
事前の予定では、15分くらいだったので、想定範囲内です。
ほんとはもっと喜びたかったのですが、あと180km残っているので、落ち着いた気持ちでバイクスタートしました。
バイク140km攻略法
ここからバイク140kmに入っていきます。
走り始めから雨ぱらついていたので、路面はすでにウェットです。
飛ばすことよりも、安全第一でコケないことを意識していました。
バイクは、6時間前後でのゴールを想定していたので、その道中で天候が変わってくるのは折込済です。
コンディションは雨
晴れ間でなくても、曇なら良いですが。
しかし、期待とは裏腹に終始雨。
ところによっては豪雨といった、いろんな意味でキツいコンディションでした。
最初は、河川敷を南に走っていきます。
河川敷を抜けたら、今度は市街地のなかを走ります。
市街地なので普通に信号がありますし、もちろん止まらなければなりません。
これまで参加したレースは、どれもバイクコースを交通規制していたので、規制がないのは初めてです。
ウェットなので全開では走ることができません。
140km&そのあと40kmのランが控えているので、そもそも全開では走られません。
全開の6割から7割ぐらいのパワー&心拍を維持することを心がけて走りました。
パワーは装備がないので感覚で、心拍はGarminでちょこちょこチェックするようにしていました。
最大心拍が180程度なので、140以下の130台で抑えておけばいいわけです。
信号は止まる
前半の前半、微妙な感じの信号で止まるかどうか迷ったのですが、審判?ボランティアのかたに聞いて止まりました。
結果、最初から最後まで、すべての信号で止まりました。
例外はありません。
ゴール後に、レース速報を見ると、備考欄に「信号無視でペナルティ」との記載があったので、見逃してしまった人がチラホラいたようです。
ボランティア4000人
信号や迷いそうなポイントの要所要所でボランティアのかたがいてくれます。
ざあざあ降りのなか、笑顔で声をかけてくれて、ほんと嬉しかったです。
できる限り、「ありがとう!」と応えていました。
信号でボランティアのかたがいると、雨でまったく前が見えなかったので、「サングラスにワイパー欲しいわ」と言ったら笑ってくれました。
こうした地元のかたとのふれあいがあるのが皆生の良さではないでしょうか。
大山(だいせん)まではほぼ平坦
10キロ過ぎ、まだ市街地を走っていてほぼ平坦です。
市街地を南下しきったら、今度は東に向います。
39キロの大神山神社の給水所を超えたあたりから、大山の上りが始まります。
上りが得意な人でも、ここで足を使ってしまうと、中盤の72キロから114キロまでの上り下りのジェットコースターを万全の体制で迎えることができません。
「まだ、ジェットコースターがある」とここでは思いとどまりましょう。
大山では、自分の走りがどの程度か、体感を意識し、心拍を確認しながら走りました。
体感7割超えなら6割に抑えること。
ただ、ヒルクライムで上っていると、どうしても心拍140超えてしまいます。
これは仕方がありませんので、太ももは使わずに、大殿筋(おしりの筋肉)を使うことを意識して上ってました。
大臀筋を使うことで太ももの負担を減らすことができます。
大山の後半、59km地点の上田正治写真美術館のASで、はじめて固形物の補給がありました。
予定では、ここで止まってゆっくりおにぎりを食べ、バナナとどら焼きをもらってポケットに入れて走るつもりだったのですが。
おにぎりは、お寿司のシャリぐらいの小さなものだったので、一口でパックっといただきました。
バナナは皮を向いてあったので、ポケットに入れるのは危険だと判断し、その場で完食。
どら焼きは置いていませんでした。
エイドの食べ物は、それほどボリュームはないので、持参した補給食の+αとしての位置づけがいいでしょうね。
この時点でおよそ60km、残り80kmあります。
80km走るとなると、パワーを残しておかなければなりません
上りは概ね抜かれることはありませんでした。
上りでスピードがゆるくなったときに水分を摂ったり、補給しながら走りました。
平坦だと危ないですけれども、10km/h程度なので問題ありません。
大山の周遊を終えると、72km地点の淀江古代給水場からジェットコースターが始まります。
93km中山の折り返し地点までずっと上り下りが続きます。
片道20kmなので往復40km、結構な距離です。
72kmから93kmのあいだで復路の仲間5人?とすれ違いました。
(すべて私から声掛け)
私のバイクウェアが普段と違ったので誰も気づかなかったのかもしれません。
復路 バイク後半
93kmの折返しからの往路、残り50km程度をどの程度のパワーで走るべきか?
前の仲間に追いつきたいなと思う気持ちと、バイク50kmだけでなくラン40kmを重く考えると、やっぱり6割程度を維持することにしました。
6割程度に抑えているので上りも下りも楽なのですが、下りが終わるとすぐに上りが始まるので下りでめっちゃスピードつけてその反動を使って上ります。
そんなこんなの上り下りを10回以上繰り返したら、114km地点の山陰道側道淀江の給水所に戻ってきます。
途中、ゲリラ豪雨並のジャジャぶりで、前がまったく見えず、更にサングラスの隙間から雨粒が入ってきてコンタクトレンズを何度か直撃しました。
ここで、レンズが吹っ飛んだら、視力0.05以下の私のレースは終了です。
レース前やレース中は気づきませんでしたが、今となってはサングラスに防水スプレー吹き付けておくか、グラス付きのヘルメットを新調しておけば良かったなと。
防水スプレーは早速購入しました。
ソフト99コーポレーション スポルファレインホッパー スポーツアイウェア レンズ用撥水スプレー
114kmの給水所を超えてからは、市街地を20km近く走ったあと、最後は往路で通った河川敷を走れば皆生温泉の海岸に戻ってきます。
堤防沿いを走っていると、「やっと終わった」と安堵。
そうこうしているうちに、トランジションに戻ってきました。
Garminのタイムは5:50:51、事前予想の6時間以内におさまりました。
- 正式タイム BIKE 6:07:22(586位)
T1が16:19なので、T1+バイクだと6時間7分ほどになります。
普段の練習で、140km走ったら、風呂入ってご飯食べて昼寝のコースなのですが、皆生はこれで終わらせてくれません。
なんせ、このあとランで40キロ走るんですから。
普通ならありえないことですが、トランジションでは誰も褒めてくれません。
タイムよりも大事なこと
先日出場した皆生トライアスロンのバイクパートについてお伝えしました。
豪雨のなか視界30%、路面がウェット、上りアリ下りアリで落車なく、トランジションまで無事に戻ってくることができました。
タイムうんぬんよりも、怪我なく帰ってこれて何よりです。
<編集後記>
7月22日 月曜日
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