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初ロング、2024皆生トライアスロン参戦日記4。ラン40km自分との戦い<No 1842>

yujiro

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初ロング、2024皆生トライアスロン参戦日記4

7月14日に出場した皆生トライアスロン。

前回は、バイクパートの最後までお伝えしました。

今日はゴールまでお伝えしていきます。

昨年は、37℃を超える炎天下のなかでの40kmの過酷なラン。

通常、ロングのランは、フルマラソンの自己ベスト+1時間ぐらいを目安にしておくのですが、昨年は炎天下の影響で+2時間から2時間半かかるかたが多かったようです。

戦々恐々としていたのですが、予想とは裏腹の雨模様。

日差しがないからペースを上げていいのか?

ロングのランは、そんなに甘くないのか?

いずれにしても、初ロングなので、走ってみないとわかりません。

タイムを狙うよりも、無事にゴールできる安全策で望みました。

ラン40km自分との戦い

T2

いつものショートやミドルであれば、ジェルの補給食だけとってすぐにスタートするのですが、今回はラン40kmということもあり、落ち着いて着替えることにしました。

頭の先から足の先まですべて全着替えです。

ランバッグを更衣室へ持っていき、バイクで着ていたウェアをすべて脱いでから、ランのウェアを着ました。

雨と汗で濡れたのもあって、乾いた衣類に着替えるとリフレッシュできます。

今回は、フルマラソンを走る装備を準備していました。

特に、乾いた靴下に履き替え、乾いたシューズを履いてスタートしたときの爽快感は格別でした。

普通の人なら、「これから40km走るのに何言ってるの?」って言われるのかもしれませんが、ほんと、イチから仕切り直しでスタートできました。

1つ残念なのは、Super Blast が、IRONMANで禁止されていること。

手持ちのレース用シューズMagic Speed3で走るか?

新シューズを購入するか?

はたまた、エリート選手じゃないからバレないでしょと内緒で走るか?

8月中には決めないといけません。

ちなみに、T2で摂った補給は、

  • ミニバームクーヘン 134kcal
  • 梅干し 約100kcal 

で合計 234kcalでした。

ランスタート 海沿い〜温泉街

トランジションを抜けると海沿いのビーチを走ります。

どこからランがスタートしたのかわからず、横にいた女性のかたに聞いてもあやふやだったので、あわててGarminのトライアスロンモードをT2からrunに切り替えました。

宿泊してるホテル湯快リゾートの手前を左に曲がり、皆生の温泉街を進んでいきます。

想定通り、6:30/kmぐらいで走っても、カラダに痛いところはありません。

午前7時にスタートして、この時点で午後3時くらい。

8時間近く動き続けても人間なんともないんだなと、我ながら感心します。

観光客の方から、「頑張れ〜」の声援を受けながら、温泉街を抜けていきます。

県道207号線

温泉街を抜けると大きなめの県道207号線に入ります。

県道沿いの歩道は、並んで二人が走られる程度の幅しかありません。

一般の通行人もいますから、当然、一列で走ることになります。

県道なので信号が多く、50%以上の確率で止まることになります。

フルマラソンで自己ベストを目指してるのであれば、イライラしたのでしょうが、すでにお腹いっぱい状態なので、「休める」と「止まらなきゃいけない」の狭間で揺れ動きます。

記録よりもゴールすることが目標なので、前向きに捉えていました。

信号待ちで、そんな心境を吐露したら、同じ心境のかたが笑って応えてくれました。

また、ボランティアのかたが、危険と思しきところ、迷うかもしれないところに立ってくれているので安心して走ることができました。

ボランティアのかた、運営のかたに感謝です。

エイド

そんな、県道沿いの歩道を走っていると、突如、路面店の駐車場にエイドが現れます。

といっても、事前に、「あと100mでAS」って表示があります。

たまに、フェイントで同じ表示が何度もあって萎えることがありました。
(朦朧として、自分の勘違いかも)

それでも、各エイドで水分補給と頭に氷水をぶっかけてもらったら完全リフレッシュ。

深部体温が下がって、視界が良くなるのがハッキリとわかります。

補給食

ランの補給食も事前に自分で準備していました。

5時間 250kcal✕5=1250kcal

  • 45分 アミノサウルス(ノンカフェイン)119kcal
  • 90分 ミニバームクーヘン 134kcal
  • 135分 アミノサウルス(カフェイン)122kcal
  • 180分 ミニバームクーヘン 134kcal
  • 225分 アミノサウルス エリート 157.3kcal
  • 270分 ミニバームクーヘン 134kcal

合計 800.3kcal
T2+ラン=1034.3kcal

ちょっと足りていませんが、エイドのコーラとあとは、脂肪を燃焼して乗り切れたようです。

10kmまで

10キロまでのペースは以下の通りです

概ね、キロ6分半で気持ちよく走られていたので、7分や8分を超えるところはエイドと信号待ちでしょう。

  • 1km 6:02/km
  • 2km 6:09/km
  • 3km 6:46/km
  • 4km 7:36/km
  • 5km 6:58/km
  • 6km 8:59/km
  • 7km 7:10/km
  • 8km 6:55/km
  • 9km 6:18/km
  • 10km 6:44km

境港へ向かう弓ヶ浜海岸

市街地を通り抜けたら、境港へ向かう弓ヶ浜海岸沿いを走ります。

といっても、浜と防風林があるので、直接海は見えません。

「右手に海があるんだろうな」と感じながら走ります。

ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるロードで有名な境港まで、この道をひたすら西へ向かいます。

ここを走っていると、折り返しで帰ってきた人たちと顔を合わせることができます。

20kmまで

11km地点にある弓ヶ浜のエイド(違ったかも)は、コースから海岸へ1本入った奥まったところにあります。

コースからいったん外れるので、このエイドを利用するかしないかは、人によるでしょう。

記録よりもゴール重視の私は、行きも帰りも利用しました。

エイドで摂ったのは、

  • 水 or ポカリ(記憶にない)
  • 氷水を頭からかけてもらう
  • 持参したミニバームクーヘン

だったかと。

時間によって、バームクーヘンがジェルに変わりましたが、基本はこんな感じです。

ランの前半でも小雨は降っていましたが、本降りでなかったので、まだ走りやすかったです。

氷水は、ボランティアの中学生と思しき男子達が、氷水を吸い取ったスポンジを各々2つずつ取って、それを一気にアタマにかけてもらいます。

思わず、「ひょえー」と声が出るのですが、深部体温を下げるには効果的です。

水を吸収させたスポンジをもらって首元に詰めて走っていたのですが、スイムのときにウェットでこすったらしくヒリヒリしました。

ウェットの首元あたりのところにワセリンを十分塗ったのですが、クロールで手を上げる分だけウェットが前にずれるのでしょう。

ウェットの端より上の部分がこすれていました。

次回、IRONMANでは襟足の上の部分まで入念にかつ、大量に塗ります。

  • 11km 7:38/km
  • 12km 6:24/km
  • 13km 6:27/km
  • 14km 8:12/km
  • 15km 6:27/km
  • 16km 6:58/km
  • 17km 6:17/km
  • 18km 7:53/km
  • 19km 7:00/km
  • 20km 10:15/km

ここらあたりが、「最後まで走り切ることができるかどうか?」一番不安でした。

それでも、15kmを過ぎたあたりで、「このペースならこのままゴールできるんじゃないか」という自信が湧いてきました。

皆生を10年連続で完走された鳥井さんが、「皆生、ゴールしたら泣くよ」と話していましたが、ゴールではなく、このあたりでひとりウルッとなりました。

とはいえ、このあと、リタイアしたら元も子もありません。

20kmの折り返し地点まで、注意深く走ることにしました。

20kmの折り返し

折り返しでは、折り返した印となるリストバンドをはめてもらいます。

その中継地点でトイレを尋ねたところ、公民館的な施設にトイレがあり、そこを使わせてもらいました。

靴を脱いで上がるのですが、紐を外すと両紐が団子結びになってしまい、ほどくまで若干のタイムロス。

結局、20km地点は、10分オーバーとなりました。

折り返すと、湾岸沿いを走り、また来た道を帰ります。

30kmまで

中間の折り返しを過ぎたあたりから、雨が強くなり始めました。

サングラスは見えづらいし、足元も悪いし、水溜まりを避けて走らなければなりません。

歩道の幅は限られているので、何度か靴が水没しました。

ここで構わずに濡れすぎてしまうと、足へのダメージがひどくなるので、極力水たまりには入らないようにしました。

  • 21km 6:44/km
  • 22km 7:01/km
  • 23km 6:31/km
  • 24km 6:38/km
  • 25km 8:11/km
  • 26km 6:28/km
  • 27km 8:12/km
  • 28km 6:31/km
  • 29km 6:34/km

30kmまでは信号待ちが少なかったからでしょうか、想定ペース前後で走られています。

ゴールまで

ゴールまで残り5kmぐらいから、川沿いの細い道を通ってゴールの競技場にまで走っていきます。

市街地なので信号が多くなり、復路は前後見渡す限りランナーがいなかったのに、ここらあたりからグループで走ることになります。

それでも、信号待ちからリスタートすると、ペースはまちまちなので、途中からバラけれてきます。

そのままグループでゴールしたら、アナウンスで呼ばれない可能性があるので、極力、周囲と離れて走るようにしました。

とはいえ、ペースは同じ、結果的に前後と離れることになりました。

スタートから12時間経過し、19時を過ぎると徐々に暗くなってきました。

  • 31km 6:47/km
  • 32km 7:16/km
  • 33km 6:44/km
  • 34km 6:53/km
  • 35km 6:56/km
  • 36km 7:24/km
  • 37km 7:28/km
  • 38km 7:08/km
  • 39km 8:01/km
  • 40km 8:00/km
  • 41km 6:48/km

もう、このあたりになると、時計のペース表示は見ないようになりました。

結局、カラダの状態を感じながら走るのが、一番負担なく走られるから。

暗くなってくると、長く動いているのが否応なしにわかります。

それでも、信号待ちからのリスタートで歩くことはありませんでした。

精神的にも、肉体的にも、まだ余裕があったのは、今後の自信になります。

残り200mか300mの表示が見えてきたところで、やっと競技場が現れてきました。

もっと遠くからわかるかなと思ったんですけれども、ギリギリになるまでは見つけることはできず。

このあたりで後ろから迫る足音がありました。

さっと抜いてくれるか、落ちてくれるか、「どっちかハッキリしてくれればいいのに」と勝手なことを考えながら競技場に入ってきました。

一瞬、抜いてくるかと思いましたが、それほどの勢いがないので、最悪、ゴールが重なるのを恐れた私は、これまで封印していたラストスパートをすることになります。

ゴールまで最後の直線は、キロ5分台は出ていたんじゃないでしょうか。

残り50mあたりになると、エントリーしたときに書いたコメントがアナウンスされています。

家族への感謝の言葉から始まり、最後は、「〇〇ちゃん(娘の名前)とうち、やったよ!」の声と共にゴール。

ゴールテープを持ちながら、IRONMANのエリート選手なったつもりでポーズ。

オフィシャル写真の発表が楽しみですが、こういうのは、大概、期待外れでイメージ通りとはいきません。 

運動会のお父さんになっていないことを祈ります。

ゴール前の直線で、応援の人だかりが見えたのですが、妻や娘の姿は毎度のごとく見えません。

だいたい、「とうち、速くて・・」とか「とうちのコーラをコンビニで買ってて」とか言いながら、ゴール直後に現れます。

そんなことを考えていると、ゴール後、計測チップを外したあと、すぐに会えました。

聞くところによると、競技場に入ったところで写真を撮ったあと、ゴール付近でも撮ろうと思ったけど間に合わなかったとのこと。

とはいえ、スイムアップで、しっかり写真撮ってくれてるので、贅沢は言えません。

)スイムアップ

)皆生ゴール後

ゴール後、預けた着替えを取りに行き、更衣室で着替えました。

上も下、下着もすべて。
(タオルを巻いて)

汗ふきシートでカラダを拭き、靴下脱いでビーサンに履き替えて出てくると、なんと爽快なこと。

ゴール後の達成感とも相まって、これ以上ないくらい幸せでした。

三種目ごとの結果は以下の通り。

  • swim 776位/930人 1:30:55
  • bike 586位/930人 6:15:22(T1 16分含む)
  • run 416位/930人 5:11:43(T2 18分含む)
  • Total 12:50:00

レースを通じての状況はこちら。

  • swim goal 776位(154up)
  • bike gole 647位(129up)
  • run goal 515位(134up)
  • Total 413up

一番後ろからスタートして、三種目それぞれで100人超抜いているので言う事ありません。

)完走証 皆生トライアスロン

終わってみればあっという間でしたが、まあ、ほんとに長いイチ日でしたね。

人間、12時間以上も動き続けることができるなんて驚きです。

トライアスロンをスタートしたのが2020年の1月。

1年目と2年目はコロナでまともに走ることができず、ショートを初めて完走したのは2022年の宮崎でした。

その翌年にショート3本挟んでからの守山で初ミドル完走。

そして、2024年、守山から9ヶ月で初ロングの皆生を完走することができました。

皆生のロングが、2024年の初レースであり、レース自体が9ヶ月ぶりで、さらにウェット着るのも9ヶ月ぶりという、ある意味、不安要素を抱えた状態でしたが。

その不安を自信で覆すくらいの練習量はこなしてきたつもりです。

練習量もそうですが、トレランレースに2回+1(仲間と六甲縦走25km)の経験があったのは、ランに大きく影響したと感じています。

というのも、後半、疲れ切ったところで、フルのような速いペースではなく、ゆっくりペースでカラダの痛みや疲労に耐えながら走り続けるのがトレランレースと同じだと感じたからです。

今回、トレランリュックを背負ってたから、余計にそう感じたのかもしれないですが。

最後に、トライアスロンをするきっかけをくれた井ノ上さん、アスカンの店長(オーナー)と遼さん、いつメンのメンバー、そして、週末練をさせてくれる妻と娘に感謝します。

ゴールできたのは、皆さんのおかげです。

ありがとうございました!

)いつメンのメンバー

<編集後記>
7月23日 火曜日
5時起床、眼科で定期検診、ブログ更新。
午後からラン30分、税理士業務。

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