人手不足は対岸の火事ではない<No 284>
<セミナー・コンサルティング情報>
)神崎川
Contents
牛丼チェーンにて
土曜日、家族で西宮のヘアサロンに行った帰り
車で幹線道路沿いの牛丼チェーンに入りました。
時間はお昼ピークの12時半。
自分一人なら必ず外す12時台ですが、
その後の家族の予定もあったので、
入ることにしました。
サービス業の人手不足は深刻
税理士受験生時代に大変お世話になった、
牛丼チェーン。
食券を購入して、席に着くと店員さんが
半券をちぎって厨房に持って行き、
それから調理が始まります。
私が通っていた当時は、
席について携帯を出すも、
ほとんど触ることなく、
3、4分遅くとも5分くらいで
料理が運ばれて来ました。
吉野屋ならもっと早いですね。
所要時間は「20分」
結論から言うと、料理が
運ばれてくるまでにかかった
時間は20分。
早いが売りの牛丼で20分は
あり得ません。
(吉野家以外は早いを売りに
していないのかも…)
当然、お客さんは黙っていない
店のつくりは、おなじみ「U字型」の
カウンターと4人がけのテーブル席が3つ。
テーブル席に座ってしばらくしてから
異変に気づきます。
- お水が出てこない
- 食券を取りにこない
- 食べているのがカウンターの2、3人のみ
しかも、満席なのに(^^;)
厨房を見ると、店員は3名のみ
お昼のピーク時ならベテラン3名
でもキツいです。
- 調理担当のおばちゃん1名
- 前も後ろもできるベテランおばちゃん1名
- ジョイマンの大きい方似のお兄ちゃん1名
の3人体制です。
私のテーブル以外のお客さんにも、
水・食券の対応がないので、皆
しびれを切らして厨房まで言いにいきます。
そのうち、カウンターの初老が声をあげました。
「いつまで待たせんじゃ!!」
「帰る!」
ここで本来なら、カウンター係のジョイマンが
対応しなければならないところ、ベテランの
できるおばちゃんが平謝りで対応します。
そのうち、車屋さんっぽい作業服姿の
おっちゃんもキレて帰ります。
牛丼屋で20分は待てないです。
幸い、私はヘアーサロンで待つとき用に持ってきた
本があったのでそれを読んでいました。
大して頭には入りませんが(^^;)
人手不足で戦力が足りない
本来、牛丼屋のカウンター係には、
- 客の動きをすばやく洞察する視野の広さ
- カウンターと厨房を素早く行き来する機動力
- 体育会系の元気なかけ声
が求められます。
ですが、ジョイマンはどれも持ち合わせていません。
彼のポジジョンは、ベテランで固められたシフトの
中でゆっくり指導を受ける新人枠です。
しかし、現状は最前線に送り込まれ、何をするにも
後手後手です。
見かねたベテランおばちゃんに、
「あんたは、前におったらいいの」
と怒られる始末です。
税理士業界も対岸の火事ではない
彼のポテンシャルに言いたいことは
ありますが、そんな彼を前線に送り
こんだ組織としての問題。
そして、彼を前線に送りこまざるを
得ない人手不足の世の中。
「売り手市場」「人手不足」の中で、
できる人材のパイを奪い合います。
これまで、サービス業はいい人材を
安く集めることができましたが、
これからは業態自体を変革する必要に迫らせます。
他方、「丁稚奉公」という大義名分で
優秀な若い人材を長期間安く雇用してきた税理士業界。
これまで
- 高給で長時間雇用
- 薄給で長時間雇用
- パートで短時間雇用
というスタイルでした。
1と3は理にかなっていますので、
今後も需要はあるでしょう。
人手不足のこれからは、2の人材が大量に不足します。
年々、受験生数が減少している税理士試験。
税理士としての魅力がなくなっているのも
要因かもしれません。
安価で大量の数をこなすビジネスモデルを
改善し、健全な雇用環境を整えて、かつ
魅力的な独立をアピールしていかなければ
未来の税理士は育ちません。
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<編集後記>
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6時からラン
午前中、プレゼン資料作成
午後からブログ執筆、保育所お迎え
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