避けては通れない道
税理士試験を初めて受験する方には、
簿記論の受験者が一番多いと思われます。
受験専念なら、簿記論・財務諸表論の二科目受験。
働きながらであれば、簿記論のみの受験。
いずれにしても、受験初年度に簿記論を受験する
確率は高いです。
しかしながら、登竜門といえども、合格が決して
簡単というわけではありません。
なぜなら、簿記論の合格率は、他の科目と変わらない
12%から15%前後で、難関の国家試験であることは
間違いないからです。
合格できる割合
税理士試験は、大手専門学校の上級クラスで、
上位3割以内に入ることが、本試験での合格
の目安とされています。
ですので、その論理でいくと、上位3割以内に
入ったら、その後は、右肩上がりで合格率が
上がることになりますが、実際のところは
そうではないです。
なぜなら、上位1割でも不合格になるし、
下から3割でも合格するかたがいるからです。
合格のアプセットが起こる理由
専門学校で解く問題は、本試験の直前期とそれ以前
とでは明らかに違います。
直前期までは、あくまで基本問題の繰り返しを
徹底します。基礎力のアップを目的に、ほぼ
解ける問題を徹底的に解く練習をします。
これに対して、直前期以降は、本試験問題を
意識した「解けない問題」に触れる練習をします。
ではなぜ、こういった手法をとるかには理由があります。
- 本試験問題は解けない問題が多い
- 皆が解けない問題には、配点がゼロ(と言われている)
- 本試験の制限2時間では、全部を解ききることは不可能
- 「解けない問題」かどうかは、一見ではわからない
- 「解けない問題」イコール「触れてはいけない問題」
つまり、レベルがあがると、成績もあがり解ける問題が増えます。
なので、成績上位者ほど、「触れてはいけない問題」に触れて
しまうリスクが高まるのです。
初年度合格の秘訣
簿記論合格には、この手をつけるべき問題と
触れてはいけない問題の「取捨選択」が、
専門学校での成績同様に非常に重要なのです。
だから、上位1割でも、「取捨選択」を誤ると
不合格となり、下位3割でも、ベストな
「取捨選択」をすると、合格するという
成績のアプセットが起こりうるのです。
受験初年度で、上位3割に入ることはかなり
厳しいです。
しかし、合格するか否かは、また別の話しです。
直前期からは、成績上位をめざしつつも、
問題の「取捨選択」に重点をおくことが
初年度合格の秘訣です。
ですので、「めちゃめちゃ難しくて手が付け
られない」問題であれば、しめたものです。
なぜなら、成績上位者も解けないからです。
解けない問題に悪戦苦闘している他の受験生
をしり目に、Aランクと少々のBランクの問題
を取りさえすれば、合格への道は見えたといえる
でしょう。
セミナーではブログで書けないこともお伝えします。
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[…] 税理士試験の登竜門。簿記論を初年度で合格するテクニック <No 44>https://co-tecnica.com/exam-2/避けては通れない道税理士試験を初めて受験する方には、簿記論の受験者が一番多いと思 […]
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