スポンサーリンク




e-Tax・eLTAX

納税の猶予(コロナ特例)の申請。手書き・Excel・電子申告のどれでやる?<No 999>

yujiro

 

)納税の猶予申請書

Contents

納税の猶予(コロナ特例)の申請

コロナの影響で売上が減少した方に対して、国は税金の支払期限を延長してくれました。

2月1日以降に期限を迎える所得税や消費税など国税の支払い猶予を認めてくれています。

とりあえず、手元資金を厚くするためにできることの一つです。

結局、支払わなければいけないので、優先順位としては後の方になりますが。

ここでは、納税者の方が自分で申請する方法と税理士がソフト(JDL)を利用して申請する
方法をお伝えします。

手書き・Excel・電子申告のどれでやる?

概要

要件

2020年の2月以降のいずれかの期間において、前年対比で売上が20%以上減少した月があれば
利用できます。

猶予期間

猶予期間は1年間。

  • 延滞税は全額免除でかかりません
  • 担保は不要

申請期限

6月30日まで(特例の施行日、4月30日から2か月以内)

提出方法

  1. 紙に手書きして提出
  2. Excelに入力し、プリントアウトして提出
  3. e-taxのサイトから電子申告
  4. 会計ソフトで電子申告

 

解説するのは1と2と4です。

e-Taxのサイトは扱いづらいので使いません。

紙に手書きして提出

用紙は税務署でもらうか、国税庁のサイトからダウンロードしてプリントします。

PCとネットがあればPDFをプリントしましょう。

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu_konnan.htm

 

記載方法のPDFもあるので、見ながら書いていけばいいでしょう。

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu_konnan/pdf/0020004-143_07.pdf

 

1 申請者名等

納期限は一ヶ月延長されているので、所得税・消費税共に令和2年の4月16日と記載します。

猶予期間の欄には、納期限から1年後の令和3年4月16日までの12月間とします。

 

2 猶予額の計算

2020年2月以降の月額売上が前年対比で20%以上減少していれば適用ありです。

月額売上がわからないなら平均値でも良いとのこと。

前回の申告にて、売上と仕入れはきっちり月の集計はとったけど、販管費は年間まとめてドカッと計上している方は、これに習って平均値でも良いのかなと。

裏面に移動します。

 

仕入・経費・返済・生活費以外に支出予定の金額があれば、「今後6か月間に予定されている臨時支出等の額」に記載します。

 

現金は手元にあるお金、預貯金は事業用に使っている通帳残高で良いでしょう。

生活費も加味しているので、本来であればプライベートのお金も考慮に入れるべきなのでしょうが、その辺りの説明がないので。

全額猶予となれば、当面支払う必要はなく、資金ができたとき(期限内)に支払います。

納付可能金額が出た場合は、「納期限までに納付」とあるので早めに支払いましょう。

ここで、手元にある資金でやっていけるかどうかを判定するのであれば、本来回収予定である売掛金を考慮にすべきところですが、その必要はないとのこと。

支払う側にとって、かなり緩めの制度です。 

Excelで入力する

手書きだと、どこに何を記入していいのかぱっと見わかりません。

計算するのも面倒です。

なので、パソコンにExcelがあれば、Excelを使って計算しましょう。

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu_konnan/xls/0020004-143_01.xlsx

自動で計算してくれるので早いし考える必要がありません。

プリントアウトして税務署へ提出すればOKです。

行くのが面倒なら返信用封筒を入れて郵送で送りましょう。

一般の方であれば、このやり方が一番早いかなと。

JDLソフトを利用する場合

 JDLの電子申告を使って納税の猶予を申請する場合、通常の申請とは異なります。

通常の申請であれば、電子申告のソフトのなかに申請フォームがありましたが、今回はそのフォームがまだ出来ていません。
(2020年5月21日)

申請自体は数日前からできるようになり、

  1. 申請書を国税のExcelで作成し、PDFで保存
  2. PDFをイメージデータとしてJDLの電子申告で送信

という流れになります。

なので、まずは先ほどの通りExcelで入力しデータをPDFで保存します。

そのまま保存するとExcel形式のままなので、「Excel ブック」と表示された欄の右端にある↓を
クリックします。

すると次のように保存するデータ形式を選択できるようになります。

ここでPDFを選んで保存します。

このPDFをイメージデータとして電子申告ファイルに添付します。

 

データ作成

JDLの「電子申告システム」を開いたら、「データ作成」から「新規作成」を選びます。

次に、「納税関係」から「納税の猶予の申請(新型コロナ特例法)」を選びます。

 

選ぶと自動でイメージ書類添付にもチェックが入ります。

 

その後、お客様を選ぶと、申請手続き本体とイメージ添付書類のガワだけ出来ます。

イメージ添付書類のガワだけしか出来ていないので、先ほど作ったPDFデータを貼付ける必要があります。

左側にある、該当する「令和元年イメージ添付書類」を選択し、

 

添付書類(税務代理書面等」の追加を押せば、データを選択できます。

ここで先ほど作成したPDFを添付すれば完了です。

あとは送信するのみ。

送信したデータには、申請書そのものはありません。

元のPDFをしっかり保存しておきましょう。

e-Taxの改善求む

本来、誰でも利用できるe-Taxを簡単に使えれば良いのですが、まだまだ使いづらいので説明を端折りました。

これまで、イメージデータの添付をしたことがなかったので、自分にとっていい勉強になりました。

<編集後記>
5時45分起床後ルーティン
Zoom面談の議事録作成、事務所にて納税の猶予ご相談

<メルマガ「トライアスロン税理士の独立開業日誌」>
2022年10月1日スタート。
よろしければ、登録お願いいたします。
こちらから

<メルマガ「ひとり社長の仕事術」>
よろしければ、登録お願いいたします。
こちらから

<You Tubeチャンネル「独立・開業コンサルタント 税理士 ユウジロウ」>
毎週金曜日、You Tubeで動画配信しています。
よろしければ、チャンネル登録お願いいたします。
こちらから

<サービスメニュー>

 

ABOUT ME
記事URLをコピーしました