お金を残すのは三流。組織を残すのは二流。一流の定義<No 161>
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)安藤百福像 ラーメン記念館 in Osaka ikeda
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人の流動化でなくしたもの
終身雇用がなくなり、人の流動化が常態化される世の中になりました。
大企業は永続的に組織を存続させるために、あらゆる手段を講じます。
- 安価な人件費を求めて海外に進出する
- 派遣社員で人件費をおさえる
- パートタイマーで人件費をおさえる
- アウトソーシングで、固定費をおさえる
- 人の仕事をITに置き換えるようにする
そして、一部の有能な人材とそれ以外の安価な労働力という較差が生じています。
私はその安価な労働力として、長年勤務してきました。
そのため、食べることに精一杯という労働者ではありましたが、仕事がら、会社経営の難しさを感じる立場でもありました。
しかし、自分が独立してからは、お金や組織を残すことも大事なことですが、「人」を残すことに魅力を感じるようになりました。
人を残すことに本当の価値がある
税理士試験の受験生が年々減少しています。
私が税理士を目指し始めた頃、今から15年ほど前には、平日昼間の大教室での授業が満員でした。
つまり、仕事をせずに試験に専念する多くの受験生がいたということです。
今ではそんな光景も見ることが出来ません。
税理士としての仕事に魅力がなくなったからなのか。
丁稚奉公という業界のスタイルが、今の若者文化にそぐわなくなったからなのか。
かたくなに変わらない合格率の低さからなのか。
理由はわかりませんが、とにかくこの業界を目指す若者の数が減少しています。
税理士も人を大事にすべきである
受験生時代の友人から聞いたエピソードがあります。
税理士試験5科目に合格したその友人は、試験合格後に所長税理士に報告したところ、「昨日の君と、今日の君は何も変わっていないよね?
だから待遇は何も変わらない」と言われたそうです。
組織が維持出来るのは、縁の下の力持ちである従業員さんの頑張りがあってのことです。
「おめでとう」のひと言でもあれば、それからの仕事に対する意気込みもまた違ったものになっていたでしょう。
お金や組織が残っても、人が残らなければ繁栄は続かない
ひととき儲けてお金を残しても、いずれはなくなります。
完璧な組織を作りあげても、その組織を構成するのは「人」であり、人がいなければ、先人の生き方は伝承されません。
創業者一代が未来永続に続くわけではないので、どこかで後継者に引き継ぐことが必要になります。
わたしも、大きな組織を目指すことはありませんが、いずれは誰かに引き継ぐことになります。
人は一朝一夕に育つわけではありません。
また、せっかく育てた後継者が違う道に進むこともあるでしょう。
しかし、心の底から愛情を持って育てた人材であれば、いずれは花が開き、成長してくれることでしょう。
その頃には、お金や組織も少しはついて来ているはずです。
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