税理士試験合格テクニック。法人税法合格まではすべてを捧げよう<No 60>
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税理士試験 最難関
難関の税理士試験の中で、もっとも合格が難しいとされるのが、「法人税法」です。
税法科目の中での受験者数は、消費税法に次いで2番目ですが、受験者の「質」が、圧倒的に異なるでしょう。
最難関の理由
一般に、会計科目の簿記論・財務諸表論を入口科目とし、これらに合格した人達が、選択必修科目の「法人税法」合格を目指します。
よって、会計科目の受験者は、受験初心者でありますが、法人税法の受験者は、合格率10%をくぐり抜けた方たちです。
理論(条文)の数
法人税法の理論の数は、90題を超えます。
(大原理論サブノート参照)
- 所得税法 68題
- 相続税 57題
- 消費税 47題
- 固定資産税 24題
- 酒税 20題
半端ないです…
理論の傾向
もともと、税法理論は、専門学校が条文を要約したもの(理サブ、理マス)を丸暗記して、その覚えた条文を書くだけでした。
ですので、一時一句暗記していれば良く「覚えた理論の数」と「速記の速さ」が合格を左右しました。
これは、内容を理解していなくても、勉強時間を多くとれる学生にとって有利であり、仕事をしながらの社会人にとっては、不利な内容でした。
そんな状況を変えるためなのか、55回の植田卓試験委員より、度肝を抜かれる内容に変わりました。
- ベタ書きがなくなる
- 事例問題で頭をつかわせる
- 理論で計算をさせる
- 計算で理論(記述)をさせる
- 問題用紙が増える
当時は、もはや専門学校にいっても対応できないと嘆いてました。
ベタ書きがなくなった今となっては、関係ない話かもしれないですね。
法人税法攻略のカギ
受験生時代、多くの法人税法合格者を見てきました。
その中で、気づいたことは、圧倒的な成績上位者よりも早くに合格する人の傾向がありました。
判断が早い
この方たちは、成績上位者のような、知識の裏付けはなくても、とにかく判断が早いのです。
そのため、判断を間違えれば即アウトになるのですが、自分なりの判断の法則を事前に決めているために、極度の緊張状態の本試験でも、次から次へと問題をこなすことが可能になります。
もちろん、飛ばすこともこの中に入ります。
要は、本試験で悩まない、自分なりの哲学を事前に確立しているのです。
速さと、きれいさは反比例する
ベタ書きがなくなったとはいえ、合格率は変わらないので上位10%に入る必要はあります。
よって、「書く速さ」の必要性が健在です。
速すぎると、字がくずれて読んでもらえないリスクは生じます。
その兼ね合いが難しいですが、早期に合格する方は、
- 速さは 8
- 字の大きさ 10
最大10
速さを最大まであげることはせずに、字が大きいのが特徴的でした。
勿論、字を大きくすれば、その分書く量も増えることから不利なのですが、速さを少し落とすことにより、字を大きくすることを可能にしていました。
私も、「速くかつ大きく書く」ように心がけた2年目に合格しました。
それまでは、より速く書くために、字を小さくしていました。
合格には、「速さときれいさ」の絶妙なバランスが必要です。
合格への道
合格に必要なことは、まず、成績上位3割に入ること。
これで、合格率は50%です。
3割に入った後は、より上位を目指すのではなく、ベクトルを変えます。
本試験でより速く、より多く、より正確に解くことを心がけます。
本試験、死に物狂いで書きまくり、頭をフル回転させました。
試験終了後、脱水症状に近い状態で、会場を出たのは一番最後でした。
平成23年度、その年の法人税法に合格しました。
法人税法。
人生かけましょう。それが受験資格です。
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