ミーティングの定型化。毎回しっかり話していれば、決算で慌てない<No 1056>
<セミナー・コンサルティング情報>
)安藤百福像 ラーメン記念館にて
Contents
毎回しっかり話していれば、決算で慌てない
税理士としてお客様の決算を組む場合、年イチか毎月訪問かでの違いはあります。
毎月でなくても隔月など定期的に訪問する場合もあります。
年イチであればお預かりする一年分の資料は、すべて初物なのでイチから確認をとらなければいけません。
その点、定期的にお会いする機会があれば、決算でまとめて聞くということはありません。
普段からきちんと数字を見ていれば、決算であってもいつも通りその月の数字を追えばことは足ります。
決算整理など期末にならないとわからないものもありますが、減価償却費のように事前に概算がわかっていれば、月ごとの数字に分散して織り込んでいます。
結果、決算になって数字が大きく変わることを減らせます。
おかげで、税金が比較的大きくても事前に話しているので、びっくりされることはありません。
特に消費税は赤字でも支払いが発生するので、毎月積立ていただくようにしています。
毎回、訪問時にしっかり話していれば、決算で慌てることはありません。
定型化+新しいネタを織り込む
ミーティングの定型化
毎回、ミーティングが終わったら次回のミーティングリストをつくっています。
ベースとなるものは定型化してコピーし、終えたミーティングで発生した課題を次回のリストに加えます。
こうしておけば次回のネタがなくなることはありません。
毎月の定型化した内容といえば
- 世間話
- お困りごとのヒアリング
- 推移の月別損益計算書で実績報告(B/Sはキャッシュフロー表で)
- 過去3年の月別売上推移表で実績報告
- キャッシュフロー表で予算と実績報告
- PCチェック
- 質問事項に答える
- 前回からの気付きや新しい課題をお知らせ
定型化リスト+新しい課題でも十分ですが、毎回一つや二つは新しいネタを織り込むようにしています。
そのための常時インプットは欠かせません。
- 新しい見せ方
- 新しい伝え方
- 新しいツール
反応が良ければ、次回以降の定型化リストに加えます。
イマイチなら改良して精度を高めます。
新しいネタを織り込む
最近取り入れたのは、予実管理のためのキャッシュフロー表を2年分つくることです。
これまで、キャッシュフロー表は1年分のみお渡ししていました。
1年のみでも期首直後であればこの先1年、半期であれば半年先までの数字がわかります。
しかし、決算近くになると残り数ヶ月しか先のことがわかりません。
翌期以降、役員報酬を減額する、家賃が下がるなどの予定がわかっているのであれば、
半期を過ぎたあたりから当期と翌期の2年分を作ることで先が見え安心感が持てるようになります。
実際、お客様と翌期の数字の話になった時、キャッシュフロー表を2年分用意してお見せしたところ喜ばれたことがありました。
当期の結果を踏まえて、翌期の予想を事業年度が始まる前につくっておく。
精度の高さにこだわらず、とりあえずつくってみることから始めてみます。
<編集後記>
昨日の水曜日
4時30分起床後ルーティン
午前中、セミナー動画・音声編集、サーバー更新、ブログ執筆
午後から、お客様先にて決算打ち合わせ
今月初めて電車に乗りました。
マスク着用とソーシャルディスタンス以外は、コロナ前と変わりません。
電車内での長い座席にて。
まず、両サイドが埋まり、次に真ん中が埋まります。
その後、それぞれの空いたところが埋まるのかどうか。
結構埋まったので、「そうなんだぁ」と。
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