eLTAXからのお知らせ:特別徴収税額通知の格納メールが届いたときの対処法<No 1238>
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)PCdesk(DL版)
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行きはよいよい帰りは怖い
給料支払報告書を電子で提出できるようになってから、毎年1月の印刷部数が格段に減りました。
紙の頃は、末日ギリギリまで待って、各市町村へまとめて提出していましたが、今はその必要はありません。
提出(スタート時)が楽になったのは嬉しいのですが、その後の、
- 税額通知
- 税額確認
- 支払い
といったゴールまでの導線は逆にわかりづらくなりました。
理由は、
- 電子と書面が混在
- 税理士・会社経理に周知されていない
- eLTAXサイトとPCdeskの分離
- PCdeskにWEB版とダウンロード版の2種類がある
といったことがあるからです。
スタート時の提出が電子になっても、税額通知が紙で届いているときは、そこまで煩雑ではありませんでした。
1月末までに提出し、5月から6月にかけて通知書が特別徴収であれば事業主に、普通徴収であれば社員の自宅宛に送られます。
事業主・社員は通知書に同封された納付書を使って支払えばいいわけです。
ただ、電子で提出した場合、通知書は送られてきません。
送られてくるのは、こういったメールのお知らせのみです。
税額が記載された通知書は、自分でネットを通じて取りに行かなければいけません。
「行きはよいよい帰りは怖い」ではないですが、提出するのは比較的容易ですが、通知書を受け取り、税金を支払うまでの工程はネットに慣れていないと困難を極めます。
eLTAXからのお知らせ:特別徴収税額通知の格納メールが届いたときの対処法
給与支払報告書の提出後、従来であれば「特別徴収税額通知」が事業主宛に紙で送られてきました。
今は、電子と書面(紙)を選ぶことができます。
電子と書面(紙)の選択方法
給与支払報告書を提出するときに、総括表の下に受取方法の選択表示があります。
- 電子のみ
- 書面のみ
- 電子と書面の両方
電子に正本と副本がありますが、正本は電子署名あり、副本は電子署名なしのデータになります。
電子署名があるとオンライン化法で法的効果があります。
電子データのみで提出してしまった場合
ネットに慣れていない人でも、書面や書面と電子のダブルで受け取っていれば問題ありませんが、電子データ(正本)の電子のみにしてしまった場合、通知書を見るにはやや煩雑な作業が必要になります。
そういう意味では、慣れるまでは、電子と書面のダブルで受け取っておいた方が良いですね。
さきほどのメールには、通知書のダウンロードに必要な「保護番号」が記載されています。
電子のみの場合だと、安易にメールを削除しないようにしましょう。
電子で提出した場合、通知書はeLTAXのサイトから「PCdesk(DL版)」をダウンロードしなければなりません。
eLTAXのサイトから直接できる手続きは限られており、
- PCdesk(WEB版)
- PCdesk(DL版)
を必要に応じて使わける必要があります。
PCdesk(DL版)をダウンロード
ダウンロード版を利用するには、WEB版にログインしてダウンロードします。
WEB版を利用するには、eLTAXのID・パスが必要です。
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DL版のダウンロードについてはこちらから
DL版はMac非対応で、Windowsのみ対応です。
PCdesk(DL版)で自社の登録
DL版のダウンロードが完了したら、DL版を立ち上げます。
PCdeskと書かれたアイコンをクリックします。
次へ進むと、利用者の選択画面になります。
「新規作成」からeLTAXで取得したID、利用者氏名を入力して登録します。
ID・パスワードが発行されている時点で、eLTAXサイトとPCdeskのWEB版の利用は可能ですが、
さらにDL版を利用するために、自分のIDを登録するような感じです。
登録が完了したら、自社を選択してなかに入っていきます。
PCdesk(DL版)で特別徴収税額通知の受け取り
なかに入るとWEB版と似たような画面になりますが、微妙に項目が異なります。
通知書を見るには「処分通知等に関する手続き」から入ります。
「処分通知等メニュー」から通知書をダウンロードして閲覧することができます。
1回で閲覧することができず、
- 先にデータをダウンロードして
- 後から表示させる
段取りです。
このあたりは煩雑で、言葉遣いもわかりづらいのでなんとかして欲しいところです。
PCdeskのWEB版で、ダイレクト納付するときも二度手間だったので、それと似ています。
eLTAXのPCdeskで個人住民税をダイレクト納付<No 1187>
照会・ダウンロード
まずは、上段にある「処分通知等の照会・ダウンロード」から通知書をダウンロードします。
ここでチェックボックスにチェックを入れ、「ダウンロード」します。
ダウンロードしたデータは、あくまでデータです。
パソコンに格納されたデータを開いても、通知書を閲覧することができません。
通知書の中身を見るには、さきほどの画面に戻り「取り込み・表示」の手続きが必要になります。
取り込み・表示
通知書の中身を確認するには、「処分通知等の取り込み・表示」からなかに入ります。
ここから、閲覧したいデータにチェックを入れて、下にある「明細表示」をクリックすると、特別徴収税額通知が表示されます。
印刷することもできます。
まとめ
給与支払報告書の提出は、eLTAXが使えるようになって便利になりました。
ただ、スタートは良くても、ゴールまでの導線がイケてません。
eLTAXサイト・PCdesk(WEB版)、PCdesk(DL版)と利用者側に判断させる場面が多すぎます。
DL版は廃止しWEB版と統合してもらい、eLTAXとの連携をスムーズにしてもらえると利用される方は増えると思うのですが。
<編集後記>
5月18日火曜日
2時20分起床後ルーティン
3時から7時まで仮眠
午前中、税理士業務
午後、昼寝をしてからブログ更新
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