SquareとStripeを比較。サイトにクレジット決済を構築するならどっち<No 1646>
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お客さまの利便性を考える
キャッシュレス決済が増え、現金を扱う機会が年々減っています。
ブログやHPのような自分サイトを構築すると、現金払いはなくなりますが、銀行振込1本だと、お客さまにとっての利便性に欠けるのかなと。
カード決済は、手数料が引かれて入金されるので、売り手としては痛いのですが、お客さまの利便性を考えると備えておきたいところです。
私が今、自分サイトで利用しているのが、SquareとStripeの2つです。
今日は、これらのシステムについてお伝えします。
SquareとStripeを比較。自分サイトにクレジット決済を構築するならどっち?
カード決済システムには、SquareやStripeのほかにもPayPalがあります。
PayPalは、お客さまがPayPalアカウントをつくる必要があったので使いませんでした。
(今現在は、必要ないのかもしれません)
Square
最初に利用したのがSquareです。
きっかけは、HPからのお問い合わせがあり、お申し込み時にお客さまからカード決済のご要望があったから。
そのときは、銀行振込一本でしたので、早急にカード決済の仕組みをHPに構築することに。
Square請求書ならウェブサイトへの構築なしで、カード決済ができる<No 661>
目に止まったのがSquareでした。
Squareといえば、Twitter創業者のジャック・ドーシーが設立した会社です。
そのTwitterを、先日買収したのが、同じくカード決済事業者であるPayPal創業者のイーロン・マスクという面白い構図ができています。
2018年当時、Squareは、カード決済システムを自分のサイト内に構築するのではなく、
Squareのサイトからお客さまへメールを送るシステムでした。
(私が他の方法を知らなかっただけかもしれませんが)
送られたメールに記載されたリンクをお客さまがクリックすると、カードデータを入力し決済ができるという仕組みです。
Squareだと、自分サイトを管理するWordPress内でカード決済システムを構築する手間はありませんでした。
流れとしては、こんな感じです。
- お問い合わせアリ(お客さま)
- ご案内をメールで送信(私)
- Square決済メールを送信(私)
- 決済(お客さま)
- 決済完了後、サービスのご案内(私)
お客さまからの問い合わせの後、私のアクションが2つ。
サービスによっては、お申し込みフォームに「決済方法」を選択するメニューを入れていないことがあり、決済方法を聞くことで私のアクションが3つになっていました。
カード決済ができるとはいえ、やや原始的なので、次に利用したのがStripeです。
Stripe
Stripeは、Stripeでアカウントを作成したあと、WordPressと紐付けます。
WordPressだと「WP Simple Pay Lite」というプラグインがあるので、これを利用すればいいでしょう。
詳細については、過去記事をご覧いただければ。
STRIPEのカード決済をブログやHPに構築する場合の注意点<No 1103>
Squareだと、サービスメニューはSquareのアカウントで管理します。
Stripeは、WP Simple Pay Liteで管理します。
)WordPress プラグイン WP Simple Pay Lite
Payment Formsで、自身がつくったカード決済メニューの一覧が見れます。
メニューの編集ボタンから、カード決済画面をつくっていきます。
「General」
- Title・・・サービスメニュー
- Type・・・最初のままで
- Payment Success Page・・・Specific Page(固定ページ)
「Payment」
金額を変えるだけで、あとはデフォルト(初期画面)のままで大丈夫かと。
サブスクも利用できます。
)WP Simple Pay Lite Payment
「Form Fields」
「Button Text」で、カード決済ボタンに表示されるテキスト(文字)を記載します。
「Button Processing Text」で、決済中に表示されるテキストを記載します。
) WP Simple Pay Lite Form Fields
Stripe Checkout
カード決済画面で表示される画像を登録します。
なくてもいいですが、あったほうが、お客さまにとっては安心かなと。
) WP Simple Pay Lite
その他の項目は、デフォルトのままでも機能します。
Stripeを自分サイトに構築するのは、半日か丸一日か、それなりに手間がかかります。
出来上がったあとも、サービスが増えるごとに、上で挙げた登録が必要です。
Squareでリンク貼る
Squareの導入当初はメールをお客さまに送るシステムでしたが、改良された今は、サイトにボタンやリンクを貼ることができようになりました。
Stripeでは、WordPress内でサービスメニューをつくっていましたが、SquareはSquareアカウントでメニューをつくります。
)Square 商品メニュー
あと、大きな違いは、Squareだと日本語表記であること。
Stripeは、英語表記なので、人によってはとっつきにくいかもしれません。
日本語表記を求めるならSquareのほうがよろしいかと。
Squareアカウントの商品メニューから、詳細の「名前」にサービス名を入力。
)Square 商品を編集
あとは、金額を入力し。
)Square バリエーション
最後に、「オンラインチェックアウト」メニューをオンにすれば、サービス購入リンクができます。
)Square オンラインチェックアウト
コピーしたリンクを、自分サイトのサービスメニューに貼り付ければ完了です。
リンク以外にも、QRコードや購入ボタンも利用できます。
)Square お会計リンクを共有
「購入ボタン」は一度、導入を試みましたが、使いづらかったので断念。
「購入ボタン」をつくるならStripeのほうが見栄え良くできます。
私はHPのサービスメニュー表示に、リンクを貼っています。
両方使ってみて、Squareは簡素すぎるので、最初の頃は「大丈夫か」と心配になったものです。
その点、Stripeは強固なつくり(に見える)ので安心かなと。
ただ、Squareでリンクが貼れるようになってからは、Stripeで英語表記を見るのが億劫になりました。
理解できないわけじゃないですが、「これで良かったっけ?」と既存のサービスメニューでどう設定したか確認する手間が増えたので。
自動返信メールと組み合わせると、入金まで一気通貫で完了します。
寝ているあいだに決済されていることも。
メルマガ配信サービス、オートビズで自動返信メールをつくる<No 1584>
使い分けるのもおすすめ
クレジットカード決済のStripeとSquareについてお伝えしました。
それぞれ、メリットとデメリットはあるのですが。
実際に導入してみて、使いやすいほうを続けるのがいいでしょう。
とりあえず、Squareからやってみて、なじまないならStripeへと。
私のように、HPはSquare、ブログはStripeと使い分けるのもおすすめです。
<編集後記>
1月18日 水曜日
5時44分起床、メルマガ執筆、確定申告、HPカード決済改善。
午後から税務ミーティング・確定申告で訪問、申告お申し込み対応(譲渡)。
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