GoogleのAIチャット「bard」とChatGPT・AIコパイロットを比較＜No 1723＞

）bard by Google

Googleへの期待感

先週、5月11日にGoogleからAIチャット「Bard」の日本語版が発表されました。

これまで、AIチャットといえば、ChatGPTが先行し、その後、MicrosoftからbingのAIコパイロットがリリース済みなのは皆さんご承知かと。

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後追いなので、ChatGPTが出たときほどのインパクトはありません。

AIチャットは、実際に使ってみたものの、利用用途がわからずに、従来の検索エンジンに戻ったかたは多いでしょう。

実際、私もChatGPTの有料版は解約し、AIコパイロットをたまに使う程度です。

とはいえ、天下のGoogleですから、「なにかやってくれるのでは？」という期待感を持って触ってみました。

bardとChatGPT・AIコパイロットを比較

bardのトップ画面は、bingのAIコパイロットよりもChatGPTよりの簡素なつくりです。 

ChatGPTだと、OpenAIのトップ画面からChatGPTへ移る必要がありましたが、bardは検索から飛んだら直接入ることができます。

）bard

このあたりは、先行２つよりも簡素なつくりです。

Google特有のダークモードとライトモードに調整できます。

トライアスロンについて聞いてみると、こんな感じです。

）bardによる回答

遺産分割についても聞いてみました。

）bardによる回答

最後に、望遠レンズの使い方について。

）bardによる回答

回答までのスピードはChatGPTのGPT-3.5よりも速く、AIコパイロットと同じくらい。

10秒程度でほとんど待ち時間はありません。

回答内容が箇条書きで見やすいのは３社とも変わりなく。

３つのうち、引用元のリンクが表示されるのはAIコパイロットのみ。

AIコパイロットでそのリンクをたどると、質問の本筋から外れた内容が書かれていたりするので、引用元はあったほうがいいかなと。

引用元のサイト保持者からすると、タダで知らないうちに自分サイトの情報がとられるわけですから、今後は引用元の表示が義務付けられる可能性はあります。

Googleドキュメントと連携

bardから得られた回答は、Googleの他のアプリと連携させることができます。

回答の下にある上矢印のボタンを押すと、GoogleドキュメントとGmailへ回答内容が飛びます。

）bardからの連携

Googleドキュメントへ連携させるとこんな感じです。

）bardからGoogleドキュメントへ連携

私の場合、テキストだとGoogle keepかEvernote派なのでGoogleドキュメントは使いません。

Googleドキュメントを使われるかたであれば、利用価値はあるのかなと。

Gmailと連携

bardからの回答は、Gmailとも連携できます。

回答の下にある上矢印のボタンで、「Gmailで下書きを作成」を押すと起動したGmailの新規メールにbardの回答を表示してくれます。

AIチャットから得た情報をそのまま人に伝えるのは個人的にはないかなと。

事前の下調べで使ったとしても、メールは自分の言葉で今後も書くつもりです。

GoogleドキュメントにしてもGmailにしても、コピーアンドペーストするのと変わらないので、今後の新機能に期待します。

総評

• スピード・・・５
• 使いやすさ・・・４
• 見やすさ・・・３
• 連携・・・？
• 料金・・・５

bardが無料で利用できるとなると、ChatGPTならではの機能がなければ（有料版の）GPT離れが進むのではないでしょうか。

Microsoft vs Google

Googleから発表されたAIチャットのbardについてお伝えしました。

ChatGPTのあと、AIコパイロットへ乗り換えましたが。

bardの現状を見る限り、今後もAIコパイロットかなと。

今後は、AIコパイロットとOffice各種ソフトとの連携 vs bardとGoogleアプリのさらなる連携の勝負になるのではないでしょうか。

＜編集後記＞
5月12日 金曜日
5時30分起床、メルマガ更新、ラン10km、Timesカーシェアでクルマにバイク搬入。
午後からYou Tube編集・アップ、ブログ更新。

5月13日 土曜日
6時起床、メルマガ更新、勝尾寺ヒルクライム＆北摂周遊バイク練73km。
午後からワールドトライアスロン横浜を観戦。

5月14日 日曜日
6時50分起床、メルマガ更新、南紀白浜トライアスロンの準備。