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対話AI、Microsoft bingのAIコパイロットはChatGPTを脅かすのか?<No 1693>

yujiro

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bingにChatGPTのAI機能が取り込まれる

ChatGPTの新バーション、GPT-4がリリースされてから、多くのIT企業が自社サービスに取り入れると発表しています。

なかでも、ChatGPTの生みの親であるOpenAIと資本提携したMicrosoftの躍進ぶりは目をみはるものがあります。

先日、Microsoftから自社のポータルサイトbingに、ChatGPTのAI機能を取り込むことが発表されました。

メディアによるとポータルサイト上の検索機能のなかに、ChatGPTを取り入れたAIチャットを設置するとのこと。

昨日、一昨日とChatGPTについて記事にしたばかりの私にとっては、一息つく暇もありません。

有料版 ChatGPT PlusのGPT-4でブログを書いてみた<No 1691>

AIで税理士がなくなるのか?ChatGPT PlusのGPT-4で税金の計算を聞いてみた<No 1692>

とはいえ、こうしたことは頭がフレッシュなうちに手を付けておくほうが懸命です。

さっそく、bingのAIコパイロットを試してみました。

対話AI、Microsoft bingのAIコパイロットはChatGPTを脅かすのか?

ChatGPTのおさらい

ChatGPTは、OpenAIが開発した対話型AI搭載のチャットボットです。

2022年11月に初号機がリリースされ、現在の最新版はGPT-4。

それぞれ、

  • GPT-3.5(レガシー)無料
  • GPT-3.5(デフォルト)有料
  • GPT-4 有料

となっています。

ChatGPTのアカウントをとれば、GPT-3.5 レガシーなら無料で利用できます。

有料版を使うには、自身のアカウントからクレジットカード決済でChatGPT Plusに加入します。

3/29現在20ドル、1ドル130円換算で2,600円ほど。

詳しいことは、こちらの記事をご参照ください。

有料版 ChatGPT PlusのGPT-4でブログを書いてみた<No 1691>

AIで税理士がなくなるのか?ChatGPT PlusのGPT-4で税金の計算を聞いてみた<No 1692>

bingのAIチャットへの入り方

これまでポータルサイトは利用せず、検索のみGoogle Chromeを利用していました。

そのため、bingを利用したのは、これまで数回程度。

bingはMicrosoftが提供しているので、メインPCのMacBook Airではなく、MicrosoftのWindows機サーフェスで試すことに。

まずは、bingで検索してみます。

)bing

 

すると、これまで通り、普通の検索結果が表示されます。

)bingでの検索結果

ここで気づいたかたもおられるかと。

「検索」の表示の右に、「チャット」の記載があります。

これをクリックすると、bingのAIコパイロットが利用できるようになりました。

「bingにAIが搭載されたの?」の質問に、「はい〜」と答えてくれています。

)bing AIコパイロット

上へスクロールすると、「AIを利用した〜copilot(コパイロット)」と表示されています。

)bing AIコパイロット

bingのAIコパイロットを利用したチャットにさっと入ることができたのは、以下の要件がクリアされていたからです。

  • Microsoftのウェブプラウザ「Edge」がインストール済み
  • Microsoftアカウントのログイン済み

この2つがクリアされていれば、現在、bingのAIコパイロットが無料で利用できます。

試しに、MacBook AirのGoogle Chromeから入ってみると、次の表示になりました。

「チャットにサインイン」は、Microsoftアカウントのことで、このあと、Edgeのインストールを勧められて、進んでいけばMacでも利用できます。

最初に、Microsoft365のユーザーなら優先利用できるのかと思ってコパイロットに聞いてみたところ関係ありませんでした。

bingのAIコパイロットとの対話

bingのAIコパイロットを使って対話してみました。

「フリーランスとして独立するには何が必要ですか?」に対してだと。

15秒程度で答えてくれました。

)bing AIコパイロットによる回答

スピード、日本語表記、起承転結の精度は想像以上でした。

同じ質問を、もう一度リクエストしてみると。

今度は箇条書きにしてくれました。

)bing AIコパイロットによる回答

法人だと地方も届け出が必要ですが、個人は税務署だけでいいので、2つめの回答はモヤッとしますが。

それでも、ChatGPTに比べると格段に見やすくなっています。

123の数字は、引用元のウェブサイトの表示です。

数字にカーソルを当てると、引用元サイトを教えてくれます。

文章にカーソルを当てると、複数の引用元サイトを同時に表示してくれます。

)bing AIコパイロットによる回答

さらに、追加の質問例が下のほうに表示されるので、そこをクリックすれば、さらに深堀して聞くことができます。

下の画像は、「フリーランスとして働くデメリットは何ですか?」と表示された質問例をクリックしたときの解説です。

回答の下を見ると、さらなる質問例が。

)bing AIコパイロットによる回答

質問例が数珠つなぎであるので、キーワードを考えることなく、自身の問いを深掘りすることができます。

このあたりは、OpenAIのChatGPTにはなかった機能です。

さらに、質問に対する回答に緩急をつけることもできます。

)bing AIコパイロットによる会話スタイル選択

ChatGPTとの比較

同じ質問をChatGPTにもしてみました。

)ChatGPT デフォルト GPT-3.5による回答

いかにもAIが自分で考えて、ネット上のデータから掻い摘んで選んだような文章です。

途中で止まることも多く、bingのAIコパイロットのあとに使うと、その差は大きいと感じました。

とはいえ、それぞれに一長一短あるのかなと。

ChatGPTだと、プログラミングのコードを書くのは得意ですが、AIコパイロットは苦手です。

AIコパイロットは、1つの文章をまるごと1つのサイトから持ってきているので、全体として不自然なところがありません。

検索がより効率的になったはAIコパイロットであり、より高度なことをより深掘りできるようになったはChatGPTなのかなと。

AIコパイロットにもChatGPTのAI機能が入っているので、元はどちらも一緒なのですが。

金ピカのフェラーリがAIコパイロットで、同じエンジンだけどむき出しで走ってるのがChatGPTかなと。

動画でもお伝えしていますので、よろしければご覧ください。

)You Tube 対話AI、Microsoft bingのAIコパイロットはChatGPTを脅かすのか?

Edgeがどこまで追い上げるのか?

bingのAIコパイロットが利用できる条件は、

  • ネットプラウザをMicrosoft Edge にすること
  • Microsoftのアカウントを持っていること

の2つです。

アカウントがあれば、ChatGPTの有料版のようにお金を負担することはありません。

このあたり、Microsoftの戦略は上手いなと。

OpenAIとMicrosoftは資本提携しているので、決して敵同士でないのですが。

1.3兆円とも言われる投資額からすると、OpenAI側は、もうイグジットしたようなもの。

一方、Microsoftは、自社プラウザEdgeのシェアが、現在の10%以下からどこまで上がるのか?

このままいけば、Google Chromeに近づくんじゃないかなと。

ここ数年Chromeだった私がMacにEdgeを入れたぐらいなので。

今後もいろいろと楽しみです

<編集後記>
3月28日 火曜日
5時45分起床、メルマガ執筆、Kindle執筆、相続メニュー改善。
午後からブログ更新。
夜はコロンビア戦をテレビ観戦。

昨日の午後から娘が妻の妹家族の家にお泊り。
今日、帰ってくる予定でしたが、今度は、妻の実家へ連泊。

コロンビア戦観戦中に、「とうちと話したい」とLINEで通話。

幼いいとこをお守りするお姉さん役の使命感に燃えていました。

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