その1行に救われる。多読を楽しむコツ<No 811>
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)ロルフ・ドベリ『Think Clearly』
Contents
ハードルを下げる
多読を始めたのは、2016年の4月からです。
その前月に大学院を卒業したので、15年ぶりに気兼ねなく読書する環境を手に入れました。
はじめの頃は内容よりも1冊読み終えることにチカラが入っていましたが、
今は、内容も入れつつ強弱をつけて読めるようになりました。
よく「どうやって本を選ぶのか?」を聞かれることがありますが、
読む本を厳選するよりも、選んだその本に懸ける想いを少し和らげます。
手にとって「いいな」と感じた本は読む。
- 表紙のデザインが良かった
- 目次を見て興味が湧いた
- パラパラめくって興味深い見出しを見つけた
これくらいで構いません。
購入へのハードルを上げてしまうと、その本から得られたであろう
発想や気付き、そこから生じる自身の行動を失ってしまいます。
先日読み終えたこの本なんかは、最初の1ページ目で既に目的を達成しています。
セールスマンが完璧なセールストークができるようになるのは、
セールス方法の研究を通してではなく、話術を何度も磨き上げ、数えきれないほど断られた経験があってこそ。
ロルフ・ドベリ『Think Clearly』(2019年、初版、サンマーク出版)
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
この一文は、自分が今欲しい言葉そのものでした。
新しく始めたサービスをどうやって売ればいいのか試行錯誤
しているときだったので、そのハードルを下げてくれました。
自分にとっては、最初の1ページを読んだだけでこの本を買った価値があったのです。
その1行に救われる。多読を楽しむコツ
多読を始めて3年経ちましたが、これまで速読はしていませんでした。
やろうと思っても視線の動きに脳の解釈が付いていかないので、
内容が頭に入って来ません。
ただ、これまですべての文字を心で音読していたのですが、
最近になって音読に「目に映す」が加わるようになりました。
「目に映す」は写真に撮るように、文字を絵で理解します。
自分のやり方としては、
- 平仮名は音読
- 漢字・熟語・英語は「目に映す」
ような感じです。
平仮名は、1文字1文字に意味がないので、言葉になるまで読まなければなりません。
しかし、漢字の場合、漢字そのものに意味があるので
目に映すと脳にその言葉の意味が入ってきます。
熟語や長い漢字の羅列、英語なども同じ要領で目に映します。
すると、音読する箇所と目に映す箇所を自然と分けて読むようになるので、
ゆっくりながらも斜めに読めるようになりました。
やはり、すべてを心で音読していると、実際に声に出して読んでいるのと変わりません。
部分的にでも目に映すとスピードは断然あがります。
また、自分の興味があるところは深く意識しながら読む。
逆に興味のないところや既に知っている流して読む。
緩急をつけて読むとスピードが上がるので、時間を有効に使うことができます。
思い込みを捨てる
「本を読むには時間がかかる」という思い込みがあると、
本を手に取る機会も減りますし、読書そのものも楽しめません。
- 「目に映す」でスピードを上げて、緩急をつける
- 光る一文が見つかればそれでok
読書のハードルを下げてみると、楽しみも広がります。
<編集後記>
4時55分起床後ルーティン
午前中、家族で買い物へ
午後から、ブログ執筆
妻が連休前から風邪になり、妻の実家への泊まりは延期になりました💦
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