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キャッシュフロー表で決算時の手元資金を把握する<No 1117>

 

将来キャッシュを把握していますか?

普段きちんと帳面をつけている方でも、事業上の数字をきちんと見るのは確定申告のときくらい、
といった方も多いのではないでしょうか?

売上と預金残高くらいはわかっていても、実際の利益がどれくらいなのかわからない。

税理士に財務を委託している場合だと、毎月や数ヶ月ごとに試算表をつくって売上と利益くらいはわかっているかもしれません。

ただ、試算表だと決算時にどれだけお金が残るのか?

このあたりまで予測するのは難しいものです。

また、試算表止まりだと、

なぜ、利益とお金の残高が一致しないのかわからない

といったことがあります。

これに対して税理士側も、「なぜ一致しないのか」その差異を紐解いて伝えれば良いのですが、
勤務時代の私にはそこまでの知識も伝える余裕もなく。

事務所としても、将来キャッシュ(未来のお金)の残高まで伝えられる体制はつくっていませんでした。

こういった状況を克服しようと、今はキャッシュフロー表をつくって将来キャッシュをお客様に伝えています。

<セミナー情報>

キャッシュフロー表で決算時の手元資金を把握する

試算表や決算書は、あくまで税務申告に必要なものであって、事業に大切なのはお金の流れを知ることです。

お金の流れが滞ってしまうと、商品の仕入れや経費に充てるお金がなくなってしまいます。

お金の流れがわかっていると、将来キャッシュの残高を予測することができるようになります。

キャッシュフロー表で将来キャッシュを把握する

お客様から資料をお預かりし、そこから税務の数字(試算表)を作り上げていきます。

お客様が会計ソフトを利用されている場合はデータだけをいただきます。

試算表は、

  • 売上
  • 仕入
  • 経費
  • 利益

まではわかりますが、その後のお金の流れがわかりません。

お金の流れを把握するために、試算表の利益からキャッシュフロー表を作り上げていきます。

私は所属している日本キャッシュフローコーチ協会から提供されたExcelのキャッシュフロー表を利用しています。

通常、税理士とのやり取りで把握するのは過去から現在地までの数字であって、
将来の数字を予測することまではやりません。
(やられている方もいらっしゃるとは思いますが)

新たな年度が開始したら、決算までの予測をいかにたてられるかは重要です。

キャッシュフロー表を利用して予算をたてると決算時にどれだけのお金が残るのかが見えてきます。

予算とはいえ、こうした数値を知っているのといないのとでは安心感が違います。

事前に数値を把握できると、スムーズな動きがとれるようになります。

ブロックパズルでお金の流れを見える化する

キャッシュフロー表は、お金の流れから将来キャッシュまでを把握することができます。

ただ、数字がやや細かいので、もっとわかりやすく絵をつかって説明することがあります。

私が利用しているのは、お金のブロックパズルです。

このブロックパズルだと、キャッシュフロー表を見なくても大事な数字だけを把握することで、
事業の全体像が見えてきます。

ブロックパズルは、

  • 売上から変動費を差し引いて粗利益をだす
  • 粗利益から固定費を差し引いて利益をだす
  • 固定費は人件費とその他の経費にわける

といった仕組みです。

このブロックパズルは、試算表の損益計算書の数字を当てはめていくと出来上がります。

ブロックパズルのその先

ただ、正方形のブロックパズルでわかるのは利益までの数字です。

これだけではお金の流れがわかりません。

そこで、このボックスの右側に、利益までに挙がってこないお金の出入りを付け足していきます。

お客様に説明するときは、ホワイトボードを使って書くのもよし、
Excelで表にしたり、そのシートをPowerPointに貼り付けスライドで説明するのもいいでしょう。

Excelなら1社につき1シート作れば、翌月以降その数字を毎月末の数字に変えていけば、
その年度の将来キャッシュがいくらになるのか分かります。

細かい数字は省略し、こういった大事な数字だけをつかってポイントごとに説明すると、
「わかりやすい」と喜んでもらえます。

(個人だと生命保険積立は、「生活費」のなかに入れます。法人だと生活費は「人件費」になります)

利益にプラスするのは、

  • 銀行から借り入れた
  • 減価償却費
  • 社長から借り入れた

など。

逆に、利益からマイナスするのは、

  • 借入金の返済
  • 社長への返済
  • 生命保険金の資産計上
  • 税金の支払い
  • 生活費(個人であれば)
  • 固定資産の購入

こうやって、利益の先までお金の流れを突き詰めていくと、決算時にどれだけのお金が残るのかわかります。

資金がショートするなら、借り入れの準備をしておかなければいけません。

逆に、資金が余るのであれば社員さんへの賞与や、将来に向けての設備増設などに充ててもいいでしょう。

もちろん、内部に貯めておいて純資産を厚くすることも考えられます。

キャッシュフロー表やブロックパズルを使って決算時の予測をしておくと、ある程度、税金の予測がつくようになります。

税金の予測がついたら、予め積み立てておくと後で慌てることがなくなります。

<サービスメニュー>

将来キャッシュがわかると仕事に集中できる

決算時にどれだけのお金が残るのか。

これがわかっていると、経営が楽になりますし、目の前の仕事に集中することができます。

お金の流れが見えなくて不安だという方は、キャッシュフロー表を作ってみましょう。

<編集後記>
昨日の火曜日
5時15分起床後ルーティン
午前中、紙資料から処理日をスケジュール帳へ記載、信用金庫へ、ブログ執筆
午後から、CFコーチイベントにZoomで参加、ブログの残りを。

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