自分の死後を考えたら、デジタル資産メモをつくっておこう<No 1233>
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自分に、もしものことがあったなら?
2021年のGWは、リンパの腫れによる39℃の熱で、最初から最後まで寝込んでいました。
幸い、日を追うごとに熱は下がり、後遺症はなかったものの、これがコロナで自分にもしものことがあったなら?
病床で動くことはできなくても、考えることはできました。
これまで対策はしてきたつもりですが、突き詰めて考えると手つかずのことがいくつかありました。
そうしたことをカテゴリーごとにお伝えしていきます。
今回はデジタル資産メモについて。
自分の死後を考えたら、デジタル資産メモをつくっておこう
自分が死んだら、困るのは自分でなく家族です。
家族の目線になって、どういったことに困るのだろうか考えてみます。
最初に浮かぶのは死んだ直後のこと。
葬儀・火葬・埋葬・役所への手続き関係。
こうしたことは、見様見真似でなんとかなるでしょう。
もちろん、葬儀屋の選別、葬儀のランク、知らせる人などをエンディングノートへ書いておくとスムーズです。
エンディングノートについては、別の記事にする予定なので、今回は端折ります。
次に大事なのはお金のこと。
入ってくるお金は仕事からがほとんどなので、仕事についてもエンディングノートに書いたほうが効果的でしょう。
デジタル資産メモに記載すべきは、出ていくお金と今あるお金のありかについて。
出ていくお金と今あるお金について、自分以外の家族が100%把握していることは稀でしょう。
まずは、出ていくお金と今あるお金についての存在を家族に知らし、そこへのアクセス方法を伝えるためにデジタル資産メモを活用します。
出ていくお金
出ていくお金を大きく3つに分類します。
- 生活インフラ
- サブスクリプション(月額払い)
- サブスクリプション(年額払い)
生活インフラは、
- 家賃
- 水道光熱費
- 生命保険料
- 社会保険料
- 自転車保険
- 固定電話
- NHK受信料
など、生活に必要なライフラインとなる支払いです。
これらは、残された家族が認識できるものであり、その後の解約も比較的容易でしょう。
家族が気づきにくい出ていくお金として、サブスクリプションサービスがあります。
自分だけ利用し、家族が利用していない場合は、その存在すら知らないこともあるでしょう。
私が利用しているサービス(月額)だと、
- ジム利用料 2,000円(週イチから2回)
- DAZN 1,925円(週イチ)
- マネーフォワード 1,408円(毎日)
- Evernote 1,100円(365日利用)
- Xサーバー 1,100(365日利用)
- メルマガ 1,027円(毎日)
- メルマガ 990円(週刊)
- ラジオ英会話 550円(平日毎日)
- ラジオビジネス英語 550円(平日毎日)
など。
年額だと、
- Amazonプライム年会費 4,900円
- Office365 12,984円
- JDL(会計ソフト)10〜15万円程度
- 全力法人税 21,582円(2年め以降減額)
があります。
ジムは実際に通ってますし、英会話は紙のテキストが送られてくるので家族も知っているでしょう。
それ以外はなんとなく知っていても、そのサービスへアクセスしたことはないでしょう。
解約するにしても、すぐに解約して良いのか、しばらく続けるべきなのか家族にはわかりません。
継続の有無はエンディングノートに書くとして、まずは、そのサービスを利用していることと、サービスへのアクセス方法をデジタル資産メモに記載します。
ID・パスワードの管理
Excelを使ってデジタル資産メモをつくります。
サービス名・ID・パスワードを漏れなく記載し、備考欄には有料か無料かも書いておきます。
新たなサービスが増えたら、その都度更新します。
デジタル資産メモは、Evernoteにデータとして保存しています。
Evernoteは2段階認証を採用しているので、ID・パスワードを入れると私のスマートフォンに通知がきます。
通知された暗証番号を入力しないとEvernoteにログインできない仕組みです。
ただ、このメモデータに家族がアクセスできないと意味がないので、紙で印刷したものを家族に渡しています。
この紙を紛失したり、盗難の恐れもゼロではないので、パスワードはそれそのものを書いていません。
家族が見ると気付けるものに工夫がしてあります。
今あるお金
出ていくお金の管理と同じく大事なのが、今あるお金の把握です。
紙の通帳があれば、誰が見てもわかりますが、ネットバンクだと紙の通帳そのものがありません。
従来のメガバンクや地銀でも、データ管理コスト削減のために紙の通帳を減らすようになりました。
私も動きの多いゆうちょとUFJは紙の通帳をなくしています。
こうした紙の通帳がない金融機関を把握するには、その口座の存在と、ID・パスワードを家族がわかるようにしておく必要があります。
デジタル資産メモには銀行だけでなく、その他の金融資産についても漏れなく書いておきましょう。
- 株式
- 投資信託
- iDeCo
- NISA
など。
特にネット専業の証券会社は、銀行以上にIT化が進んでいるので紙の郵便物がほとんど届きません。
普段から家族に話していなければ、自分の死後に把握することはほぼ困難でしょう。
残された家族が有意義にお金を使えるように、デジタル資産にメモを残しておきましょう。
私の場合、定期的に金融機関と残高を家族に伝えています。
サブスクリプション(定額課金サービス)は定期的に見直してみる<No 1222>
40超えたら「デジタル資産」をメモ。自分の「もしも」に備えておく<No 336>
今ある時間は、タダではない
高熱で寝込んだおかげで、ゆっくり考える機会ができました。
おかげで、普段考えつかないようなことも下りてきました。
もちろん、今すぐ引退するつもりはありませんが、自分が亡き後のことは、考えても考えすぎることはないでしょう。
100%完璧になることはないでしょうが、近づけるようにしていきます。
死を見つめると、今ある時間がタダではないということに、改めて気付かされます。
<編集後記>
5月11日火曜日
6時30分起床後ルーティン
午前中、オンラインミーティング
午後からブログ更新、バイク10キロ&ラン5キロ
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