)撮影スタジオにて
「書き入れ時」の恩恵
30歳を過ぎた頃、二件目の税理士事務所に就職しました。
就職後、以前バイトしていたコンビニのオーナーから、
「夜勤に来ないか」と誘われたので、金曜の晩から土日にかけて働いていました。
タイトルは、その時オーナーに言われた言葉です。
オーナー:「税理士事務所の今の時期は、書き入れ時やな〜?」
私:「仕事は年間通してあるんで、特に書き入れ時というわけでもないっすよ」と。
税理士事務所の仕事は、2月3月だけでなく、年間通してあるもの。
そう言いたかった若かりし頃の私ですが、
それから15年経った今、「書き入れ時」の恩恵をガッツリ受けています。
理想を求めながら、現実で戦う
独立後から、この繁忙期を避けて食べていけるのは、
ビジネスセンスに長けた方
- のれん分けがそこそこあった方
副業による収入がある方
- 運が良かった方
など。
どれも簡単なことではありません。
かくいう私も、特に決まった時期にチカラを入れるのではなく、
「年間を通してマイペースでやっていけたら」なんて理想はありましたが、
現実は、どっさりと「書き入れ時」の仕事を受けています。
そもそも、年間通しての顧問契約や、法人の仕事などを新規で得るには、
ビジネスセンスが求められますし、またタイミングも合わなければいけません。
一方、確定申告のお仕事は単発なので、依頼する側のハードルも低く、
独立したてでも、比較的スムーズに入ってくる傾向があります。
なので、理想に近づくまでは繁忙期で、
ある程度の収入を得るのもひとつの手段だと割り切ります。
食べていくには背に腹は代えられません。
ただし、依頼を全て受け続けていると、遅かれ早かれ自分がパンクします。
なので、ある程度は仕事を選ぶことも大切です。
そして、受けた仕事のなかでも、この先どのように対応していくか決めておきます。
日々、成長しているお客様には、法人化や顧問契約のお話をします。
小規模かつ現状維持のお客様には、申告のやり方そのものを知ってもらい、
のちに自分で申告ができるようになっていただきます。
2018年のe-Taxは、ID・パスワード方式が可能になったことから、
ネットによる申告のハードルも低くなりました。
実際、記帳指導で訪問した90分内で、
e-Taxで提出を済ませた方もいらっしゃいます。
この方法なら、1から10まで税理士が請け負うのではなく、
お客様に数字を固めてもらい、税理士は、最後のアシストをするだけです。
一度できたら、翌年はご本人でも可能ですし、
不安なら、また単発のご依頼をしていただくというサービスも成り立ちます。
お客様側にとっても、申告を丸投げするより安くすめば経費削減になります。
そう考えると、自分次第で仕事のとり方はいかようにもなり得ます。
大事なことは、日々変わり続けること。
理想を求めながら、現実で戦います。
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<編集後記>
5時52分起床後ルーティン
午前中、税務署へ記帳指導の報告
午後から、申告作業を粛々と
夕食後、ブログ執筆
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