簿記論合格テクニック。「時間配分」と「解かない問題」の見極め<No 61>
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解く順番も重要な要素
簿記論の総合問題を解き始めると、
解く順番が話題になります。
- 問1→問2→問3
- 問1or問2の得意な方→問3
- 問3→問1→問2
- 問3→問1or問2の得意な方
人それぞれに好みはあります。
私の場合、
- 初期・・・2
- 中期・・・4
- 合格年・・・1
合格した今だから言えることは、4(問3を先に解く)ことにこだわり過ぎたのが敗因です。
簿記論は、税理士試験歴が浅い受験生が多いので、比較的、問1から解く方が多いです。
そのため、必然的に時間の足りない問3は、最後まで解くことができないので、点数は伸びません。
そんな中、ベテラン上級者が問3から解くと、当然、問3は、成績上位に食い込みます。
問3がダントツに出来て、問1、問2が、まあまあだと、総合上位1割以内に入ります。
しかし、本試験で多くの受験生が、問3をまんべんなく解くことが出来ないのなら、
問3には、配点が、そもそも無い可能性が高いです。
傾斜配点を意識せよ
傾斜配点は、初学者も含めた、皆が出来る問題に高い点数がふられ、
上位者にしかできない問題には、低い点数(もしくは点数が無い)がふられます。
であるとすれば、大事なことは、皆ができる問題を必ず正解する必要があり、
これを落とせば致命傷になります。
問1から解くかたが大多数であれば、必然的に正解すべき問題が問1に多く含まれます。
とすれば、問3をどれだけ他の受験生より圧倒しても意味はないのです。
合格への道
私は、合格の前年まで、問3から解答していました。
問3は余裕をもって、問題に望めるのですが、問1・問2は時間が迫るなかでの解答なので、
当然、焦りが出て、取るべきA・Bランクを一つ二つ逃していました。
解答速報では、その不足分を、問3で充分に補えているのですが、
そもそも問3の重箱の隅には配点がなかったのです。
その翌年、
- 問1・・・20分
- 問2・・・20分
- 問3・・・40分
- 解き忘れているAランク
- 解き忘れているBランク
の順番に解きました。
このとき、問3を解いた時点で、「合格」を確信しました。
問1 17問中 正解10問 正解率 58.8%
問2 14問中 正解5問 正解率 35%
問3 40問中 正解10問 正解率 25%
トータル 71問中 正解25問 正解率 35%
一目瞭然ですね。
簿記論。
皆ができる問題をもれなく確実にとることが、
合格への近道です。
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